20年も前に、ソウルの東大門近くでハラボジ(おじいさん)と知り合った。河成春さんという。ハラボジといっても70代前半ではなかったか。若い頃、北海道にいたことがあるということで、それなりに日本語を話す。
当時、ソウルに出かけるたびに、ハラボジの家に立ち寄った。というのは、正露丸と救心のクスリを頼まれていたからだ。救心は丸々と肥えた奥さんのためとか。正露丸は誰のためか知らない。
いつも帰りには、白菜一株の自家製キムチを用意していた。美味いキムチだったが、重くて往生した。好意を無にしてホテルの部屋に置きっぱなしにしたこともある。
その後、ハラボジは転居し、私もソウルを頻繁に訪れることがなくなって交流が途絶えた。もう存命とは思えない。
当時、ソウルに出かけるたびに、ハラボジの家に立ち寄った。というのは、正露丸と救心のクスリを頼まれていたからだ。救心は丸々と肥えた奥さんのためとか。正露丸は誰のためか知らない。
いつも帰りには、白菜一株の自家製キムチを用意していた。美味いキムチだったが、重くて往生した。好意を無にしてホテルの部屋に置きっぱなしにしたこともある。
その後、ハラボジは転居し、私もソウルを頻繁に訪れることがなくなって交流が途絶えた。もう存命とは思えない。