ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ホビットに優しいレゴラスのことなど

2005年06月29日 | 指輪物語&トールキン
さて、現在原作読書5回目の途中なわけですが、なんだか毎回視点が違うよなあと。
5回目の今回は、やけに映画と比べながら読んでしまっているなあと思います。
4回目を読んでいる途中でRotK公開になって、「王の帰還」は映画見たあとに読んだのですが、それでも映画を全部観終わってから最初から読むのは今回が初めてだからかもしれません。RotK SEEを見てからは間違いなく初めてでしたし。
正直、映画から離れて原作を楽しみたいなあと思ったりもしたのですが・・・まあ、今回は仕方ないかな、と割り切って、映画と比べながら読んでます。
で、やはり映画では描かれていなかったような部分がとても心に残ったりしています。そして、5回目にして初めて気がつくことも多々あったりして。まあ、映画も20回超えてもまだ初めて気がついた、というところがいくつもありますしね。
今回はホビットに優しい馳夫さんがマイブームなことは何度も書いてますが(笑)あと、レゴラスに対する認識を新たにしています。
実は私、ずっとレゴラスの台詞なのにアラゴルンのだと勘違いしてた台詞がありまして(汗)
ファンゴルンの手前で、メリピピがレンバスを食べた跡を発見した時の、「自分の腕前に満足して、今度は腰を下ろし、静かに行糧を食べたんだな! マルローンの葉がなくたって、これだけでこの人物がホビットだということを十分示しているね」という台詞です。
なんでずっとアラゴルンの台詞だと思っていたのかは謎なんですが(汗)なんだ、レゴラスちゃんとホビットのことわかってるじゃん! と思ったらちょっと嬉しかったです(笑)
「王の帰還」で、ミナス・ティリスに入ったギムリとレゴラスが「メリーとピピンにとても会いたかったからです。」という地の文、ギムリだけじゃなくてレゴラスもだったんだなあと今更思いました(笑)
私の「真にホビットに優しい人」認定の条件は、ホビットの独特の性質を理解して、なおかつそのホビットの存在に心和まされたり、気持ちを明るくさせられる人、なんですが、レゴラスもちゃんとホビットのこと理解しているし、結構ホビットに心和まされているんじゃないかな、と思いました。
でも、レゴラスはホビットがいなくても結構自分自身が明るいからなあ。その点ではちょっとポイント低いかな。
でも、考えてみたら、原作のレゴラスは、メチャ優しいアラゴルンや熱いギムリの影で目立ちませんが、寝ずに一晩中でも走り続けてメリピピに追いつこうとしたりもしてるし(でも寝ないでいいの自分だけだろ、と思うとやっぱりマイペース(笑))、実はホビットのこと心配してたんだなあと。
映画でも、メリピピを追いかけてた時、ブローチを見て「二人は生きてる?!」と急に元気になって「ギムリ、追いつけるぞ!」なんて言ったりするところ、結構好きだったんだよな、と思い出しました。
そんなわけで、アイゼンガルドでの再会の時のレゴラスとホビットたちの貴重な会話(笑)もいいですね。まあ、ギムリとメリピピのやりとりはさらに良いのですが。
いや、5人皆のやりとりがいいんですよね、本当は。仲良さそうで微笑ましいです。
そうそう、昨日の日記に書き忘れましたが、アラゴルンがマントを被ってパイプ草を吸っている姿を見て「ほら、野伏の馳夫さんが帰ってきた!」という場面もとても好きですね! 初めて読んだ時はここでもじーんとしたなあ。
エレンディルの世継であることを公言し、戦ってきたアラゴルンが、それでも馳夫さんのままでもある、という事実が嬉しかったんですよね。
映画でもそういう場面がもっとあったらなあと残念です。アイゼンガルドでメリピピを見てにやっと笑うところとか、RotK SEEでメリーと一緒にピピンを見送るところとか、そのくらいしかないですもんね・・・
コメント (4)
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