へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

安売り合戦の弊害

2009年10月29日 03時47分46秒 | Weblog
世界的な不況の影響で物が売れないため、様々な業界で安売り合戦が繰り広げられているのだが、チョット見は「消費者に好都合」のようにも見えるのだが、これもまた「諸刃の刃」だと言うことに気が付かなくてはいけないだろう。
消費者にとっては「安売り(価格破壊)」と言う言葉は非常に魅力的なのだが、一方の企業にとては「安売り=利益の減少」と言う問題を引き起こし、結果的に「安売り=利益の減少=業績の悪化=リストラ(人減らしだけでなく、労働条件の悪化も)」と言う構図になりがちで、リストラされる人の大半は消費者でもあるのだから、結局は消費者にもその悪影響が及ぶのである。
かつて「価格破壊」と言う言葉が言われるようになったとき、多くの消費者(サラリーマンも含まれるのだが)は非常に歓迎していたのだが、その結果が現在の「就職難や労働条件の悪化」と言う問題も引き起こしているのであるが、景気が悪くなると言われる言葉に「デフレスパイラル」と言う言葉があるが、「安売り合戦=デフレスパイラルの原因」と言う事も出来るのだが、デフレスパイラルには悪い面ばかりではない事にも気が付く必要があるだろう。
そもそもデフレスパイラルは、景気の悪いときに起きる物だが、このことによって起きる「製品価格の下落」は、一方では「価格的な国際競争力が強くなる」と言うプラスの面もあるのである。
日本経済は「外需依存型」である以上、品質ばかりでなく「価格的国際競争力」が必要で、現在の輸出不振の原因は「高度経済成長による所得の増加=人件費(コスト)の増加による製品価格の高騰」と言う事が根底にあり、戦後アメリカなどから言われた「安かろう悪かろう」で始まった輸出が、「値段は安いのに品質が良い」と言う事で世界市場を席巻していたが、気が付くと、「経済大国だ」、「高度経済成長だ」と言う言葉にに浮かれているうちに「品質は良いが値段も高い」に変わり、いつの間にか韓国・中国にその座を奪われようとしているのである。
「経済大国」「技術大国」などという言葉に浮かれているうちの、韓国・中国などが戦後の日本がたどったのと同じ道をたどり、いつの間にか追い越していたのであるが、これは正に「ウサギと亀」そのものではないだろうか。
また別に言い方をすれば、平家物語の冒頭の一節にある「驕れるののは久しからず、盛者必衰・・・・」そのものと言う事も出来るだろう。
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「誇大広告」と言うより「おとり広告」では

2009年10月27日 04時15分04秒 | Weblog
今までに何度も民主党のマニュフェストを批判するような事を書いてきたのだが、昨日民主党が政権の座についてはじめての臨時国会が開かれたのだが、冒頭に鳩山総理が所信表明演説であれこれ言ってはいるが、何やら曖昧な表現ばかりで終始してしまい、最も重要な部分には殆ど触れていないように感じた。
特に問題にしなくてはいけない「来年度の予算」なのだが、概算要求で95兆円と言う過去最高の金額を、どのように削減するかは不明のままと言ってよいだろう。
さて、タイトルの「誇大広告と言うよりおとり広告では」と言う言葉だが、以前から感じていたのだが、民主党のマニュフェストを聞くたびに40年も昔のことを思い出してしまうのである。
40年前と言えば「不動産ブーム」などと言われた時代だが、その頃の私は不動産業界で働いており「おとり広告」というものにしばしばお目にかかっていたのである。
このおとり広告とは、「登記簿上は広い面積があるが、急傾斜地などで実際には家を建てることが難しい土地」などを、登記簿上の面積だけを強調して、あたかも「格安物件」に見せかけてお客を集めるのであるが、これに似たことが民主党のマニュフェストにもにも盛り込まれているのである。
あたかもマニュフェストを実現させる財源が確保されて様な表現をしていたものが、いざ予算編成の前段階である「概算要求」の段階で早くのほころびを見せているのである。
来年度の税収が減る可能性が高い中「概算要求は過去最高」と言う状態では、「赤字国債の大増発」と言う、「最も避けなければいけないこと」をしなくてはいけない状態に早くも直面しているのである。
「マニュフェストを実現するために赤字国債を大増発」では、自民党の政策を「ばらまき政策」などと批判する事などとてもできない事だと思うのだが・・・・。
不動産であれば、たとえおとり広告であっても「現地を確認してから契約をする」と言う事が出来るが、選挙の場合は「マニュフェストの成果を確認してから投票する」などと言う事は出来ず、「広告(マニュフェスト)だけを頼りに買う(投票する)」しかないのだから困った物である。
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景気回復を望む気持ち

2009年10月25日 03時53分43秒 | Weblog
殆どの人が景気の回復を望んでいるだろうが、私個人としても同じように景気の回復を望む気持ちが無いわけではないが、正直な話「もっと悪くなるかも・・・・」と考えた方が良いのではないだろうか。
「何とかしてくれるのでは」と言う期待の元に誕生した民主党政権ではあるが、マニュフェストを実行するための財源に充てるために「他の財源を削る」と言う方法では「右の物を左に移す」と言う事と同じで、「プラスマイナスゼロ」と言う結果しか期待できないだろうが、来年度の税収が減る可能性があることも加味すれば「マイナスのほうが大きくなる」と言う事も考える必要があるだろう。
来年度予算の概算要求が、「95兆円」と言う過去最高の金額になった原因は「プラスを大きくしたい」と言う気持ちが働いての結果だと思うが、税収の伸びが期待できない状態では「赤字国債の増発」と言う事になるのは仕方ないだろう。
鳩山総理もその事には気付いているようで、何とか概算要求額を減らそうとしているのだが、減らせば減らすほど「プラスが小さくなる」と言う問題が発生し、プラスを大きくしようとすれば「赤字国債の増発」と言う、言わば「前門のトラ、後門のオオカミ」と言ったところなのである。
しかしながらここで気をつけなくてはいけないことは、予算を少しくらい増やした程度では「プラスマイナスゼロ」にはならず、少子高齢化、豚インフルエンザの流行などの影響で「医療費が増大する」と言う事を考えれば「マイナスになる」と言う事も覚悟しておく必要があると思うのだが・・・・。
過去においては「赤字国債で穴埋めをする」と言う方法も取れたのだろうが、「赤字国債=借金」である以上、これ以上赤字国債を増発すると言う事は「借金地獄に陥る」と言う事を覚悟しなくてはいけない。
私が思うには、「時代は大きな転換点に立っている」と考えているので、「景気回復という高望み」を捨て、「経済大国という見栄」を捨て、地道な生活に戻る時期に来ていると思いのだが・・・・。
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中国だけが景気回復

2009年10月23日 03時56分18秒 | Weblog
世界的に景気回復が進まない中、中国だけが高い経済成長率を回復しようとしており、一部では不動産価格が高騰してバブルに近い状態になっているが、これを支えているのは「思い切った財政投入で内陸部の公共事業を増やした」と言う事があるだろう。
中国が思い切った財政投入が出来る要因の一つに「一種の贅沢税」を課していることがあるのではないだろうか。
日本でも過去に似たような制度があったようであるが、この「贅沢税」、急増する「富裕層」から取り立てているのだが、富裕層からの反発は殆どないらしいから驚きである。
一つの典型的な例として、上海における自動車の購入をあげて見よう。
最近の事はわからないのだが、3年前でも、年収が日本の10分の1程度しかない中で、「車の価格は日本より高い」ばかりか「ナンバープレートを手に入れるのにもお金がいる」のである。
このナンバープレート、「世界一高いブリキ板」と言われるほど高価で、毎月の発行枚数に制限があり、入札で価格が決まるのだが、その価格は「3年前で50万円くらい(日本の物価にスライドすると、500万円くらい?)」にもなるのだが、手に入れようとする人が多いため年々高騰していると言う。
ブランド品、日本の化粧品、コーヒーなども、日本で売られている値段より高いにもかかわらず買う人がかなりいるのである。
私が中国に行くときに何時もお土産に持ってゆくのは「ネスカフェ・ゴールドブレンド」なのだが、日本では400円くらいでも買えるものが、中国では「日本円で1万円以上の値打ち」に化けてしまうのである。
日本で取れるアワビ、ナマコなども、質の良い物の多くが中国に輸出され消費されている。
このように富裕層からの税収で支えられている中国であるが、当の富裕層の人たちは「沢山の税金を払うのは金持ちの証明である」と考え、誇りに思っているらしい。
日本の金持ちが「何とかして税金をごまかそうとしている」のとは大違いであるが、稼ぐ額も桁違いに大きいのだから「たいしたことは無い」と思っているのかもしれない。
「日本は格差社会」などという輩も多いのだが、中国から比べれば遥かに小さいが、中国の人に言わせれば「インドの方がもっとひどい」と言うのだから驚きである。
国土の面積が日本の25倍で、人口が10倍以上もある国である、まだまだ潜在的な発展の余地があるのだから仕方ない事かもしれないが・・・・。
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高速道路無料化に賛成するのは「未必の故意による賄賂の要求」と同じでは

2009年10月18日 02時38分18秒 | Weblog
「賄賂の要求?」と思う人が多いだろうが、「高速道路の無料化に賛成」と言う事は、「未必の故意による賄賂の要求」と言わざるを得ないだろう。
「未必の故意」とは、広辞苑では「行為者が、罪となる事実の発生を積極的に意図・希望したわけではないが、自己の行為から、ある事実が発生するかもしれないと思いながら、発生しても仕方ないと認めて、行為をする心理状態。故意の一種。」とある。
それが「高速道路の無料化に賛成、とどんな関係があるのだ!」とお叱りを頂きそうであるが、本来払うべき料金を払わずにすむのであれば、その分は「個人的に利益を得る」と言うことに他ならないであろう。
「個人的に利益を得る」と言うことも、正当な商業行為による物であれば問題は無いであろうが、「この人(党)に投票すれば・・・・」と言うことであれば、現行法の元では正当な事だと言っても、結果的に見れば「賄賂の要求と同じ」だと私は思っている。
そもそも「自分のお金を使うと買収になるが、税金を使うと買収になら無い」と言う事自体がおかしな話だと思うのだが・・・・。
ある人が「直接現金を渡しているわけではないから・・・・」などと馬鹿げた事を言っていたが、「事前に現金を渡す」か「後から間接的に利益を与える」だけに違いで、内容に違いなど無いだろう。
多くの人が「金権腐敗政治」などと非難するが、その根源は有権者の方にあると思うのだが・・・・。
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再び「高速道路無料化」について

2009年10月17日 02時27分50秒 | Weblog
民主党のマニュフェストに「高速道路の無料化」と「ガソリンの暫定税率廃止」がうたわれているのだが、他の選択肢を考える事は出来ないのだろうか。
「高速道路の無料化」にしても「ガソリンの暫定税率廃止」にしても「恩恵を受ける人」がいると同時に「そのしわ寄せを受ける人」も大勢おり、明らかな「不公平」と言う問題が起きてくる。
しかも、多くの場合「恩恵を受けるのは豊かな人」であり、「そのしわ寄せを受けるのは貧しい人」と言う、「格差をなくす」と言う事と矛盾したことも起きてくるのである。
世論調査でも「半数以上の人が反対」と言う事と、「財源不足」と言う事を考えれば、無料化や廃止を考えるのではなく、法制度を変えて「道路特定財源」として使うのではなく「一般財源」として使う事も考えるべきであろうが、これでは民主党としては都合が悪い?のだろう。
過去に同じような事を書いているだが、政治は基本的に「票に結び付か無いことはやらない」と言う大きな障壁があり、この問題を抜きに政治を語ることは出来ないのであるが、更に意地の悪い言い方をすれば、高速度雄路の無料化にしても、ガソリンの暫定税率廃止にしても、かつて自民党が票集めに使った「コマセ(撒き餌さ)」と同じ事なのである。
長年コマセを撒き続けた結果、先進国の中できわめて多額の負債(借金)を抱える事になり、さすがの自民党でも使う事をためらうようになった手を、今の民主党は使おうとしているのであるが、その結果がどうなるかなど「俺たちの知った事じゃない」とでも言うのであろうか。
来年度予算の概算要求額が「過去最大」になっているが、来年度の税収は減る事も予想される中で「赤字国債の発行も止む無し」と言った感じが出てきたが、これ以上借金を増やしてどうすると言うのだろう。
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政治は変わりつつあります

2009年10月16日 03時26分56秒 | Weblog
民主党の鳩山総理が口にした言葉であるが、わざわざ言われなくとも「政治は常に変化している」のだからおかしな話であるが、鳩山総理が言いたいのは「政治は良い方に変化している」と言う事だろう。
だが、「しかし」、である。
人間誰でも「自分のしていることを正当化したがる」と言う癖があり、「自画自賛」と言う事になりやすい。
民主党政権が船出してまだ1ヶ月、どのような変化を遂げるなどまだ誰にもわからないと思うのだが・・・・。
この民主党政権と言う船、急ごしらえで作られた事と「世界的な不況の荒海」を前にして、その前途は多難ではないだろうか。
かつては不沈空母が沈んだ前例もあるように、急ごしらえの上に「船頭が多く、他の乗り手も経験不足」と言う状態で荒海に挑もうとしているのだが、船はまだ岸を離れたばかりだと言うのに少々揺れが激しいように感じてならない。
時折メディアに顔を見せる民主党の大臣たちを見て感じることは「皆うれしそうな顔をしている」と言う事だが、これを別な言い方をするなら「子供が欲しくてしょうがなかった玩具を手に入れたときの顔」と似ていると思うのだが・・・・。
念願であった政権を自民党から奪取したのだから当然と言えばそれまでなのだが、本当に「一国の前途を決める重要な立場にある」のだと言う事を理解しているのだろうか疑問に感じてならない。
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問答無用

2009年10月15日 03時31分57秒 | Weblog
この記事は昨日投稿する予定であったが、文章を書き上げて「投稿」を押した直後にトラブルが発生して投稿が出来なくなってしまった。
普段であれば「投稿が完了しました」と言う画面に変わり投稿が終わるのだが、昨日は「このページは表示できません」と言う画面に変わり、記事が消滅しただけでなく、私の3つのブログ全てが「アクセス不能」の状態に陥ってしまったのである。
その後、再起動などいくつかの方法を試した結果アクセスは出来るようになったのだが、今度はナント「文字が入力出来ない」のである。
今日の夕方も同じような状態だったが、先ほどコメントに返事を書いた後やっと文字の入力が出来るようになたのである。
記事の内容が民主党を批判する内容だったので、一時は「民主党の妨害?」などとも考えたが、結局原因ははっきりしない。
さてその本文であるが、八ツ場ダム建設中止の場合はマニュフェストで言われてはいたのだが、「羽田のハブ空港化」は余りにも突然の話で、何んとなく「問答無用」と言った感じがしてならない。
事前にある程度の話をしてから公表するならともかく、利害の絡む自治体に何の話もしないで公表するのは余りにも無茶な話だと思うが・・・・。
「官僚主導をなくす」と言っているのだが、少々意味を履き違えてはいないだろうか。
空港の問題は森田千葉県知事が納得して取り敢えずは収まったようだが、この程度で引き下がるようでは、森田知事もなんとも頼りない気がしてしまう。
さて、「官僚主導をなくす」であるが、今の民主党がしていることは「主導をなくす」ではなく「蚊帳の外に追い出す」のと同じではないだろうか。
「官僚主導をなくす」と言えば聞こえが良いが、八ツ場ダムの問題のように、現実にしていることは「話し合いの場を持たず自分たちの考えを押し通す(形の上では持とうとしたようだが、『計画の変更は無い』では同じ事である)」と言う事で、いわば「問答無用」と同じ事になるだろう。
過去には、「問答無用」が「独断専行」になり、更にエスカレートして「専横政治」に変わった例はいくらでもある。
まさか今の民主党がそうはならないだろうとは思うが、出来得るなら「もう少し周り(関係者)の意見を聞く余裕」を持って欲しい物である。
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ドサクサに紛れて

2009年10月13日 03時37分34秒 | Weblog
昨日の記事の中で「戦後の日本が経済成長できたのは、ある意味で『ドサクサに紛れて』・・・・」と書いたのだが、「まさか?」と思われる方が多いのではないだろうか・・・・。
この「ドサクサに紛れて」と言うのは、「戦争に負け、アメリカの管理下に置かれた日本の急速な復興は無いだろう」と欧米先進諸国が油断していた事を指すのである。
「安かろう悪かろう」と馬鹿にしていた日本の製品が、「気が付いたら自国の製品より安くて品質が良い」と言う事であわてたのだが「時すでに遅し」で、日本の製品が世界に広まったのであるが、「驕れる者は久しからず」である。
一度は「安くて品質が良い」を売り物にしていた日本製品であるが、気が付くと韓国、中国と、かつての日本がやっていたことと同じような事をして日本を追い詰めていたのである。
ドサクサに紛れて経済成長を遂げた日本なのであるが、気が付くと「経済大国」などという言葉に浮かれている隙に「足元をすくわれた」と言う事になるのだが、これは正に「因果応報」ではないだろうか。
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敵も知らなきゃ己も知らぬ

2009年10月12日 04時09分47秒 | Weblog
ここで言う敵とは「外国」の事で、己は「日本」である。
昼間近所の人とノーベル賞の話をしたのだが、私がブログに書いたことを話したとこを「お前は日本人なのに、何で日本の事を悪く言うのだ!」と言われてしまったのだが、私に言わせれば「事実を言ったまで」に過ぎない。
「日本に生まれ日本に住んでいる日本人なら日本の悪口は言うな」と言う事なのだろうが、これはよく言うところの「身内に甘い」と言う事と同じで、別な言い方をするなら「甘やかしている」のと同じだと思うのだが・・・・。
「敵を知り、己を知らば、百選危うからず」と言うが、島国根性の抜けない日本人は「敵を知らないばかりか、己の実力さえ知らない」のが現実の姿なのである。
民主党が「アメリカと対等な・・・・」とか「アメリカ依存から脱却・・・・」などと寝ぼけた事を言っているが、日本の置かれた立場を理解していればとても言えないと思うのだが・・・・。
考えた見れば、未成年の子供が「親の力なしでもやって行ける」と思うのと同じ事だと思うのだが・・・・。
日本の自衛隊にしても「重要な部分をアメリカがやってくれる」からこそ成り立つ事で、米軍抜きの自衛隊など「張子の虎」と変わりがなくなってしまうだろうし、食料にしても「アメリカが日本への輸出を拒否」などと言う事になれば大変な事になるだろう。
戦後の日本が経済成長できたのは、ある意味で「ドサクサに紛れて」と言った部分が大きく、「経済大国」などと言われるようになったのも、一千兆円とも言われる借金で裏打ちされた「ハリボテ」でしかないのである。
政府の発表した長期債務の残高でも、「国民一人当たり600万円を超える」のだが、これを今すぐ返済しようとすれば、日本は「貧困国」の仲間入りをすることになるだろう。
「借金に裏打ちされたハリボテの日本」、余程性根を据えてかからないと「大変な事になる」と思うのだが・・・・。
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