golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

リムスキー=コルサコフ「シェエラザード」リス、ウラル・フィル(ラ・フォル・ジュルネ2012.5.5)

2012-05-05 22:24:20 | Weblog
えっ、フィリップ・ピエルロも来ていたんだ~!

しまった、完全にノーマークでした。

3年前、ラ・フォル・ジュルネに初参戦した時にフィリップ・ピエルロのマスタークラスを参観。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/6f4428cab39eeae6307080ea143e13a6)

その後、発売されたバッハのマニフィカトのCDで大注目(まだCD入手出来ていない)。

今日、コンサートを聴き終わってから、地下のイベント会場を覗いていたらサイン会をやっている。大柄のイケメン、誰かな?と覗いたらピエルロさんでありました。

今回のテーマがロシア音楽だったので、古楽系の演奏家が来るとは思ってもいませんでした。

やはり、事前にちゃんとチェックせねば。

知っていれば、万難を排して聴きに行っていたのに。(泣)

ドミトリー・リス指揮ウラル・フィルハーモニー管弦楽団(ホールA)

さて、今日は家族での参加の為、ポピュラーな曲に。

リス、ウラル・フィルは前にもこのイベントで聴き(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/b844b2c23a18a41cc7badd766dfbe16e)、初めて知った指揮者、オケながら、なかなかしっかりした演奏という印象を持ちました。

今日のシェエラザードも、管楽器、特にホルンなどちょっと不安も感じもしましたが、全体としては真摯な演奏で楽しめました。

独奏ヴァイオリンが活躍するこの曲、コンマスの美しく澄んだ音が印象的。

自分一人じゃ選ばなかったであろうプログラムでしたが、聴いて良かったです。

来年も楽しみ。(今度こそは計画的に。是非聴きたいコンサートは予約しなきゃ)

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ハイドン「ピアノ三重奏曲Hob.XV/1、5、C1、37」ファン・スヴィーテン・トリオ

2012-05-04 22:50:29 | Weblog
2、3日前に、迷子のインコが住所を番地まで正確に話し、無事飼い主の所に戻ったという微笑ましいニュースがありました。

きっと、インコやオウムに色々な言葉を覚えこませている人がいるのでしょうね。

インコ、オウムによる、こんなの無いかなあ?

円周率記憶コンテスト。

街頭演説。(政治家本人より上手かったりして)

政治討論会。(数羽にそれぞれ違った主張を覚えさせる)

ピン芸人との漫才。

テレビショッピング。

……………

あまり行き過ぎると、動物虐待になっちゃうのかな?

ファン・スヴィーテン・トリオ(バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)、レミ・ボーデ(ヴァイオリン)、ヤープ・テル・リンデン(チェロ))(BRILLIANT CLASSICS盤)

HMVの通販でハイドンのピアノ三重奏曲全集が激安になっていたので購入しました。10枚組がマルチバイで1,390円(税込)!

今日はその1枚目。

最初の数音を聴いた時、「あれっ、リュートも入っていたかな?」なんて一瞬錯覚してしまいました。

それほど、フォルテピアノがソフトな音色。

ブリリアント・クラシックスが誇る古楽器奏者達(特に最近充実していますよね)による演奏。

ファン・スヴィーテン・トリオと銘打っていますが、ヴァイオリンとチェロは曲に拠って一部奏者の入れ替えがあります。

ハイドンの魅力に気付いたのは、後れ馳せながらながらここ1、2年といったところでしょうか。

以前は、極端に言えば、「モーツァルトの前座」位に思っていた節があります。

バロックの時代から古典派の時代に以降し、大天才モーツァルトが誕生するまで音楽形式などの環境を整備した作曲家といった感じで。

とんでもないことですね!

モーツァルトとはまた違った個性の大天才。

非常に多作家でありながら若い頃から完成度が高く、ハズレが無い。(膨大な作品のほんの一部しか聴いておりませんがm(__)m)

ピアノ三重奏曲も果たして1曲でも聴いたことあったかなあ、といったレベル。

それでも安心して買って、また決して裏切られないのがハイドン。

ここに聴く4曲も、5番以外は当時としては長寿だったハイドン(1732~1809)の20代(1755~60頃)の作品ですが、若書きという感じは全くありません。

続けて聴いても50歳代の5番(1784年)と完成度、充実度に関して遜色が無い。

スッキリ美しい演奏と相まって幸せ気分。

ブータン国王、王妃の来日で有名になった「国民総幸福量」というのがありますが、幸せな気分にしてくれる「作曲家総幸福量」という指数があったら、私的にはバッハとハイドンが双璧かも。

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モソロフ「鉄工場」、ストラヴィンスキー「春の祭典」下野、読響(ラ・フォル・ジュルネ2012.5.3)

2012-05-03 21:49:29 | Weblog
「クラシックソムリエ検定」かあ!

資格マニアを目指そうか(?)と思っている私にはちょっとそそられる情報。

ラ・フォル・ジュルネの会場で知りました。

ちょっとテキストの例題を見てみましたが、簡単なものから少しマニアックなものまであるようですが、内容は音楽史とそれに纏わる逸話の類いが中心で、音楽についての専門的な知識は要求されなさそう。

この機会に知識としてのクラシックを勉強してみても良いかな。

9月に第1回の試験が行われるとのことで、受験検討してみましょう。

さて、ラ・フォル・ジュルネの方は、例年通りチケット予約せず、朝起きて当日券を求めに参戦。

早く起床する予定が、昨晩の外泊(笑)の疲労もあって寝坊し、会場に着いたのは11時頃。

売り切りが多い中、本日と5/5のコンサートからそれぞれ1つチケットを購入。

今日の分は、同じ時間帯にシュニトケのピアノ協奏曲もあって、どちらを聴こうかだいぶ迷う。

シュニトケに後髪惹かれながらも、「鉄工場」を是非聴きたいとの思いでこちらを選択。ハルサイも聴きたいですし。(普通はこちらがメインか)

たぶん売り切りだったと思いますが、同じ時間帯にペルトの「鏡の中の鏡」がありました。

とても美しい曲(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/dc7e4dafd30a42e4a8bac65bcd3fb00e)で、もしこちらに空きがあれば選んでいたかも。「フラトレス」が演奏されるのも魅力でしたし。

下野竜也指揮読売日本交響楽団(ホールA)

さて、期待の「鉄工場」。

たぶん、クラシックを聴き始めた遥か昔にラジオで聴いて以来では。

機械文明を象徴的に描いたロシア・アヴァンギャルドのアレクサンドル・モソロフ(1900~1973)の代表作。

製鉄所の様子が描写的に力強く描かれ、3分ほどの短い曲ですが迫力あって良いなあ。

昔、この曲を知った時には、旧ソ連の社会主義路線に沿った「模範的」な作品なのだろうと思っておりました。

資本主義国に負けずに工業化をどんどん進めるぞ!と当局にとって都合の良い音楽に思えたからです。

しかし、実際は全然反対だったと最近知る。

前衛的過ぎたんですかね?

逮捕されて、8年間も運河工場の強制労働に服されたという悲劇の人。

復権したのは亡くなってからということで、体制に潰された貴重な才能。

久しぶりに聴いて、もし、このまま自由に作曲活動を続けられたら素晴らしい作品を色々残してくれただろうと残念でなりません。

下野さん率いる読響も熱演。描くものは機械文明ですが、「春の祭典」とも通じるロシアの大地の土の香り、大地から沸き上がるパワーのようなものも感じました。

ところで、この曲、打楽器として鉄板も登場するのですね!。メガネを忘れて良く見えなかったのが残念でしたが。

メインの「春の祭典」もなかなかの熱演。

音響的には良くない大ホールなのが残念ですが、管楽器陣が充実し、下野さんの推進力ある指揮で充実した音楽を聴けました。

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バルトーク「オーケストラのための協奏曲」クーベリック、ロイヤル・フィル

2012-05-02 22:52:56 | Weblog
久しぶりに電車乗り越して帰れなくなっちゃいました~。

双六の振り出しに戻るに近いパターン。(泣)

昨日は、夕方まだ明るい内から、月島のもんじゃ横丁で職場の方々と飲んでおりました。

2時間半位ですかね、お店に居たのは。

1次会で終り、路線は違うのですが同じような方向に帰る方と一緒に電車に乗る。

やはりお酒好きのその方の行き付けの安くて旨い店があるとの事で2軒目に行くことにする。

私の自宅からも比較的近いので、ここなら帰りも安心。(のはずだった…)

暫く居て、もう1軒はしご。

それでもまだ、余裕で終バスに間に合う(はずの)時刻でした。

ところが、電車で寝ちゃったんですね。気付いたら都内の某ターミナル駅。

乗った電車ではその駅には行けないから、乗り換えたのですね。(覚えていない)

しかし、残念終電終了。

タクシー代勿体ないので、朝までどこかで時間を潰そう。

駅構内から外に出るとマックを発見。ラッキー!

ハンバーガーとコーラを頼み、食後睡眠に入る。

ところが、「閉店ですよ!」の声で起こされる。

AM2時頃だったでしょうか。

駅のこちら側には他に深夜営業らしいお店が見当たらず。

駅の反対側へ行ってみよう。

駅に戻る。

すると広い構内に、私と同じような帰宅難民(?)が一杯。

皆様を見習い(笑)、窓際に空きスペースを見付け、駅構内で仮眠、2、3時間。

やがて山手線が動き出したので、2周約2時間の睡眠を補充し、早朝出社致しました。

疲れた~。

ラファエル・クーベリック指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(MEMBRAN盤)

クーベリックにはボストン交響楽団との1973年録音があり、これはそれに先立つ1959年のステレオ録音。(ボストン響盤未聴)

バルトークを代表する傑作の一つ。「弦チェレ」と甲乙付けがたく、どちらも大好きな曲。

考えてみると、クーベリックの音楽性はこの曲にとてもマッチしていると思うので、楽しみに聴きました。

オケの技量も要求される曲ですが、ロイヤル・フィルなら良いのでは。

堅固な構成力の中にしなやかさもあって、予想した通りのなかなかの演奏。

これもまた予想したことですが、オケの音色がちょっと明るめなのがやや残念。

でも、古いと言えど録音も悪くない。

これは掘り出し物でした。

ボストン響との再録も是非入手せねば。

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