本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

マーロン・ブランドの思惑はずれ

2010-10-13 11:15:36 | Weblog
 敏腕なプロジューサーなる著者の『くたばれ!ハリウッド』のなかからのエピソード。
 プロジュースをした『ゴッドファーザー』には、ご存知のとおりマーロン・ブランドが出演している。当初、出演契約は、出演料のほか興行成績による利益配当だったそうだ。ところが、ブランドの弁護士からの申出で歩合をやめて出演料の追加となった。

 さて、この映画の興行成績についてこうある。
「『サウンド・オブ・ミュージック』の記録を破り、わずか半年で『風と共に去りぬ』が33年もかかって稼いだ以上の金を稼ぎ出した」
 これで、マーロン・ブランドは11百万ドルを儲けそこなったらしい。
 弁護士はクビになったとか。でも、弁護士はクライアントの意に反して交渉したはずはないから、ブランドの八つ当たりでしょうよ。

 映画が当たるか当たらないか難しい判断だろうけれど、『ゴッドファーザー』は期待できたと思いますよ。ただ、マフィア物は当たらないというジンクスがあったようです。