本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

旅は電車に乗って

2021-09-13 08:28:46 | Weblog
 昨12日夜、「世界一周魅惑の鉄道紀行2時間SP」があった。ものものしい番組タイトルだが、「欧州5カ国7つの旅」の尾びれが付いていた。録画したがまだ観ていない。
 
 昔、鉄道旅行で10か国を廻ったことがある。もっともこの時はスペイン、イギリス、オランダは空路になったから鉄路は7か国となる。順にデンマーク、スウェーデン、ドイツ、オーストリア、スイス、イタリア、フランスである。

 ニースからマドリードまでの鉄路は遠すぎる。それで空路を利用した。また、マドリードからロンドンまで、そこからアムステルダムまでには海が横たわる。これも航路だ。アムステルダムからパリまでも陸路を利用しなかった。すでに旅はひと月近くになりくたびれていたのだ。
 
 さて、本題はここから。鉄道の旅で本当にありがたかったのは「トーマス・クック時刻表」である。思いつきで途中下車をしたり、ローカル線を利用したりも時刻表があればこそのことだ。

 日数に余裕があれば、低予算の一人旅は鉄道がベストなのだ。
 駅前には安いホテルが多い。夜行列車でホテル代を節約できる。いや、駅構内での夜明かしも安全だ。トイレ探しの不便もない。そして駅周辺には庶民的な食堂が多い。
 さらに中心の市街地は概ね駅から近い。車窓を流れる風景は旅情を誘う。

 私が利用していた時刻表は廃刊になった。残念だが、今は新会社で再発刊されているようだ。