少し前に「今年最後?・・・」などと書いたのだが、どうしても書いておきたいことがあり、書くことにした。
タイトルの「灯台下暗し・大男総身に知恵回りかね」とは、最近のトヨタ自動車のことである。
半年前には史上空前の利益を上げていたものが、あっという間に赤字体質に。
何故このようなことになったのかと言うと、新聞・テレビなどの報道では様々なことが言われているのだが、私は少しちがう観点から考えてみたいと思う。
そもそもトヨタと言う会社は、「トヨタ」という表看板を前面に出し、他社の車の売れ行きを見ながら売れそうな車だけを作り、けして冒険をしようとはしなかったのだが、販売台数の増加とともに「生産台数世界一」と言うものがちらついてきてしまい、足元が見えなくなってしまったのであろう。
そして、企業が巨大化するにつれ「末端の情報が中央に伝わりにくくなる」と言う問題も抱え、状況の急な変化に対応できなくなってしまったのである。
「世界のトヨタ」などと言われるようになって「ある種の驕り」が出ていたのも確かであるが、F1参戦も一種の驕りと同じで、自社でスポーツカーを作れないのにどのようにして戦うつもりだったのであろうか?。
「金で人材を集めればナントカなるだろう」と言った感じがしていたのだが、予想通りの結果になってしまった。
「予想通り?」と言うのは、NHKがトヨタのF1参戦の特集番組を放送したのを見たときに、思わず「エッ?!」と思うようなことがあったのだが、直ぐに私の予想通りの結果で止めてしまったのである。
「コーナリングを安定させるためにリアウイングの角度を大きくする」=「直線では空気抵抗が大きくなり大きなマイナスになる」と言う基本的なことも理解できていないのである。
私のブログを読んでくださっている方の中にもトヨタの車に乗っている方が沢山いるだろうが、気を悪くせず読んでいただきたい。
私自身何度も乗った経験から言わせていただくと「トヨタの車は足回りに決定的な弱点を抱えている」と言っても過言ではないだろう。
このように足回りに弱点があってはスポーツカーなど作れるはずも無く、F1で勝てないのも当然の話で、現状では「未勝利のままF1から撤退」と言うことも有り得るのではないだろうか。
昔から、トヨタの車には「カックンブレーキ」「腰砕け」「60点主義」など、余り良い言い方がされていなかったが、そこは「販売のトヨタ」と言われているように「販売(営業)力」で乗り越えてきたのだが、これから先、果たしてどうなることやら。
これまでは十分な利益を支えに様々な広告宣伝が出来たのだが、赤字体質になればそれもままならなくなり、「販売(営業)力」に影響が出ることも考えられるのだが・・・・。
平家物語の冒頭の一説にある「驕れるものは久しからず」などと言うことになれねばよいのだが・・・・。
「世界一」と言う言葉に大きな魅力があるのは確かなのだが・・・・。
タイトルの「灯台下暗し・大男総身に知恵回りかね」とは、最近のトヨタ自動車のことである。
半年前には史上空前の利益を上げていたものが、あっという間に赤字体質に。
何故このようなことになったのかと言うと、新聞・テレビなどの報道では様々なことが言われているのだが、私は少しちがう観点から考えてみたいと思う。
そもそもトヨタと言う会社は、「トヨタ」という表看板を前面に出し、他社の車の売れ行きを見ながら売れそうな車だけを作り、けして冒険をしようとはしなかったのだが、販売台数の増加とともに「生産台数世界一」と言うものがちらついてきてしまい、足元が見えなくなってしまったのであろう。
そして、企業が巨大化するにつれ「末端の情報が中央に伝わりにくくなる」と言う問題も抱え、状況の急な変化に対応できなくなってしまったのである。
「世界のトヨタ」などと言われるようになって「ある種の驕り」が出ていたのも確かであるが、F1参戦も一種の驕りと同じで、自社でスポーツカーを作れないのにどのようにして戦うつもりだったのであろうか?。
「金で人材を集めればナントカなるだろう」と言った感じがしていたのだが、予想通りの結果になってしまった。
「予想通り?」と言うのは、NHKがトヨタのF1参戦の特集番組を放送したのを見たときに、思わず「エッ?!」と思うようなことがあったのだが、直ぐに私の予想通りの結果で止めてしまったのである。
「コーナリングを安定させるためにリアウイングの角度を大きくする」=「直線では空気抵抗が大きくなり大きなマイナスになる」と言う基本的なことも理解できていないのである。
私のブログを読んでくださっている方の中にもトヨタの車に乗っている方が沢山いるだろうが、気を悪くせず読んでいただきたい。
私自身何度も乗った経験から言わせていただくと「トヨタの車は足回りに決定的な弱点を抱えている」と言っても過言ではないだろう。
このように足回りに弱点があってはスポーツカーなど作れるはずも無く、F1で勝てないのも当然の話で、現状では「未勝利のままF1から撤退」と言うことも有り得るのではないだろうか。
昔から、トヨタの車には「カックンブレーキ」「腰砕け」「60点主義」など、余り良い言い方がされていなかったが、そこは「販売のトヨタ」と言われているように「販売(営業)力」で乗り越えてきたのだが、これから先、果たしてどうなることやら。
これまでは十分な利益を支えに様々な広告宣伝が出来たのだが、赤字体質になればそれもままならなくなり、「販売(営業)力」に影響が出ることも考えられるのだが・・・・。
平家物語の冒頭の一説にある「驕れるものは久しからず」などと言うことになれねばよいのだが・・・・。
「世界一」と言う言葉に大きな魅力があるのは確かなのだが・・・・。