本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

アンネ・フランク

2020-08-11 09:19:45 | Weblog
 「ヨーロッパトラムの旅」をよく観ている。録画していて放りっぱなしのアムステルダムの市内電車を再生した。懐かしい街だ。
 ヨーロッパの旅には、KLMオランダ航空の格安チケットを利用することが多かった。それで、アムステルダムのスキポール空港がハブ空港になり、そこから次の目的地に飛ぶ。

 もちろん、アムステルダムにも2日間ほど滞在する。「夜警」のある国立美術館やゴッホ美術館などに行ったが抜けている場所があった。「アンネ・フランクの家」である。
 2001年、ポルトガルを目的にした旅の際に「アンネ・フランクの家」を訪問した。最近は訪問者が多いようだが、その折はどういうわけか他の見学者がいなかった。

 前置きが長すぎた。このアンネの名が「ナフキン」の爆発的な売上げに貢献したという。「アンネの日記」をもじって生理の日を「アンネの日」とした広告のネーミングが当たったわけだ。
 1961年のCMというからほぼ60年も前になる。『キャッチフレーズの戦後史』(深川英雄著 岩波新書)にあった内容の受け売りである。

 もとより男性には関係のないことだが、商品というか用品というかそれを売らんがためのダシにされたアンネがますます不憫に思った。