本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

敗戦記念日

2020-08-16 08:52:30 | Weblog
 昨日15日は「負け戦を認めた日」だ。決して「終戦記念日」ではない。
 もっと言えば、米艦ミズーリ号上で日本が降伏文書に調印した9月2日が、国際法上正式な「敗戦記念日」である。

 国際法では、対戦相手が負けを認めたときは、受け入れなければならないそうだ。負けの通告があっても、さらに叩き潰す攻撃は違反となるのだ。
 となれば、日本が負けを10日も早く認めれば、原爆は落とされなかったわけだ。かえすがえす優柔不断の罪は大きい。

 東京裁判に不当性があることを承知しているが、A級戦犯を靖国神社に合祀したことは正しかっただろうか(絞首刑の一人が私の高校の前身の旧制中学出身者だ)。
 先日、ガダルカナル島の顛末を観た。ほとんどの兵は餓死だった。戦争に駆り出されて戦死した人々と戦争遂行の立場にいた人々とを線引きしたいものだ。