へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

民意に翻弄される「政治と報道」

2010年04月30日 03時57分13秒 | Weblog
ギリシャの財政状態が悪化して「緊急融資」と言うことが報道されているのだが、報道する内容を聞いていると「対岸の火事」と言った感じが強く、政府にしても「民意に翻弄されて話題にも上らない」と言った状態で、財政状態が悪化している日本にとって「明日は我が身」だと言う危機感は全く感じられないのである。
夕張市が財政破綻した時もそうだが、大阪府までも「財政破綻直前」と言った状態でも国民の多くには「危機感」と言うものが全く感じられないのだが、ギリシャの問題を「対岸の火事」として見過ごすのは「自殺行為」と言わざるを得ないのではないだろうか。
過去にも同じような事を書いているのだが、「政治に民意を反映させる」と言う事は非常に危険なことなのだが、「私利私欲にしか目が行かない有権者」と「選挙に勝つことしか考えない議員(政党)」には「対岸の火事」としか写らないのかもしれないが、「明日は我が身」だと言う事に早く気が付いてほしい物である。
が・・・・、「永久に経済は成長する」と信じている多くの国民にすれば「日本は違う」と思っているかもしれないのだだろうが、宇宙開発に多額の資金を投入してきたアメリカでさえ「財政状態の悪化で、新たなスペースシャトルの開発を断念する」と言う事態に陥っており、EUの中にも同様の国が出始めている事を忘れてはならないだろう。
「アメリカがクシャミをすると日本が風邪を引く」と言われるように、アメリカが景気回復に苦しんでいる状態を考えれば「日本の景気回復はとても無理だ!」と言わなければならないのだが、私利私欲にしか目が行かない国民には「何をたわけた事を言ってるのだ!」としか写らないのだろう。
このように考えてゆくと、すでに「民意は十分に政治に反映されている」と考えるべきで、「政治の腐敗は民意の表れ」と考えなければならなくなってしまう。
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坂本竜馬きどり?

2010年04月23日 04時21分33秒 | Weblog
「竜馬の再来」を望む声がそこここでおきているようだが、今の時代に竜馬が現れても「何も出来ずに消え去る他ない」のではないだろうか。
さて、現実に目を向けてみると「自民党を離脱して新党を立ち上げる」と言った現象が起きているのだが、これらを見ていると何となく「竜馬きどり」でいるように見えたならないのである。
これは私の個人的な見方かもしれないのだが、「自民党を離脱する」と言うことを、「竜馬が土佐藩を脱藩した」と言うことと同じレベルで捕らえているのだろうが、竜馬が土佐藩を脱藩した事と自民党を離脱する事は「次元も時代背景も全く違う」と言うことを理解する必要があるだろう。
しかしながら、何故このような現象が起きるのだろうか。
自民党ばかりか、政権与党の民主党の中でも意見の相違が表面化しているのだが、これらの問題の根底にあるのは「選挙に勝つ」と言う事で、議員の側から言えば「政治に民意を反映させたい」と言いたいのだろうが、これは所謂「詭弁」の一種で、本音を言うなら「選挙に勝つために民意に迎合する」と言う以外にないであろう。
「民意が政治に反映されていない」などとよく言われるのだが、「政治が民意に左右される」と言う事は非常に危険なことで、余程慎重に考えないと後で取り返しの付かない事になってしまうのであるが、そのことに気が付く人は極一部にしかおらず、民意に迎合した結果、今正に「破綻への道を突き進んでいる」のである。
そもそも、国が国民のために何かをしようとすると「財源が必要」になるのだが、その財源の殆んどは「国民が払う税金」なのだが、殆んどの民意は「自分が払った税金以上のものを求める」と言うことが当たり前のように行われ、不足した分は「国債の発行(借金をする)で帳尻を合わせる」と言う方法が取られてきたのだが、無制限に国債を発行することは出来るはずもなく、「最早限界」に近づきつつあり、早晩新たな国債の引き受け手がなくなってしまうだろう。
「新たな国際の引き受け手がなくなる」と言う事は、日本の「国際的な信用がなくなる」と言うことを意味しており、日本全体が「夕張市の二の舞」と言うことになるのであるが、このような状態の中で竜馬が現れたとしても「多くの国民が期待するような事はしてくれない」であろう。
当時は身分によってその地位が決まってしまい「上位下達」が当たり前の時代であり、今とは時代背景が全く違うのである。
こんな事を言うのはおこがましいが、仮の話竜馬が今現れたとしても「私と同じような事を言う」のではないだろうか・・・・。
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こんな漫画が新聞に

2010年04月22日 02時57分18秒 | Weblog
朝日新聞朝刊に載っていた四コマ漫画だが、携帯で読んでくださる方もいるようなので漫画の中のせりふを書いておきます。
一コマ目は右側に「学級新聞、こども だまし ニュース」とあり、鳩山総理が「小沢さん、鳩山政権らしい政治をしたいんだ。」と言っている。
二コマ目では小沢さんがこれに対して「扇風機(文字ではなく絵で)総理、扇風機の本質とは モーターに羽のついたものであって、ドリルの刃をつければ電動ドリルだ。」と答えている。
そして三コマ目では鳩山総理が青筋を立てて「なんだって! あんたがモーターで私は扇風機の羽根だと言うのか!」と怒っているのに対して、小沢さんは「それはちがう。」と言っているのだが・・・・。
それに追い討ちをかけるように四コマ目では小沢さんが「ドリルの替え刃だよ。」と言っている横で鳩山総理が「ああ・・・・」と言っているところで終わっている。

正に「その通り」と言いたいのだが、この程度の事であれば誰でも考え付きそうな事で、ここで終わらせないのが「へそ曲がりのへそ曲がりたる所以」である。
漫画は4コマで終わっているのだが、ここではその先を考えてみることにする。
「その先」と書いてみたのだが、その先と言うより「視点を変えてみる」と言った方が正しいかもしれないが、「小沢さんがモーターで、鳩山総理はドリルの替え刃」と言う部分を別な角度から考えて見ると「モーターは電気がなければ動かない」と言う問題に突き当たってしまう。
「そんな事は当たり前の話だ!」と言う方もいるだろうが、私が言いたいのは「小沢一郎と言うモーターを動かす電気は、民主党に投票した有権者」だと言う事である。
つまり、民主党に投票した有権者がいなければ「小沢一郎と言うモーターは動かない」と言うことなのである。
選挙前からの予想通り「大幅な支持率の低下」と言う現象が起きているのだが、このことについても少し考えて見たいと思う。
現実には「民主党の支持率が低下しているのに自民党の支持率は上がらない」と言う事で、「無党派層」と言うものの存在が大きくなっているのだが、なぜこのようなことが起きているのだろうか。
答えは至って簡単なことで、一部に例外はあるだろうが、基本的には「自分たちに都合のよい政策を実施してくれる政党の出現を待っている」と言う事で、いまや日本中が「我利我利亡者の集団」と化しているのである。
このことを冷静に考えれば「政治が悪いから世の中が悪くなる」ではなく、「有権者(国民)が悪いから政治も悪くなり、結果として世の中も悪くなる」のである。
何かにつけて政治を悪者にして済ませようとする風潮があるのだが、政治とは「有権者(国民)の考え一つでくるくる回る風見鶏」だと言う事を理解する必要があるだろう。
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小泉純一朗の思惑通り?

2010年04月09日 05時26分38秒 | Weblog
小泉純一朗が「自民党をぶっ壊す!」と言っていたのだが、今正にそのような事が起こりかけているのだが・・・・。
民主党政権が誕生して半年余りになるのだが、誕生以来数々の「逆風」が民主党に吹き付けていると言うのに、前政権の自民党には一向に追い風になる様子がない。
「このままでは自民党が危ない」とでも思うのだろう、難破した船から乗客が逃げ出すがごとく「自民党を離党」する議員が続出している。
しかし、このような状態を招いたのは、過去に何度も書いているように「私利私欲に目が眩んだ有権者」の存在である。
「船頭多くして舟山に登る」と言う事を何度も書いているのだが、当の船頭たちにしても「乗客の希望を叶えよう(選挙に勝ちたいからだが)」としているのだろうが、それがどれほど「危険なこと」かに気が付いていないのである。
実際には気が付いているのかもしれないが「有権者に嫌われては選挙に勝てない」と言うことが有り、結局は「有権者に媚を売る」と言うことになり、結果として「船頭の数が増える」と言うことになってしまうのである。
かつて、「乗客に富士山を見せたい」と言う理由で「富士山に近づきすぎて墜落する」と言う痛ましい事故が有ったように、乗客(有権者)の希望にばかり気を使っていては「肝心の乗客を危険に晒す」と言うことに気が付かないのであるが、一方の「乗客(有権者)」にしても同じようなことが言えるのである。
最近「モンスター」や「クレーマー」と言う存在が問題になっているのだが、政治の世界では昔から存在しており、「有権者」と言う名のモンスターやクレーマーの存在が政治の混乱の元凶であり、現在の財政不安の原因も「有権者と言うモンスター(クレーマー)」の存在無しには起こり得ないのである。
小泉純一郎が言った「自民党をぶっ壊す!」と言う事は、その先に「日本がぶっ壊れる」と言う結果が待っている事に気が付くべきだったのだが、目先の私利私欲に目が眩んだ有権者には「何のこと?」といった程度にしか感じなかったのであろう。
私自身は、冷静に現状を考えれば「景気回復を望むのは無理な話」と考えているだけでなく、「増税(消費税以外でも)も仕方がない」と考えている。
正確な数字は失念してしまったのだが、国債(国の借金)の残高が一千兆円を越えるのも時間の問題で、地方自治体の債務(これも借金です)も二百兆円近くに上る事を考えれば、国民一人当たりの借金が「一千万円を超える」と言うことも現実の問題になり、「これ以上借金を増やして一体誰が返すの?」と言う心配をしなくてはならないのだが、肝心の民主党は「それに逆行するようなマニフェスト」を実行しようと躍起になっており、新党を立ち上げようとしている連中も同じような事を考えているのだからどうしようもないのだが、それを支えているのが「有権者」だという事も認識する必要がある。
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マナーを忘れた年寄り

2010年04月08日 02時56分05秒 | Weblog
「今時の若い者は・・・・」と言う言葉があるが、私も後2ヶ月で68になる年寄りながら「今時の年寄りは・・・・」と言いたくなる事がしばしば有る。
昨日、あるスーパーの鮮魚コーナーで起きたことなのだが、4歳と6歳くらいの孫を連れて買い物に来ていたお祖母さんが、一度買い物かごに入れていた商品を棚に戻した時のこと。
戻した場所が違っていたため二人の孫が「おばあちゃんそこは違うよ」と言ったのだが、お祖母さんは「いいんだよ」と言って歩き出してしまったが、下の男の子が「お姉ちゃん、だめだよね!」と言ってもとの場所に戻そうとしたのだが、少し場所が離れていたためかなかなか見つからなかった。
そばにいた私も一緒に探して「ここだよ」と教えたところ、「余計な事をしないでくれ!」と言う罵声が飛んできたのである。
二人の子供も一瞬びっくりしたよう顔をしていたのだが、かなり以前からこれに似たような場面に出くわす事が多くなっている。
冷凍食品や、肉、魚などがとんでもない場所に置き去りにされ、お店の側からすれば「品質に不安があるので廃棄処分」と言う事も多いらしく、これは万引きなどと同様の「犯罪行為」と言うべきであろう。
小さな子供は一生懸命マナーを守ろうとしているのだが、長い人生経験を持ち、次の世代を指導育成するべき立場にあるものが平気でマナーを守らない。
全ての年寄りがそうではないのだが、かなりの割合で存在するのは確かな事で、私が地元の敬老会への入会を拒否する理由の大きな要因にもなっているのです。
ボーリングをしている時でも、マナーを知らずにプレーしている人に時折注意をすることが有るのだが、若いグループなどは比較的素直に話を聞いてくれるのだが、これが年寄りばかりのグループになると、あからさまに「うるせーな!」と言う顔をする人も多く、時には「自分さえ良けりゃいい」と言った感じでシカトする年寄りもいるのですから、ナントも困ったものです。
一時期「オバタリアン」なる言葉がよく使われたのだが、その人たちが歳月を重ねて「オバータリアン」になったようで、近い将来、「今時の若い者は・・・・」と言う言葉は「死語」になり、新たに「今時の年寄りは・・・・」と言う言葉がささやかれるようになるのではないだろうか。
少なくとも、私はその仲間には入らないようにしようと思ってはいるのだが・・・・。
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依存症

2010年04月06日 04時03分27秒 | Weblog
先日ひょんなことから20代後半の若者4人と話をする機会があったのだが、そのうちの2人とは会話がはずんだのに対し、後の2人とは殆んど話がかみ合わなかったのだが、話がかみ合わないのにはそれなりの理由があったのである。
色々と話している中でわかったことなのだが、私と会話がはずんだ2人は「携帯は持っているができる限り使わない」と言う事で、私と話している最中はマナーモードにして、かかって来ても「どうせろくでもない電話ですから」と言って出ようとはしなかったのだが、他の2人は急ぐ必要もないメールにも返事を出し、私たちの話にも余り興味を示さなかったのであるが、このように対照的な彼らは、普段の生活でも全く対照的な生き方をしているようで、私と会話がはずんだ2人は「情報をネットに頼らず、出来る限り新聞を読み、NHKのニュースも見る」と言う事で、自分の父親譲りなのだそうであるが、仕事上でも「様々な情報に対応する必要がある」と言う事で、「ネットで得た情報では仕事に支障が出る」のだそうである。
もう一方の2人は「製造現場の作業員」と言う事で、「一日誰とも話をしない日もある」と言う事で、新聞を読んで情報を得る必要もなく、他人と話をする機会も少ないので「何を話せばよいのかわからない(話の材料が無い)」「相手の話の内容が理解できない」と言うことのようなのである。
その結果として、家にいる時はパソコンに向かっている事が多く、それ以外の時間もDVDでアニメやSF映画を見たりゲームをしたりしているらしく、「インターネット・DVD無しでは生きてゆけない」のではないだろうか。
顔の色艶もあまりよくないようで、目に輝きもなく、タダ一方的に送られてくる情報だけに左右されている状態は、一種の「依存症」と言わざるを得ないだろう。
結婚に対してもそれ程執着していないようで、「どうでもいいよ」と言った感じでしかなく、「将来の事を考える」などと言う事は殆んどないらしいのであるが、最近はこのような若者がどんどん増えているようで、この先一体どうなってしまうのであろうか。


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