本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

人の性格

2017-01-25 09:27:37 | Weblog
 山田風太郎の随筆に「金と口の出し方」というタイトルのものがあった。
 「去る者は追わず、来る者は拒まず」の言葉を下敷きにして次のように述べている。

 「去る者を追わず、来る者は拒まない人」は人生の達人としている。
 「去る者を追い、来る者を拒む人」は生母に死なれ、継母を拒む子供に似た思いの人だとある。
 「去る者を追い、来る者を拒まない人」は好色漢や政治資金源に対する政治家とある。
 「去る者を追わず、来る者は拒む人」は厭世病者としている。

 すべて納得したわけではない。いかにもくノ一風の作者の発想だ。常人にはあまり該当しませんな。
 
 こんな言い方もある。
 「自らは善をなすが、人には善を勧めない」これがNO1
 「自らは善をなすが、人にも善を勧める」これがNO2
 「自らは不善をなすが、人に善を勧めない」これがNO3
 「自らは不善をなすが、人には善を勧める」これが最低のNO4
 どれに該当しているかといえば、NO3あたりかもしれない。