アメリカの話。
映画のプロデューサーがコカイン所持の容疑で逮捕された。ところが、判事は、1年以内にテレビで放映する30秒のドラック撲滅メッセージをプロデュースせよと命令した。これで、罪も起訴事実の記録も抹消されるという。一種の司法取引だろうが、粋なことをするものだ。 このコマーシャルは大成功だったらしい。
一般に、映画ファンは出演者や監督に関心を持つが、映画製作者すなわちプロデューサーが誰であろうと知ったことではない。
ところが、映画製作者の権限は絶大なのだ。その権限の列挙は省くが、著作権法は一目瞭然だ。なにしろ、「映画の著作物の著作権は映画制作者に帰属する」とある。
もっとも、本来、映画音楽は作曲家に、脚本は脚本家に、美術は美術監督にその他撮影や衣装デザインなどそれぞれに著作権が帰属する。しかし、その権利が複雑に絡み合っているので、許諾の交渉はやっかいだし、同意の足並みも揃わないかもしれない。それで、映画製作者に著作権を一元化している。
映画製作者自体に表現を保護する著作権があるわけではないが、いかに権限が大きいかわかる。
映画のプロデューサーがコカイン所持の容疑で逮捕された。ところが、判事は、1年以内にテレビで放映する30秒のドラック撲滅メッセージをプロデュースせよと命令した。これで、罪も起訴事実の記録も抹消されるという。一種の司法取引だろうが、粋なことをするものだ。 このコマーシャルは大成功だったらしい。
一般に、映画ファンは出演者や監督に関心を持つが、映画製作者すなわちプロデューサーが誰であろうと知ったことではない。
ところが、映画製作者の権限は絶大なのだ。その権限の列挙は省くが、著作権法は一目瞭然だ。なにしろ、「映画の著作物の著作権は映画制作者に帰属する」とある。
もっとも、本来、映画音楽は作曲家に、脚本は脚本家に、美術は美術監督にその他撮影や衣装デザインなどそれぞれに著作権が帰属する。しかし、その権利が複雑に絡み合っているので、許諾の交渉はやっかいだし、同意の足並みも揃わないかもしれない。それで、映画製作者に著作権を一元化している。
映画製作者自体に表現を保護する著作権があるわけではないが、いかに権限が大きいかわかる。
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