大好きな本・読んだ本
紀元前2000年のエジプトが舞台のミステリ。クリスティだから、それなりにドキドキしながら読めるが、しかし2000年前のエジプトがどんな様子か、服装とか化粧法とか家の造りとか、まったく想像できないので、情景が頭に浮かんでこず、正直言って読みづらい。
トリックらしいトリックもほとんど出てこず、ちょっと物足りない気がする。
ただ、この時代のエジプトの生死感はよくわかる。
死んだらオシリスの神のもとに行って、そこで死後の生活をするらしい。死者の国での生活は生きていた時とそんなに変わりないみたい。
生きていた時権勢のあった人は、死後の国でもいばっていられるようだ。
だから、遊び道具や奴隷人形、香水、化粧品、宝石etcをたくさんお墓に入れる。死後の世界で困らないように。そういう考え方をするということは、死ぬのはあまり怖くないんじゃないだろうか。
クリスティの2度目のだんな様が考古学者だったから、時代考証はちゃんとしてると思います。
紀元前2000年のエジプトが舞台のミステリ。クリスティだから、それなりにドキドキしながら読めるが、しかし2000年前のエジプトがどんな様子か、服装とか化粧法とか家の造りとか、まったく想像できないので、情景が頭に浮かんでこず、正直言って読みづらい。
トリックらしいトリックもほとんど出てこず、ちょっと物足りない気がする。
ただ、この時代のエジプトの生死感はよくわかる。
死んだらオシリスの神のもとに行って、そこで死後の生活をするらしい。死者の国での生活は生きていた時とそんなに変わりないみたい。
生きていた時権勢のあった人は、死後の国でもいばっていられるようだ。
だから、遊び道具や奴隷人形、香水、化粧品、宝石etcをたくさんお墓に入れる。死後の世界で困らないように。そういう考え方をするということは、死ぬのはあまり怖くないんじゃないだろうか。
クリスティの2度目のだんな様が考古学者だったから、時代考証はちゃんとしてると思います。
