本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

衆参ねじれ国会

2010-10-09 16:19:25 | Weblog
 昨夜は、毎月8日に集う八日会なる飲み会。涼しくなって熱かんがおいしい。そんなわけで二日酔い。

 いよいよ衆参ねじれ国会が始まった。このねじれ、大いに結構だ。これこそ二院制の意義がある。与党が衆参両院で多数を占めていれば参議院の審議はセレモニーになるだけだ。
 自公政権でもねじれはあった。しかしその時は、法律案が参議院で否決されても衆議院で再可決された。与党が衆議院で三分の二以上の多数を占めていたからだ。いわゆる憲法第五九条に定める三分の二条項の適用である。これでは本当のねじれとは言いがたい。

 今の民主党の衆議院議員は三分の二に達しない。となれば、与党は衆議院でごり押ししたところではじまらない。野党との妥協案の話し合いが必要になる。だから結構なのだ。

 近々、政府は経済対策の補正予算案を提出する。もし野党が難くせをつけ、政府が我を張って国民生活に影響を与えれば、政治不信をつきつけられる。落としどころをさぐり、修正に応諾するのが政治ではないか。   
 衆参のねじれは、それを可能にしてくれるはずだ。