本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

ピレネー山脈越え

2020-08-28 08:38:57 | Weblog
 ピレネー山脈は420㎞にも及ぶそうだ。フランスとスペインの国境に横たわって、天然の壁になる。正確にはスペインに近いピレネーの山中にアンドラ公国があるが。
 大昔、ジェノバでイタリアと別れ、モナコ、カンヌ、二―スで遊び、そこでフランスと別れ、マドリードに飛んだ。つまり、ピレネーはフライト越えだ。

 時が過ぎて、スペインのバルセロナから電車でピレネー山脈の端っこの海岸に沿ってフランスに入った。アルル、アビニョン、マルセイユで遊び、思い切ってナポレオンの生地コルシカ島に飛んだ。この折、「アルルき」疲れたとか、英雄生誕は「コルシカない」とダジャレをとばしたものだ。

 そこから寝台列車で一夜を過ごし、ピレネーの山の麓の駅(山の名も駅の名も忘れた)からバスでピレネー山脈を横断した。4月なのに吹雪で視界ゼロ。つづら折りの険隘の道を上る。生きた心地をしなかった。乗客は私ひとり。
 下りになって、アンドラについた。ほっと「安堵ら」した。そこからバスでバルセロナに戻った。このバスはすごく混んでいた。隣席の若い女性の言うことには、アンドラの免税店が目的らしい。

 飛行機、電車、バスでピレネー山脈を越えた話でした。