「お客様は疫病神だ」と書いたように、有権者もまた「疫病神」である。
別の言い方をするなら「クレーマー」である。
ちなみに、成人になればだれにでも「選挙権」が与えられるが、これを「国民の権利だ」と主張する人も多い。
が・・・・。
権利には必ず「義務」が付きまとうのだが、誰一人としてこの「義務」に関しては「知らぬ顔の半兵衛」を決め込んでしまう。
が、これは「無銭飲食」と同じなのだが・・・・。
自民党による「パーティー券」問題にしても、肝心な議員はほとんどが「不問」で終わるのも似たようなものである。
ちなみに、議員は「期間が決まった契約社員」と同じで、常に頭の中にあるのは・・・・。
「次の選挙でいかに票を集められるか」であって、それにはそれ相応のお金も必要になる。
そう、選挙で落選すると「再契約は無し」ということになるので、議員の資格もなくなってしまうからである。
俺を避けるには嫌でもお金は必要になる。
が、そのお金には表に出せないものも多い。
なので、
かつては「5当4落」などとも言って、「5億使うと当選するが、4億だと落選」などとの皮肉も出るくらいお金が必要なのだが・・・・。
何故こんなにお金が必要なのか。
それは、それだけ有権者がお金で動きやすいからである。
が、そのことに触れる有識者(評論家も)もいない。
それは一体何故なのであろうか。
それは・・・・。
ほぼ議員と同じ立場に置かれているからにすぎないのだから。
議員たちと同じで、有権者を敵に回すと仕事がなくなるので、仕事がなくなれば生活も立ち行かなくなる。
だから、有権者を敵に回すような発言はしない。
が、私にはそのような弱身はないのでこういうことも書けるのです。
ちなみに、私だって議員になる機会はいくらでもあったが、有権者(支持者)のあまりにも身勝手な事を知っているので、その気にはなれないだけなので。
私よりもっと優れた人を何人も知っているが、その人たちも私と同じ考えなので、「議員なんて馬鹿らしい事などする気はなと言います。
ということで、政治を変えるには有権者が変わらないと無理なのです。
そう、「有権者はクレマー」なのだから。