golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ハチャトゥリアン「バレエ組曲《ガイーヌ》」、「スパルタクス」より、テルミカーノフ

2012-05-18 22:45:10 | Weblog
夕方外出し帰宅する際、地下鉄で4、5駅分歩いてしまいました。1時間超。

風が強いのが難点ではありましたが、快晴で温湿度とも心地良く、また良い運動にもなりました。

山手線内のエリアですが、この辺りにこんなに緑があったんだとか、駅前のこの道はこんな所に繋がっていたんだとか、この駅間は歩いても結構近いとか、小さいながらも意外な発見がいくつかありました。

また、時々こうして歩いてみたいと思います。

ユーリ・テルミカーノフ指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(EMI盤)

今日はちょっと傾向の違う音楽。

当ブログ初登場のハチャトゥリアン。

今迄、LPもCDも持っておりませんでした。

「剣の舞い」だけはどこかに入っているかと思いますが。

ちょっと苦手系ロシア音楽。

遥か昔に聴いたフルート協奏曲(原曲はヴァイオリン協奏曲)がとても綺麗な音楽という記憶があり、ディスクを欲しいと思いつつ先送りとなっております。

しかし、「ガイーヌ」については、小学生以来幾度となく聴かされた「剣の舞い」のイメージがあまりにも強過ぎて…。

きっと、あまり良くない演奏、録音、音の割れる校庭のスピーカーなどで、運動会の時とかに聴かされたのも印象良くなかったのでしょうね。

非常に俗っぽい音楽というイメージばかりが残っておりました。

俗っぽいのは自分だけで十分。(笑)

ところが、先日ブリリアント・クラシックから再発されたスヴェトラーノフ盤を店頭で試聴し、たまにはこういう音楽も聴こうかと思っていたところ、ディスクユニオンの200円セールにこちらのテルミカーノフ盤があり購入致しました。


バレエ音楽「スパルタクス」より
・舞曲とバッカナール
・フリギアとスパルタクスのアダージョ
・情景と踊り
・カディスの娘の踊りと反乱軍の接近

バレエ組曲「ガイーヌ」
・ゴパック
・剣の舞い
・アイシャの踊り
・バラの娘たちの踊り
・山岳人の踊り
・子守歌
・クルド族の若者たちの踊り
・アルメンのヴァリエーション
・レズギンカ

「スパルタクス」の収録されている4曲は、抒情的で美しい曲が多く、対照的に「ガイーヌ」はリズミカルなものが多い。

いずれも明るく親しみ易い音楽。

たまにはこういう曲も良い。

ヴァイオリン協奏曲(またはフルート版)も是非聴いてみたいと思います。

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ブラームス「交響曲第3番、第4番」リンデンバーグ

2012-05-17 22:55:09 | Weblog
今日のホークスは、昨日の仕返しで圧勝!

昨日があまりにも酷い負け方でしたからね。

首位ロッテとは3.5ゲーム差。

早く巻き返して開幕ダッシュの時のような状態に復活して欲しいものです。

エドゥアルド・リンデンバーグ指揮北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団(WARNER CLASSICS盤)

以前、1、2番を取り上げたリンデンバーグ盤(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/5b41636841a38e59efdaacfaed7c5cec/?ymd=201107&st=0&guid=ON)、3、4番も欲しいと思いながら未入手となっておりました。

店頭で見掛けてはいたのですが、買いそびれていました。

昨日、ディスクユニオンで200円で見掛け迷わずゲット。

リンデンバーグと言っても、ご存知無い方が多いと思いますが、前にも書きましたが初めて入手した1番のLPがこの指揮者のもの。(エラート1000シリーズ)

個人的にノスタルジーを感じるものなのであります。

この3、4番も1、2番と同様の印象。

オケはちょっと弱いですが、奇を衒わない誠実な演奏。

ドイツのオケですが、重くなり過ぎずスッキリした印象なのはエラート好みという気が致します。

特別感動的な名演という訳ではないのですが、自然で真面目に取り組んだブラームス演奏。曲の素晴らしさを率直に伝えてくれます。

名演数多あるブラームスの交響曲全集の中で、この無名指揮者の録音がCDに復刻されているのも故無きことのように思います。

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ハイドン「ピアノ三重奏曲Hob.XV/12、36、38、11」ファン・スヴィーテン・トリオ

2012-05-16 23:10:58 | Weblog
今日は、夕方新宿まで行き、帰り掛けついつい寄ってしまいました、ディスクユニオン。

見るだけのつもりでしたが、なかなかそうはいかないですね。(笑)

200円セールをやっていたので、5枚ほど掘り出して参りました。定番的なものからちょっと珍しげなものまで。

BOX盤がどんどん安くなっているので、いずれBOXで再発されそうな(気がする)ものは、ついつい避けちゃいますね。

ファン・スヴィーテン・トリオ(バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)、フランク・ポルマン(ヴァイオリン)、ヨブ・テル・ハール(チェロ))(BRILLIANT CLASSICS盤)

ハイドンのピアノ三重奏曲全集の3枚目。

ファン・スヴィーテン・トリオというアンサンブル名は同じですが、ヴァイオリンとチェロが1、2枚目とは別のメンバーに変わっています。しかし、基本的な演奏スタイルに変化はありません。

古楽器による演奏ですが、穏健でスッキリとしたスタイル。

12番第2楽章アンダンテの愛らしさ。やはり、フォルテピアノが似合います。

ハイドンに力こぶは要らない!

11番の終楽章(第2楽章)、フォルテシモの和音で唐突に終わるのもなかなか格好いい。

きっと、ハイドンは聴衆が驚くところを陰から見ていてほくそ笑んでいたのでしょうね。

こんなサービス精神旺盛な作曲家が他にいたでしょうか?

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ローレ「ヨハネ受難曲」ネーヴェル

2012-05-15 22:56:48 | Weblog
「警察國立寄所」と看板が掛かっておりました。

帰宅途上に寄った、「安い、速い、そこそこ上手い」理髪店。

警察國って何?警察国家ということ?

それとも、国立寄所?

どう見ても、民間の理髪チェーンなのですが、実は日本国が後ろで糸を引いている?

街中の誤字脱字の類は、結構楽しませてくれます。

昨日も、電車の週刊誌の中吊り広告のタイトルに誤字らしいものを見付けました。

大きな文字で字数も少ないだけに希少価値ありますね。(笑)

パウル・ファン・ネーヴェル指揮ウエルガス・アンサンブル(Deutsche Harmonia Mundi盤)

久しぶりにルネサンス音楽。

ドイツ・ハルモニア・ムンディの受難曲、ミサ曲を集めた10枚BOXから。

LP以来、フランス・ハルモニア・ムンディなども含めたハルモニア・ムンディ・レーヴェルはアルヒーフと並んで古楽好きの私には最高のブランドでありました。

最近でこそ色々なレーヴェルから優れた古楽ディスクが出ていますが、昔は非常に限られていましたから。

そうそう、エラートも忘れちゃいけませんね。

イタリア・ルネサンス期の作曲家チプリアーノ・デ・ローレ(1515頃~1565)の曲は、ルネサンス歌曲集のディスクに1曲入っているのを持っていただけかと思います。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/cb1554ec68cd105953e101d2cdd1d2c9)

それとて、果たしてどんな音楽だったか?(笑)

ヨハネ受難曲というとパッと思い浮かぶのは、シュッツ、バッハ、ペルトの各曲。

というか、それくらいしか思い浮かばない。他に聴いたことあったかな?というレベル。(笑)

知っている3曲は、バロック前期、バロック後期、現代と時代は異なりますが、慈愛は湛えていても引き締まった表情に共通するものも感じます。

対して、こちらはルネサンスらしく、穏やかで柔らかい表情で開始され、趣きがちょっと違います。

しかし、曲の進行とともに穏やか表情に変化は無いものの、じわりじわりと悲しみが拡がって来るように感じます。

穏やかで淡々とした進行は、ペルトの曲とも通じますでしょうか。

久しぶりにルネサンス音楽の美しさに触れました。

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バルトーク「弦楽の為のディヴェルティメント、無伴奏ヴァイオリンソナタ」フリッチャイ、メニューイン

2012-05-14 23:12:03 | Weblog
あぢぃ、あぢぃ。

夕方から外出したのですが、私的にはもう初夏の感覚。

クールビズも始まり、外吹く風も涼しいのですが、建物や乗り物の中は暑くて気持ち悪くなりそう。

梅雨や夏は好きな季節だけれど(暑がりなのに自己矛盾)、暑いのはやはりバテます。

最近、運動不足なのもバテの一因か。今度の週末はちょっとトレーニングしなきゃいかんかなあ。

フェレンツ・フリッチャイ指揮ケルン放送交響楽団、イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)(MEMBRAN盤)

ナチス・ドイツがオーストリアを併合した翌年、1939年という不安の時代に書かれた作品。

ディヴェルティメントの喜遊さと社会不安の杞憂さがない交ぜになった感覚が独特の魅力で、これまた好きな曲です。

フリッチャイの指揮は、バルトークと時代意識を共有しながらも、重苦しくならずしなやかさを持った普遍的な演奏。

録音こそ古いですが、この曲の良さを改めて味あわせてくれました。

1953年録音。モノラルですが、意外に音に拡がりがあって聴き易い。

無伴奏ヴァイオリン・ソナタは、メニューインの委嘱によって書かれたバルトーク晩年の作。

バッハの同種作品ともしばしば比較され、前者を旧約聖書に対してこちらを新約聖書といった喩えをされることがある孤高の作品。

メニューインの録音は、「?」と思うものもありますが、流石にこれは自家薬籠中の物。求道者の趣きを感じます。

1947年録音で、音質が悪いのが残念。とは言っても、この年代にしては結構良い方か。

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バルトーク「弦楽四重奏曲第2番~第4番」ヴェーグSQ.

2012-05-12 22:38:39 | Weblog
今日のホークスは、延長11回裏に今迄防御率0.00を守って来た、ファルケンボーグと並ぶ守護神と言っても良い存在の森福が打たれてサヨナラ負け。

開幕当初絶好調だったチーム力が最近ちょっと落ちて来ているので少し心配。

得意の交流戦がもうすぐ始まるので、そこで勝ち星を一杯貯金して欲しいものです。

ヴェーグ四重奏団(MEMBRAN盤)

今日も大好きな曲行きます。

大好きなバルトークの中でも、弦楽四重奏曲の3、4番は特に好きな曲。

バルトークの最も先鋭的な作品。

LP時代、ジュリアード盤を宝物のように聴いておりました。

CD時代になって、アルバン・ベルクの全集にすぐ飛び付きました。

世評の高い名盤ですが、自分的にも決定盤的な受け止めを致しました。

勿論、今でも素晴らしい演奏と思っておりますが、「やや甘口」な気もして、また少し色々な演奏を聴いてみたいと思っております。

ヴェーグ盤(ステレオ盤)の存在は昔から知っておりましたが、残念ながら未聴。

こちらはそれに先立つ1954年のモノラル録音。モノラルの全集があることは知りませんでした。

ここにはその中から3曲を収録。

モノラル録音の所為もあるかもしれませんが、やや重い響きは好感。(アルバン・ベルクは少し軽過ぎる気もするので)

バルトークの薫陶も受け、ハンガリーの血もあるのでしょうが、洗練され過ぎない土の香りも良し。

贅肉を削ぎ落とした引き締まった響きもいい。

一聴に値する演奏だと思うし、2番はどっしり手応え、聴き応えある演奏。なかなか良いかも。

ただ、3番、4番はちょっと温るい。

尖んがったところに欠け、切れ味が弱い。

最近では、新古典主義の作曲家とも位置付けられるバルトークですが、少なくともこの2曲は現代音楽への扉を開いた重要な作曲家バルトークの重要な作品。

楽しみに聴いた1枚ですが、私の期待とはちょっと違っておりました。

また、他の演奏も聴いてみましょ。

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ブラームス「交響曲第2番、第3番」フルトヴェングラー

2012-05-11 22:56:48 | Weblog
外出しての帰宅途中、今度受けようと思っている資格試験(これも難易度は低い(笑))の勉強をマックでやっておりました。

座った席の隣の若い女性は英語の勉強をしておりました。

暫くして彼女が帰ると、次に女性2人連れが。

暫く仕事の話(?)だかをしていました。一人は外国の方なのか少し助詞とかが違う感じもしましたが、特に会話に不自由もきたさない様子。

その内、2人が本を取出し、中国語会話教室が始まりました。

遅れて、もう1人お仲間が来られたので、私は席を譲って隣に移動。

ご近所の主婦仲間でしょうか?職場仲間でしょうか?

話の様子からすると、ファーストフード店やたまに自宅などでも中国語会話教室を開催しているよう。

お店にしちゃ、ちょっとした注文で長居されて迷惑かもしれませんが、草の根国際交流という感じで好感を持ちました。

それにしても、マックには勉強や仕事でこのように結構長居する人も多い(私もその一人)のに、立ち退かせたりせず黙認してくれていて、それにも関わらず高収益を上げている。

懐の広さとともに改めて凄いなと思いました。

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(EMI盤)

フルトヴェングラーBOXから、大好きなブラームスの交響曲を。

特に好きな第2番の刷り込みは、フルトヴェングラー&ロンドン・フィルのLP。

テレビ放送のサヴァリッシュ、N響の演奏でこの曲が大好きになり、初めて買ったのがフルトヴェングラー盤でした。

好きな指揮者ということも勿論ありますが、当時この曲の廉価盤で目ぼしいものといったら、ロンドンレーベルのこの盤くらいでしたからね。

EMIのエンジェル・シリーズのバルビローリ盤も確かまだ出ていなかったはず。(年寄の昔話)

一方、こちらベルリン・フィル盤は、昔の記憶に頼れば、ロンドン・フィル盤の印象と比べオケの厚み、力強さが増し、「ブラームスの田園」のあだ名の曲にしては安らぎよりは、どっしりした構成力に力点が置かれている感じ。

第3番も、秋を感じさせる枯れた味わいとともに曲に内在するパワーを感じさせる演奏。

ベートーヴェンの延長線上の「フルトヴェングラーのブラームス」という印象を強く受けました。

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バルトーク「ピアノ協奏曲第1~3番」アンダ、フリッチャイ

2012-05-09 23:27:18 | Weblog
「球団史上最悪の助っ人」なんていうニュースの見出しもあります。

メジャー通算119勝で最多勝投手にもなったことのあり鳴り物入りで今季ホークスに入団したペニー投手がもう退団ですって。(呆れ)

年俸2億2,800万円にもかかわらず、たった~の1試合投げて64球でノックアウトされただけ。

肩の調子が悪いという話でしたが、日本での診断もアメリカでの診断も異常無しとのこと。一体どうなってるんですかね。(大呆れ)

途中退団なので年俸は所属期間分に減額されるようですが、それでも7,000万円位になるらしい。

球団としては何とも高い授業料。

過去の実績だけに騙されず、育成から這い上がって来た山田投手、千賀投手のような素質のある若手を是非育ててください。

ホークスには、三浦投手はじめ育成選手にも逸材がたくさんいそうですので。

ペニー退団で空いた支配下登録枠に誰が入るのか楽しみ。

ところで、ペニーと名前の似ていて、やはり大リーグでの実績を引っ提げて今年入団した外野手のペーニャは対照的に優等生。

現在ホームラン王だし、全力で野球に取り組む姿勢も素晴らしいし、性格も良さそう。

今季投手陣の柱と期待されたペニー一人居なくなっても、投打とも充実しているホークスは今年も大丈夫!

ゲザ・アンダ(ピアノ)、フェレンツ・フリッチャイ指揮ベルリン放送交響楽団(GRAMMOPHON盤)

先日聴いたアンダ&フリッチャイの第2番(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/9145d42ba75ece1e3b67543ac34141d5?guid=ON)は、LPで持っているものと同じ音源と思い込んでおりましたが、違っていました。

それで、名盤の誉れ高いステレオ盤も聴き直したく、先日CDを購入しました。(LPには入っていなかった第1番も含めたバルトークのピアノ協奏曲全3曲)

LPはステレオ録音、対して先日のはモノラル。

ちなみに、モノラル録音とステレオ録音でオーケストラ名は異なりますが、下記のように名前を変えたので実際は同じ団体。

RIAS交響楽団→ベルリン放送交響楽団→ベルリン・ドイツ交響楽団

第2番について言えば、ピアノも指揮者もオケも同じで基本的なラインに大きな違いはありませんが、やはりステレオのこちらの方が音の拡がりがあって聴き応えがあります。

また、こうして続けて3曲を聴くと、改めてバルトークの作風の変遷が聴けて面白い。

最盛期のバーバリズム剥き出しの第2番に対して、その前の第1番はまだ荒削りの若さが残る作品。

晩年の平明さ、透明さと共に最盛期の力強さをも感じる第3番。

改めて聴いて、特に2番、3番は素晴らしい名曲。

アンダの冴えたピアノとフリッチャイの作曲家への共感を感じる指揮で名盤の名に恥じない演奏です。

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ハイドン「ピアノ三重奏曲Hob.XV/6、7、34、35、f1」ファン・スヴィーテン・トリオ

2012-05-08 21:39:40 | Weblog
昨夜は、連休明けの月曜日でしたが職場の飲み会。

さすがに飲み過ぎは禁物なので、ビールとハイボールの「薄め」のアルコール飲料のみにとどめ(日本酒は危険)、2次会も遠慮しておきました。

ところが、結果的に水分採りすぎ。

夜中に2回トイレに起きる羽目になり、結果寝不足。

アルコール、水分摂取量とも少なく、結構飲んだ気になる飲料は無いものでしょうか?

ファン・スヴィーテン・トリオ(バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)、レミ・ボーデ(ヴァイオリン)、ヤープ・テル・リンデン(チェロ))(BRILLIANT CLASSICS盤)

協奏曲の開始楽章を思わせるような快活に始まる6番。

2拍子のリズム感が、通勤電車の振動とマッチして心地好い。

ピアノで開始されるメロディがヴァイオリンに受け継がれ、そしてそれがチェロの朗々とした歌い回しに繋がる7番も三重奏の醍醐味そのもの。

D.スカルラッティのソナタを思わせる転がるような装飾音が優美で、室内楽らしい親密さを有する34番。

第2楽章メヌエットの途中、弱音器付ヴァイオリンの音にもはっと惹き付けられます。

そして、華麗さ極まる35番。こんな活きの良い音楽は滅多にありませんぜ、旦那。

第3楽章など、2音の繰り返しの連続が、ややもすれば通俗的に成りかねない所をぐっと踏み留まって、素敵な音楽に纏め上げている所も面白い。

長調が多い曲集中、短調のf1番は比較的落ち着いた風情。しかし、終楽章などパッションも感じます。

1曲1曲に聴かせ所があって、また快活で元気を貰える音楽。

やはり、ハイドンは愉しい!

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ロドリーゴ「交響詩《青い百合のために》、《遥かなる彼方を訪ねて》、庭園の音楽」他、バティス

2012-05-06 23:23:25 | Weblog
来年のラ・フォル・ジュルネのテーマは、いつ発表なのでしょうか。(最終日に発表なかったでしょうか?)

検索すると、「フランスとスペイン」といった噂が出てきますね。

それが本当なら嬉しい。

メシアンが聴けそう!
アルベニス、グラナドス、ファリャやギター音楽などスペイン物も大好物。

会場的にオルガン曲が聴けないのが残念だけれど、フォーレ、ドビュッシー、ラヴェルなどのフランス物も楽しみであります。

エンリケ・バティス指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(BRILLIANT CLASSICS盤)

という訳で、でもありませんが、今日はスペイン物。

ロドリーゴの協奏曲と管弦楽曲の4枚組が安くなっていたので購入。

先ずは、管弦楽曲を集めた1枚から聴いてみます。

1.交響詩《青い百合のために》
2.庭園の音楽
3.交響詩《遥かなる彼方を訪ねて》
4.遥かなるサラバンド(ヴィランチコ編曲)
5.5つの子供たちの絵
6.ソレリアーナ~第4曲、第5曲

ここに聴く曲は、アランフェスとはかなり趣きが違いますね。

「青い百合のために」は、土の香りのするようなリズムもあって、ちょっとヴィラ=ロボスをも思わせますが、もっとさらりとしているのがロドリーゴらしいところでしょうか。

「庭園の音楽」や「遥かなる彼方を訪ねて」は、(あまり良く知らないのですが)ディーリアスやバックスなどのイギリス音楽を思わせる、抒情的で夢見るような美しい作品。勿論、スペイン音楽ですから、もう少し温度は高い感じ。

「遥かなるサラバンド」の優しく親しげな響きも魅力的。

5曲から成る「5つの子供たちの絵」も、愛らしい響きあり、愉しげな調子もあり、夢見心地あり、賑やかな響きあり、いずれも心優しさに包まれて。

「ソレリアーナ」も2曲だけの収録が如何にも残念。

あまり聴かれることのないロドリーゴの管弦楽曲ですが、素敵な作品ばかりで驚きました。もっと知られて良い作品群ですね。

アランフェス以外のロドリーゴも是非色々聴いてみてください。目が見えないにも関わらず、奇跡の色彩感覚を持った凄い作曲家です。

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