本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

電柱のお値段

2006-08-28 15:45:04 | Weblog
 カミさんの親の代から他人に120㎡ほどの畑を貸していた。貸し料は年額千円である。ところが、借り手の一人暮らしのおばあさんは老人ホームに入っており、畑が放置されて何年にもなるとか。でも、元気になってからまた耕すと言っていたそうで、こちらも不用の畑だからほったらかしにしている。そのおばあさんが先日亡くなった。
 
 さて、話はここから。
 その畑の端に一本の電柱が立っている。つい最近、ひょんなことから電柱敷地料なるものを知った。年額1,750円というから大した額ではないが、土地所有者に支払うべき電柱敷地料を、永年、電力会社は、借り手のおばあさんの口座に振り込んでいたというわけ。
 
 一口に電柱といっても、電力会社の電力柱とNTTの電話柱があるそうだ。それに両方で共用する共架柱もある。これらの電柱敷地料(道路の場合は電柱占用料というらしい)は、電気通信事業法で定められているようだ。
 電気事業便覧によると、平成17年3月現在の10電力(沖縄が入る)で2,080万本も電力柱があるとか。ちなみにNTTの電話柱は1,188万本。これらのうち、私有地や道路に立っている柱はどのくらいあるか知らない。
 支払い事務の簡素化のためか、3年に一度、まとめて振り込むらしい。