へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

ガンの治療に関して

2015年02月28日 03時40分45秒 | Weblog
ガンの治療に関して様々な考え方があるが、一体どれが正しいのであろうか?。

私が思うには「正解はない」と思っている。

外科手術によって病巣を摘出。

これが最も多いと思うが、抗癌剤や放射線による治療もあり、これらを併用することもある。

また「食事療法」という手もあるらしいが、私は少々疑問に思っている。

ネットでは様々な食事療法が紹介されているようだが、読んでみると、明らかに「おかしい」と思えるものも多いようである。

数年前には明らかに危険なことも紹介されていた。

それも、アメリカのある医師によるものである。

そのおかしなこととは、「がん細胞は正常な細胞に比べ、5倍くらい多くのブドウ糖を消費するので、ブドウ糖を作る材料となる食物を減らす」と言うのである。

これだけ読めば問題があるとは思えない人もいるだろうが、これにはとんでもない危険が潜んでいるのだ。

ブドウ糖。

糖尿病で問題になる「血糖値」は、血液の中に含まれるブドウ糖の量のことで、ブドウ糖を減らしすぎると「低血糖」と言う、命に関わる問題が発生する。

そう、糖尿病の人の中には、低血糖で意識を失い、そのまま死ぬ人もいるほど危険なことなのである。

一時期「効果がある」と言われていた「霊芝」にしても、今はほとんど話題にも登らない。

が、一部にはそれらの療法で「効果があった」「完治した」という話もあるので、全く効果がないわけでもないだろうが、ダイエットの話と同じで、誰でも同じ効果を期待できるわけでもないと思う。

なので、誰かが「効果があった」「完治した」と言ったとしても、それが自分にも効果があるとは思わない方が良いだろう。

以上のことは、私が舌癌だとわかるよりもかなり前に考えていたことで、舌癌だとわかってからも、それらを試す気には全くならない。


私の場合は、初期でも末期でもない「中期」のガンで、舌の半分近くと、頸部のリンパ節一つを切除。

大胸筋の一部を切除して失われた部分に移植するも、上手く定着せず失敗。

このため、当初の予定にない手術をすることに。

結局、2ヶ月で3回(1回目8時間、2回目6時間、3回目4時間)の手術をし、入院期間も3ヶ月半近くに。

なんとか退院したものの、1ヶ月後からは「予防的抗癌剤治療」が始まる。

「4週間服用して4週間休み」で1ステージで、3ステージの途中で極度の食欲不振に陥り、抗癌剤治療を中断。

そのまま再開はせず。手術後1年で「放射線」を照射することに。

放射線の照射は再発、転移をしたためではなく、「予防」の意味である。

これで私の場合は問題なく経過しているが、似たような条件でも、再発や転移で苦しむ人もいる。

と言うことで、私の主治医や何人かいる担当医も、「この(治)療法なら」と言うものはないと言っている。

私もそう思うので、全てを信じて、医者の指示に従うことにしている。

いくらじたばたしたとしても、結果は「なるようにしかならない」のだから。

結果がどう出るか。

そんなことは誰にもわからないのだ。

あとは運を天に任せるしかない。
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ハイリスク ローリターン

2015年02月27日 20時56分10秒 | Weblog
株や商品取引などの投資の世界では「ハイリスク ハイリターン」「ローリスク ローリターン」と言われるが、医師という職業は「ハイリスクなのにローリターンな職業」ではないかと思う。

が、今回の話に出てくる医師たちは「美容整形などに携わる医師」は除外したい。

あと、歯科医(特に矯正歯科)、眼科などの医師も対象から外れるかも。

要するに、死と直結するような医療行為に携わる医師の話なのである。



ところで、かつては「数千万円の裏金を使って裏口入学」というニュースがよく見られたが、最近は全く話題にも登らない。

この原因はなんなのであろうか?。

一つの要因として「健康保険の報酬額(点数)」が大幅に引き下げられたことがあるのではないだろうか。

医療や福祉に関する費用は年々増大するのに、健康保険税の引き上げはなし。

民間の保険であれば、費用が増大すると保険料も増やされる。

要するに、採算が取れなくなると赤字が累積して「倒産」と言うことになるので、否応なく保険料が引き上げられる。

が、国民健康保険は民営ではない。

「政府管掌」という言葉も使われるように、「官営」の保険なのである。

官営である以上、保険料の引き上げは議会の法案を通さなくてはならない。

ところが、この法案を通すことが非常に困難である。

与党にしても野党しても、こんな法案に賛成をしようものなら、次の選挙で有権者からてひどいしっぺ返しを食らう。

賛成した議員は立候補しても落選。

政党も存続の危機に見舞われるだろう。

要するに、選挙対策上「絶対に触れてはならない問題」なのである。

が、民間の保険であればその心配も少ない。

それでは、年々増大する費用はどう補うのか。

「税金の投入」でなんとか賄っているが、それにも限度がある。

なので、その余波は医療機関にも及ぶ。

医療機関に及んだ余波の行き先は・・・・。

言わずともわかるであろう。

最近のお医者さんは儲からないのである。

なのに、万一「医療事故」でも起きれば大変である。

人間の命や健康の値段は年々高騰している。

その反対に、医療の進歩で学ぶべきことは増大。

報酬は減少。


まさに、「ハイリスク ローリターン」になっているのである。


ところで、何故急にこのようなことを書き始めたか。

それは、昨日のPET検査の結果を聞きに行った時に何気なく担当医の一人が口にした言葉にある。

3年半近い付き合いでもあるが、私には愚痴を言いやすいので、思わず愚痴が出たのである。

私も申し訳ないとは思うのだが、こればかりはどうしようもない。


ということで、これからますます医師のなり手が減るであろう。

特に、リスクを伴う部門の医師が。
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PET検査の結果

2015年02月27日 03時11分36秒 | Weblog
3年前から定期的に受けているPET検査。

今年も去年と同じ「2月13日」に受けてきた。

これで4回目になるが、今年も特に異常は見つからず、とりあえずは一安心。

もっとも、去年は一ヶ所だが「疑わしい」という部分があり、念のため別の2種類の検査を受けている。

これらの検査は、俗に言うところの、CT、MRIとよく似ている。

ただ、普通のCT、MRIと違うのは、特殊な薬剤を注射し、約1時間経過した後に検査をする。

この特殊な薬剤だが、ブドウ糖に半減期のごく短い「放射性物質」を結合させたもので、ガン細胞が正常な細胞に比べて5倍くらいブドウ糖を多く吸収する性質を利用しているのだそうだ。

そして、検査の直前には「排尿」をしておかないといけないそうだ。

なぜなら、膀胱に尿が溜まっていると、検査の結果に影響があるのだそうである。

また、半減期がごく短いとは言え、放射性物質を使っているため、男と言えども、排尿は便座に座り、排尿後の洗浄も2回するように指示される。

更に、検査後も、その日は妊娠している人やその可能性のある人から、乳幼児まで接触をしないように言われる。

半減期がごく短くて量が少ないとは言え、放射性物質に変わりはないのだ。

と言うことで、一般的には馴染みのない「核医学」という文字も書かれている。

文字から受けるインパクトはかなりあるが、これが所謂「核の平和利用」であろう。

毒も使いようによっては薬になるが、薬も使い方を間違えると毒になる。

「バカとハサミ」ではないが、使い方によって結果に大きな違いが出る。

ノーベル賞で有名なアルフレッド・ノーベルが作ったダイナマイトも、誤った使い方が非常に多い。

野菜や肉、果物を切るための包丁だって、悪い奴が使えば「殺人の道具」になる。

非常に難しい問題だが・・・・。
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再びこちらに書くようになった理由

2015年02月26日 03時15分21秒 | Weblog
2年ちょっと前にあることがきっかけでアメーバの方にも書くようになり、こちらがおろそかになっていたが、また戻って書こうと思っている。

と言うのも、アメーバは規模も大きく、様々な機能も充実しているようだが、その分危険性もあるようなのだ。

あと、ヤフーの「知恵袋」も危険が潜んでいるように感じる。

と言うのは、去年の夏にパソコンの不調に見舞われたのだが、なんとなくその原因が、知恵袋とアメーバを介して悪さを仕掛けられたように思えるからなのである。

一応ウイルス対策ソフトを使ってはいるのだが、その網に引っかからないレベルのウイルスを仕掛けられていて、ウイルスの除去をしてもらったところ、10個もの悪さをするウイルスが見つかったそうである。

が・・・・。

その後も知恵袋に回答をしているとパソコンの不調に見舞われるのだが、やめると徐々に回復。

しかし・・・・。

アメーバでブログを書いていても時折不調に見舞われる。

アメーバ自体も昨日(25日)から長時間トラブルに見舞われているが、会員の中に悪さをしている人が居るのかも。

今のところ、「花便り」の方にも問題は起きていないようなので、こちらをメインにしよう。
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理想と現実

2015年02月26日 02時52分22秒 | Weblog
前回書いた「不老長寿」と同じで、理想と現実には大きなギャップを伴うと思わなくてはいけない。

不老長寿を求める人が多く、それでも飽き足らずに「アンチエイジング」どころか、「若返り」と言うことまで研究されていると言うが・・・・。

人間の飽くなき欲望の表れなのだろうが、事はそれほど単純でもない。

若返るということは、これを繰り返すと「不死」と言うことになりはしないだろうか。

このことを少し視点を変えて考えてみよう。

例えば「満員電車」。

電車に限らず、乗り物には「定員」と言うものがあり、基本的にはあそれ以上乗せることはできない。

なので、新たに人を乗せるには、「誰かが降りる」と言う必要がある。

降りる人が誰もいなければ・・・・。

誰も乗ることはできない。

無理になら乗せることもできるだろうが、そうなると「定員オーバー」ということに。

ある研究によれば、宇宙船地球号は既に大幅な定員オーバーの状態だそうである。

それも「3倍近い」と言う。

ここで死ぬ人がいなくなると・・・・。

死ぬ人がいなくならないまでも、「減少(長寿)」でも似たような結果になる。

長寿社会は、別の言い方をするなら「死ぬ人が減る」と言うことである。

要するに、満員電車から降りる人が減るのである。

降りる人が少ない状態で乗る人が多ければ・・・・。
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不老長寿(不死)は夢の世界

2015年02月24日 23時19分33秒 | Weblog
古来より「不老長寿」や「不老不死」という世界が夢見られてきたが・・・・。

今まさに「不老長寿社会」を迎えようとしている。

私も後3ヶ月あまりで「73歳」になる。

そう、不老長寿や不老不死が夢見られた時代には「古来希」という年齢をとっくに通り過ぎているのだ。

が・・・・。

その現実は、想像していたことと大きくかけ離れてはいないだろうか?。

このようなことになった原因を「少子化」に押し付ける人もいるだろうが、これはとんでもない思い違いだろう。

更に、不老長寿にはもっと重大な隠れた問題もある。

それは「際限のない人口の増加」である。

なので、考え方を変えてみると、「少子化」は際限のない人口の増加を防げための「セーフティネット」であるのかもしれない。

「そんなことはない」と思う人がほとんどだろうが、際限なく人口が増加したとすると・・・・。

たちまち「食糧不足」が起きるだろう。

エネルギー問題も起きるだろうし、住む場所の問題も出てくる。

このように、色々な事を総合して考えれば、不老長寿は予想してきたほど良いことではないのである。

「想定外」という言葉は余り使われなくなっているが、実際は至る所にあるのだ。

団塊の世代が高齢化し始めているが、完全に高齢化すると、医療福祉の問題以外でも危機的状況に陥るだろう。

その時まで私は生きているのか?。

長生きはしたくないものだが、こればかりはどうにもしようがない。
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孤立死、孤独死、ひとり死

2015年02月24日 03時28分28秒 | Weblog
タイトルはあまり芳しくないが、これからの時代、避けては通れない問題である。

というより、私自身の問題でもある。

昔であれば「古来希」と言われる年齢も、2年8か月前に通り過ぎている。

そう、平均寿命までの年数も、両手で十分に間に合うところまで来てしまっているのだ。

更に、舌癌の手術をして3年4ヶ月。

先週はPET検査をしているが、その結果はまだ聞いていない。

明後日の木曜日に病院に行くので、その時にはわかる。

が、所詮は一人暮らしである。

万一家で何かあれば、その時はタイトルのような事になるだろう。

が、だからどうだというわけでもない。

一人で暮らしているからといって、国も自治体も特別な援助などしてはくれないが、これは仕方のないことだと思っている。

が、多くの高齢者はそうは思っていないだろう。

私だって、個人的にはそう思いたくはないが、日本の現状を考えれば、国や自治体に援助を求めること自体に無理があるだろう。

「少子高齢化社会」に加えて「1千兆円を超える累積債務」。

この状態でどう援助しろというのだ。

国民健康保険の財政事情も、年々悪化の一途をたどっている。

これらに追い討ちをかけようとしているのが、私らの年代の次の年代「団塊の世代」の存在である。

団塊の世代が次々と高齢化すると・・・・。

考えただけで恐ろしくなる。

早めに施設にでも入居する手もなくはないが、そのためにはお金が必要である、が、残念なことに、それだけの貯えがない。

新聞を購読しているので、万一の時は新糞配達の人が気がつくだろうが、すぐにとはゆくまい。

とにかく、孤立死、孤独死、ひとり死はますます増えるだろう。

時代の変化によるものなのだから、「誰が悪い」などと言うことはできない。

「企業努力」という言葉がよく使われるように、これからは「自助努力」が求められるのである。
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