へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

建前と本音

2007年12月20日 04時21分42秒 | Weblog
「理想と現実」とも言う。
政府や学識経験者などの発表する、「各種の予測数値」の殆どは、「建前や理想(希望的観測)論」に基ずくのが多い。
天気予報と同じ事で、「あくまでも予想(推測)」だと言う事を忘れてはならない。
予想である以上、外れることもある。
「外れることもある」と言うより、「外れて当然」と思わなくてはいけない。
過去においては、「上方修正」と言うことも良くあったのだが、「原油高騰やサブプライムローン問題」などを抱えた状態では、「上方修正」を期待することは難しいだろう。
「下方修正の可能性大」と考えるべきだはないだろうか?。
「通貨の流通量で景気の良し悪しがが決まる」と言われているが、最近の物価上昇の原因が、「原油の高騰」と言う「外部要因」による物である以上、「物価上昇による流通通貨の増加」も、増加した分は「海外に流出」してしまうので景気回復には役に立たない。
「国内の通貨が海外へ流出する」と言う事は、「その分だけ日本が貧しくなる」と言う事に成る。
「各種の景気刺激策」が考えられているが、「少子高齢化社会」では余り効果は期待できない。
「今一番欲しい物は何ですか?」と言う質問をすれば、多くの人が「お金」と答えるのではないだろうか?。
しかし、「そのお金で何を買うのか?」と言う事になると、「さて?」と言う人が多いのではないだろうか?。
私のその一人である。
今、次々に発売されている「新製品」は、我々高齢者には「必要の無い物」が多い。
定年を迎え始めた「団塊の世代向け」の商品も考えられているが、その効果は「限定的」な様に感じる。
最も消費が期待できる「若い世代」が少なくなり、年々消費が減少する「高齢者」が増加するという現状では、景気回復と言う事は「絵に描いた餅」と同じ様な物である。
このような「八方ふさがり」の状態に加えて「新たな懸念材料」だ出てきたのである。
「新たな懸念材料?」と思う人が多いと思うのだが、それは「ロシア」の存在である。
「地球上で最も広大な国土を持つ国」ロシア、その多くが手付かずのままなのである。
「資源の枯渇」が心配される中で、ロシアの資源開発は遅れているのである。
この「資源開発の遅れ」が、時代の変化により「切り札」になろうとしているのである。
「切る札は有効に使う」と言うのは常識である。
「ソビエト連邦共和国の崩壊」により衰退し、一度は「超大国の座」から滑り落ちたのだが、再び「超大国の座」に戻ろうとしているのである。
資源に恵まれない日本と違い、「多くの国が欲しがっている資源」が「手付かずの状態」で眠っているのである。
この様な状態で「資源ナショナリズム」を持ち出されたら、どの様な事になるか?・・・・・。
コメント
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