本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

論語の一説

2009-02-20 10:18:54 | Weblog
 客間に書の額を掛けている。「まっ直ぐら ゆけば 届きぬ 華の山」とある。
 数年前に筆の立つ人に書いてもらったものだが、文言が平易でかつ、なかなか味のある筆捌きで気に入っている。

 それはさておき、時に私はノートに片言隻語をメモっている。その中に「成事は説かず、逐事は諌めず、既往は咎めず」とある。論語にあるものだ。
すんだことはとやかく言わない。やってしまったことは批判しない。過去の過ちは非難しない、といった意味のようだ。
 首相は財務大臣に対し、この論語を踏まえて寛大ぶりを示したかったか。もしかして「政治は説かず、飲酒は諌めず、会見は咎めず」だったのかも。
 しかし、政治家にはノブレス・オブリージがより求められる。結果として辞任となったが、どちらも体たらくの極みだ。