golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

グロボカール「もしもし、聞こえる?、放射、流体、呼吸の研究」グロボカール

2009-12-20 22:56:23 | Weblog
今日はこの冬初めて寒いと感じた日かもしれません。

朝風呂入って髪の毛が乾かないままゴルフスクールまで歩いて行ったり、夕方から夜に掛けて薄着で買い物に出ていたりして、さすがに身体が冷えたかもしれません。

いくら暑がりといっても、もう少し気を使わないと風邪ひくなあと感じた1日でありました。

・「もしもし、聞こえる?」
ヴィンコ・グロボカール指揮スロヴェニア放送交響楽団、リュブリャナ大学「トーネ・トムシッチ」合唱団、スロヴェニア放送ジャズ・クインテット
・「放射」
ミシェル・ポルタル(独奏、指揮)アンサンブル・ミュジック・ヴィヴァント
・「流体」
ディエゴ・マッソン指揮アンサンブル・ミュジック・ヴィヴァント
・「呼吸の研究」
ハインツ・ホリガー(オーボエ)
(Harmonia Mundi France盤)

昨日に続き、図書館から借りて来たCD。

懐かしい?グロボカールの名前を見掛けたので聴いてみたくなりました。

ヴィンコ・グロボカール(1934~)は、スロベニア系フランス人でトロンボーンの名手。

オーボエのハインツ・ホリガーなどとともに、超絶技巧で鳴らし、現代作曲家を触発し数々の作品を書かせた人です。

トロンボーン奏者として高名でしたが、作曲家としても活躍していたのですね。

このCDには4曲が収録されています。

いずれも、いかにも現代音楽らしい、聴きようによっては「ヘンテコ」な音楽(笑)でありまして、私こういうのも結構好きであります(爆)。

「もしもし、聞こえる?」は1986年の作品。タイトル通り電話をモチーフにしています。

電話のベル(まだ電子音じゃ無くて昔の電話の音です)の音で曲が開始され、管弦楽、合唱(っても歌じゃ無くて叫びや散発的な声ですが)、ジャズバンドが入り交じった音響が進行して行きます。

そして、通話が切れた回線の音で終わります。最後に声も入っているのですが、「じゃあね」とか言っているのでしょうか。

「放射」は、1971年の独奏楽器(クラリネットとサックスを持ち替え)と20人の管弦打楽器の為の音楽。各種の音が飛びかう期待通りの現代音楽。

「流体」は、1967年の9つの管楽器と3つの打楽器の為の作品。ホルン3、トランペット2、フリューゲル・ホルン、トロンボーン2、チューバ、打楽器による新しい音響を追求したような作品。

「呼吸の研究」は1971年のオーボエ独奏の為の作品。おい、サイレンかよ~という感じのオーボエの音で始まります。

もっとも、オーボエと知らなかったら、何の楽器か分からないでしょうし、そもそも楽器かどうかも不明かも。その後も楽音より雑音に近い?各種の音が、意味不明の唸り声も混ざって繰り広げられます。

そして最後は犬の吠え声の様な声で終わります。「ワン!」って聞えます(爆)。
一般的に言えば、4曲の中でもこれが一番変な曲でしょうね(笑)。

こうして聴いてみると、グロボカールはトロンボーンの名人であっただけに、4曲とも管楽器の音響の可能性の追求が目立ちます。人声も考えようによったら管楽器ですし、電話も人声を電気的に伝導しているだけですしね。

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クセナキス「プレイヤード」、石井眞木「コンチェルタンテ」ストラスブール・パーカッション、安倍圭子

2009-12-19 21:22:18 | Weblog
昨夜の飲み会では、ハイボールをガンガン飲んでおりました。

ハイボールって、昔父親が自宅でよく飲んでいたので、何となく「オッサンの酒」というイメージがあって敬遠しておりました。

と言いながらもっとオッサンらしいホッピーは愛飲しているのですが(笑)。

そんなハイボールのイメージを変えて頂いたのは、minaminaさん(http://m.webry.info/at/minamina/index.htm)のお蔭。

ブログ記事で拝見して飲んでみたくなり、飲んでみるとスッキリして美味しい。料理やツマミの味を妨げず、さっぱりして爽快。

以来、飲み放題(最近こればっか(笑))のメニューにあると必ずと言って良いほどこれを選択。

昨日もこのパターンでいっぱい頂きました。

気持ち良く酔ったのは良いのですが、今朝起きると左手首が痛い。

若い頃から尿酸値が高めのせいか、ビールなど飲み過ぎると指の関節などが痛くなることが時々あるのです。

ハイボールも炭酸系だからビールと同じでいけないのかなあ?炭酸そのものがいけない訳じゃ無いでしょうが。

まあ、ハイボールがいけないとも言い切れないですね。何しろ、その前にビールをたくさん飲んでましたから(爆)。

ハイボールは決して悪く無いです(ハイボールの肩を持つ)、むしろ健康に良い筈です(そこまで言うか)。

これからも飲み続けなければならない(義務かよ)、お酒ですからね、ハイボールさん。

ストラスブール・パーカッション、安倍圭子(マリンバ(コンチェルタンテ))(DENON盤)

今日図書館を覗いたら、懐かしい名前を見付けたのでCDを借りて来ました。

その一枚がこれ。懐かしい名前は「ストラスブール・パーカッション」です。

現代音楽が「前衛音楽」として最も先鋭化していたのは70年代頃だったでしょうか。

その後、現代音楽も多様化し、耳障りの良い音楽も多くなりましたが、当時は現代音楽=前衛音楽という図式で、不協和な響きが多く、現代音楽=難解で聴き辛いなものというが一般的な認識だったかと思います。

しかし、当時若かった私には、現代音楽=前衛音楽=カッコイイ、でもありました。

当時、パーカッションだけで演奏会を開ける人気演奏家(現代音楽の世界での「人気」でしたが)がいました。

世界的にも高い評価を得ておられた「ツトムヤマシタ」もその一人。演奏会に行ったこともあります。

コンサートホールの天井から不可思議なオブジェがいくつも吊してあり、異様なただならぬ雰囲気。

ステージには見たことも無い打楽器がいくつも並んでいる。

そんな中に、ヒッピー(超古ぅ~!)風のツトムヤマシタさんが登場し、長髪を振り乱して、何ものかに憑かれた様な演奏をする。

それを興奮して聴き、感激して帰って来たのも懐かしい思い出です。

そしてストラスブール・パーカッション。当時「ストラスブール・パーカッション・グループ」とグループを末尾に付けた名称で記憶しておりますが、ここではCD表記に従います。

ライナーノーツに拠れば、フランスのストラスブール市の2つオーケストラの打楽器奏者6人から成るグループで、ピエール・ブーレーズの肝入りで発足した当時はレパートリーは全く無かったが、色々な作曲家から続々と新作が寄せられたとのこと。この2曲もその一つです。

当時、大変脚光を浴びていた団体と記憶しています。現代音楽の分野での話ですが。

こういう「前衛音楽」に妙なノスタルジーを感じてしまうというのは、時代が変わったということでしょうか。(単にお前が歳取っただけだろ!(笑))

前衛音楽を主導した一人、ヤニス・クセナキス(1922~2001)の1979年作の「プレイヤード」。

「混合」、「金属」、「鍵盤」、「太鼓」という4曲から成る40数分の大作。

各種の打楽器が使用される多彩な響きの「混合」に始まり、この曲の為に新たに作られた「Sixxen」(ストラスブール・パーカッションの6人と作曲者Xenakisの名前から命名)という楽器が登場する「金属」に移行します。

この冒頭は、火事の時に打ち鳴らす「半鐘」の様であります。因みに、「Sixxen」というのは銀色の19枚の長方形の金属板を並べた一種の鍵盤打楽器とのこと。3分音、4分音をもとに調律されているとのことで、どこか東南アジア的な不思議な響きが現出します。バリ島のガムラン音楽とかにイメージ近いですね。

続く「鍵盤」では普通の鍵盤打楽器(聴いた感じでは、木琴や鉄琴、マリンバなどでしょうか)が使用されますが、「楽器に刻印された西洋の伝統を払拭する」為に、「強力で特徴ある非西欧的な音階」が使われているそうです。確かに不思議な風の様な心地良い響きです。

最後の「太鼓」は、いくつかの太鼓が様々なリズムで打ち鳴らされる曲。なかなかノリノリのカッコイイ盛り上がりもあります。

パーカッションだけによる40分を超える作品ですが、響きの多彩さで飽きさせません。

石井眞木(1936~2003)の「コンチェルタンテ」では、ストラスブール・パーカッションに日本の第一人者安倍圭子さんのマリンバが加わります。ストラスブール・パーカッション結成25周年を記念する1988年の作品。演奏時間約19分。

柔らかいマリンバの響きと硬質な打楽器との対立による前半から、協調の後半に移行します。

静的な響きの後半のなんとも美しいこと。マリンバの木目調の響きと静かに鳴らされる金属音が溶け合う精緻な幽玄の世界。そして最後にはまたマリンバと打楽器の対立が戻り、盛り上がりを見せて終ります。

石井眞木、名前だけは昔から知っていた作曲家ですが、意識して聴いたのは初めて。

また一人、気になる日本作曲家の名前が記憶に刻印されました。

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モーツァルト「ピアノ・ソナタK.457、533、545、576」クリーン

2009-12-18 23:40:47 | Weblog
今日は、昔の職場仲間との飲み会。

10人位集まるかな、という期待もあったのですが、急な仕事での欠席者もあり、結局4名のみ。

しかし、昔話、現状の話交え楽しくお酒を飲めました。

ワルター・クリーン(ピアノ)(VOX盤)

ウィーンの名ピアニスト、ワルター・クリーン(1928~1991)のモーツァルト、ピアノ協奏曲集が発売された、というニュースを目にし、手持ちのソナタの音源を取り出しました。

何となく初期ソナタを聴こうと思ったのですが、整理が悪く見付からない。朝の出掛けで時間が無いので、晩年の作品などの盤に致しました。

だいぶ前にクリーンのK.331を取り上げたことがあり、その時にも書いた記憶がありますが、実演を2回聴いたことがあるピアニスト。

若い頃、他のピアニストの演奏も殆ど知らないくせに、「モーツァルトって言ったら、ワルター・クリーンじゃい」と思っていたことがあります。

端正なピアノながら、音の転がし方に「小粋なウィーン訛り」を感じ、とても気に入っておりました。

このディスクは、演奏は素晴らしいのだが、古い音源で録音がイマイチという印象がありましたが、決してそんなことは無いですね。1964年録音で勿論最近の物とは異なりますが、特に問題無く、クリーンの清潔な演奏を楽しむことが出来ます。

派手さは全く無いし、強い個性的な解釈もありませんが、香り高いモーツァルト。

ハ短調のソナタ(K.475)などでも悲劇性を強調するのでは無く淡々とした演奏で、それが却って哀しみを誘う表現になっている様に思います。

地味かもしれないけれど素敵なモーツァルト。

ピアノ協奏曲やシューベルトのソナタなど他の録音も出ているので聴いてみたいですね。

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シュニトケ「ヴァイオリン協奏曲第3番、第4 番」クリュサ、クラス

2009-12-17 21:58:34 | Weblog
今日は、最近手術したという昔の同僚に会社で久しぶりに会いました。

私よりずっと若いし、体型だってメタボじゃ無く健康な感じでしたが、人間ドッグで心臓に異常が見付かり、手術してペースメーカーを入れたとのこと。

電車の中などで、ペースメーカーに異常が起こる場合があるから携帯の電源を切るようにという放送を耳にしますが、考えてみたらペースメーカーを入れている人に初めて会いました。

異常が見付かった経緯や手術の時の話などを暫く聞いていましたが、何と「局部麻酔」なんですって!

執刀している医師や看護師さんの話なども聞こえるだけじゃなくて、話も出来るんですって。

手術中に、「ここ痛いですか~?」みたいなことを先生が聞いたりするそうです。

「ここ」ったって、心臓ですよ、心臓!!

「あちゃあ~、まっいいか」とか、「じゃあ、最高電圧入りま~す」(おい、何万ボルト掛けるんだよ~)みたいな話も聞こえるんですって。

怖いですねえ~。

でも、こんな話をあたかも他人事のように、面白可笑しく話する明るい彼の顔を見て安心致しました。また、何と強い人だろうとも思いました。

と同時に、たかだか足の肉離れごときでヒイコラ言っていた自分がつくづく情けなくなりました。

ウレー・クリュサ(ヴァイオリン)、エリ・クラス指揮マルメ交響楽団(BIS盤)

昨日、近くのブックオフで500円で入手した品。たまにこういう出物があります。

アルフレット・シュニトケ(1934~1998)は好きな現代作曲家の一人。

1978年作の第3番は、Moderato-Agitato-Andanteの3楽章から成る、ヴァイオリンと室内オーケストラの為の26分半ほどの曲。

第2楽章で少し動きが出て来ますが、全体としては静寂に満ちた作品。その中で独奏ヴァイオリンがカデンツァ風に奏でて行きます。

第3楽章ではコラール風のメロディなども出現し、(現代曲にしては)古典的な様相も見せます。これもシュニトケの「多様式主義」の一環なのでしょうか?

現代音楽苦手な方には取っ付き悪いでしょうし、逆にシュニトケ好きな方には静か過ぎて物足りないかもしれない音楽です。しかし、聴き込んだらなかなか味わい深い音楽であるようにも思います。

一方の1984年作の第4番の方が、よりシュニトケらしい曲。

Andante-Vivo-Adagio-Lentoの4楽章で約34分。

第2楽章の無窮動的なヴァイオリンから徐々にドラマチックな盛り上がりを見せるところなど、これぞシュニトケ!と叫びたくなる感じでいいですね~。

第3楽章、第4楽章では意外なほどロマンチックな美しい楽想も出現します。

シュニトケは、バルトークやショスタコーヴィチの延長線に位置する作曲家だと思いますので、現代音楽と毛嫌いせず是非聴いてみて頂きたい一人です。

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ドニゼッティ「歌劇《ラ・ファヴォリータ》」エレーデ

2009-12-16 22:57:26 | Weblog
時々、人の名前などを勘違いしていてヒヤリとすることがあります。

今日も、会議の司会をしていて、冒頭に他部署の方を出席者紹介する際、危うく間違った名前を言ってしまうところでした。

紹介するのは、隣の部署にも関わらず今まで接点が無く、昨日初めてご挨拶した方だったのですが、その際「竹田さん」と聞き間違えておりました。

紹介する直前に幸い「竹田さん」に電話が入り、会議室から一旦退席しました。

このスキに彼の部下に念のための確認。「竹田さんで良かったよね~?」。「長谷川さんですよ~」。

あの電話が無かったら、完璧に「竹田さん」って紹介していましたね。

どなたか知りませんが、「竹田さん」、じゃ無かった「長谷川さん」に電話された方に感謝であります。

ジュリエッタ・シミオナート(メゾソプラノ)、ジャンニ・ポッジ(テノール)、エットレ・バスティアニーニ(バリトン)、アルベルト・エレーデ指揮フィレンツェ音楽祭管弦楽団、合唱団(DECCA盤)

恥ずかしながら、この曲に関連しても大いなる勘違いをしておりました。

10年ほど前に買ったCDですが、ショップで見付けた時、ドニゼッティ「椿姫」と書いてあった記憶があり、ヴェルディのオペラと同名、同台本だとばかり信じ込んでいたのです。

いつも、内容も全く気にせず言葉も分からずオペラを聴いている私なので、題名を間違って認識していても全く気付かなかった訳です。

ところが、久しぶりにCDを取り出し記事にする為確認したら、こちらは「ラ・ファヴォリータ」、ヴェルディは「ラ・トラヴィアータ」、こりゃ違いますわ(笑)。

更にもっと大きな勘違いは、この曲がイマイチ詰まらないと思っていたこと。

ドニゼッティにしては地味なオペラという印象でした。

しかし、改めて聴いてみると、ベルカントオペラらしい声の競演が楽しめ、いかにもドニゼッティらしくてなかなか良いじゃないですか。

悲劇でドラマチックだけれど、どこと無く脳天気な音楽。脳天気な私、とても好きなのでありますドニゼッティ。

ステレオ初期(1955年)の録音で音は少し悪いですが、往年の名歌手の声の競演が堪能出来ます。

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バッハ「カンタータ第106番《神の時こそ、いと良き時》」鈴木雅明

2009-12-15 23:38:15 | Weblog
今日は外出から戻る際、東京駅でちょうどお昼になった為、八重洲地下街に出来たラーメンストリートに寄って参りました。

現在4店舗ですが、昼時とあっていずれも長い行列が。

1時間待ちという店(「六厘舎」)がありましたが、さすがにそこは避け、適度な行列の「二代目けいすけ海老そば外伝」を選択。

15分ほどの待ち時間で入店出来ました。

一番人気という「伊勢海老そば玉子入り」(950円、写真)をオーダー。

海老の香りがして旨いにゃ旨いけど、伊勢海老が入っている訳じゃないし値段考えるとイマイチかなあ~。せめて少しでも伊勢海老の肉片(海老片?)が入っていて欲しかったのだけれど…。

今度は是非とも「六厘舎」に入ってみなくては。

柳沢亜紀(ソプラノ)、米良美一(カウンターテノール)、ゲルト・テュルク(テノール)、ペーター・コーイ(バス)、鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン(BIS盤)

今日は9時頃まで仕事だったので、カップリングされている71番、131番は割愛して1曲のみ。

このBCJのBOX(10枚入りが4集発売されています)を購入する際、まずはこの曲が入っているBOXをということで選んだ106番。

若かりしバッハが書いた傑作カンタータですが、CDを持っていなかったので。

バッハのレクイエムにも例えられる、伯父の葬儀の為に書かれた作品。

聖歌隊員と決闘したり、ブクステフーデの音楽を聴きに行くため無断で休暇を延長したりと血気盛んだったバッハ青年が作った、何とも心優しい曲。

第1曲のヴィオラ・ダ・ガンバに載ってリコーダー2本が奏でるもの悲しくも優しい美しさの旋律を始め、全曲に渡ってリコーダーが活躍し、しみじみ心に染み入る音楽が静かに進行して行きます。

昔、リヒターのLPでこの曲を知った時は、死者を悼む哀しみを強く感じましたが、このBCJの演奏では死者の天国での安寧を願う優しさが前面に出ている様に思います。澄みきったとても美しい、現世にいる我々に幸福感をもたらせてくれる演奏であります。

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ラヴェル「ステファヌ・マラルメの3つの歌」ゴメス、ブーレーズ

2009-12-14 22:46:57 | Weblog
残念、営業時間終わってました。

夕方三田方面まで外出。

こりゃ、久しぶりに行かなきゃ~。「ラーメン二郎本店」でございます。

ありゃ~閉まってる。

今まで2、3回行ったことがあるのですが、いずれも昼間。まさか夜やっていないとは思い至りませんでした。以前、夕方食べた様な記憶もあったのですが…。

夜も営業している他店舗も多いので、どこかで今度久しぶりに食すことに致しましょう。

ジル・ゴメス(ソプラノ)、ピエール・ブーレーズ指揮BBC交響楽団(SONY盤)

ブーレーズの5枚組BOXからラヴェルの歌曲を集めた一枚。

そのCD中の一曲。

初めて聴いた曲ですが、「これって本当にラヴェル?」という感じ。

印象派から一歩踏み出しているのではないでしょうか?

調性音楽の範囲に収まっているのでしょうが、微妙な揺らぎが無調時代のシェーンベルク一歩手前という印象を受けます。

いや、独襖系の響きというより、むしろブーレーズ一歩手前でしょうか。怪しげながら、さらりとした響きが、12音技法による傑作「ル・マルト・サン・メートル」と通ずるものさえ感じさせてくれます。

今日も素晴らしい曲を知りました。

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パッヘルベル「アリアと変奏曲」他、レオンハルト

2009-12-13 21:25:06 | Weblog
今日は約3ヶ月振りのゴルフ。

9月初めにゴルフで足の肉離れを起こして以来、治ってからもコースに出るのは自粛しておりました。

寒くなって来た時期なので、またやってしまうのでは?という不安は少しありましたが、ストレッチをちゃんとやることと無理に走らないことを心に誓ってプレー。

幸い斜面や起伏の少ないコースだったこともあり、無事にプレーを終えました。

スコアの方は無事では無く(笑)ボロボロはありましたが、久しぶりに芝生の上で白球を打つのは爽快でした。

グスタフ・レオンハルト(オルガン)(Vivarte原盤)

昨日のフローベルガーと同じCDから。

ヨハン・パッヘルベル(1653~1706)は、一般的には「カノン」だけで知られている作曲家。

私も他の曲を聴くのは初めて。

収録は下記4曲です。
・トッカータ ハ長調
・アリアと変奏曲 ヘ長調
・われらみな唯一なる神を信ず
・セヴァルディーナのアリアによる変奏曲

1分半ほどと短いながらも壮麗な「トッカータ」、厳粛な雰囲気の中にも親しみ易いメロディが流れる「われらみな唯一なる神を信ず」、折り目正しくもオルガンの変化に富んだ美しい変奏が続く「セヴァルディーナのアリアによる変奏曲」もそれぞれ魅力的ですが、2曲目に特に魅せられました。

「アリアと変奏曲」は、どこか「カノン」とも似た雰囲気。同様のポピュラリティを獲得出来る様な親しみと優しさに満ちた美しい曲。クリスマスシーズンに静かな幸福感を味わうのに好適な音楽です。

魅力的な音楽の宝庫バロックに、またとても気になる作曲家が一人増えました。

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フローベルガー「ドレミファソラによる幻想曲」ケレメン

2009-12-12 23:03:40 | Weblog
今日は、買い物に付き合って午後ずっと車を走らせておりました。

外出にはいつもCDを携帯するのですが、長距離のドライブとかではなくて、結果長時間運転になってしまった場合はいつも、何枚か持って来るんだった、とちょっと後悔致します。

この場合、同じCDを何回も繰り返し聴く羽目に。

今日は、普段あまり聴かないロシア系、R.コルサコフ「シェエラザード」でありました。

繰り返し聴きで、この曲の良さを再認識。

これから長時間運転になりそうな時は、普段余り聴かない苦手系に致しましょうか。

ヨーゼフ・ケレメン(オルガン)(ARTE NOVA原盤)

バロック・マスターワークス60枚BOXから、フローベルガー、ケルル、パッヘルベル、ムファットのオルガン曲を集めた一枚。

この中から冒頭の一曲。

ヨハン・ヤーコブ・フローベルガー(1616~1667)の8分半ほどの曲ですが、この曲、何と「ドレミファソラ」で始まるのです。

音階を使用した曲としては、チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」やマラン・マレのその名も「音階」が思い浮かびますが、この曲はかなりベタに音階そのもので始まります。

どうせなら、「シド」も加えて欲しかった?

ドレミファソラの音階にインスピレーションを得て変奏が繰り広げられ、幻想が羽を拡げて行く、短いながらもなかなか素敵な音楽。

クリスマスシーズンが近付くとオルガン曲が聴きたくなる陳腐なオヤジ(私)であります。

このCDにも魅力的な作品が色々入っているようですが、明日ゴルフで朝早いので聴き込むのは後日に致しましょう。

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ドヴォルザーク「交響曲第9番《新世界より》他」P.ヤルヴィ

2009-12-12 10:53:11 | Weblog
ブラックホールへ行って参りました。

昨日夕方、仕事で新宿に行ったついでに、以前チャレンジして惨敗を期した「宇宙一辛いラーメン ほたる」にリベンジであります。

初台にある「やぐら亭」というお店。

スープの色はご覧の通り真っ黒。食用の備長炭が入っているとのこと。

スープに垂らしたウォッカに点火して、幻想的な青白い炎を揺らめきながら供されるのが「ほたる」の名前の由来だそうです。

美しい蛍火にも見えますが、不気味な鬼火にも見えますね。これから起こる激辛との死闘を暗示するかのような…。

そして「宇宙一辛い」の秘密はハバネロ。

スープには勿論のこと、麺にもハバネロが練り混んであるのです。

半年前に挑戦して、敢えなく挫折。食後の経緯も含め(笑)屈辱を味わった(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/85e8cd2f3038c6b4fedb11d98fdd622b)という曰く付きの超激辛メニュー。

辛さはレベル1~10までの10段階。

前回はいきなりレベル5にチャレンジして苦しんだので、今回はレベル2。

激辛フリークとしてレベル1じゃ恥ずかしいもんね。

レベル2は、蒙古タンメン中本の北極や冷やし味噌ラーメンと同じ位の辛さかな?

どす黒い色や、麺にハバネロが練り混んであるということでビビらなければ十分いけます。

前回はそういう精神面で問題があったかな。

無事にスープも含め完食。幸い今回は腹痛も起こらず。

味的には、まだ慣れていない所為かもしれませんが中本の方が好きですね。

次回はレベル3にチャレンジです。

しかし、レベル10って一体どんだけの辛さやねん?(今まで完食出来た人も2、3人らしい。今度行ったら正確な人数を聞いてみましょう)

「ほたる」は激辛界の新世界、いや別世界かな?

激辛好きの方も絶対舐めて掛かったらあきまへん!

むしろこの店、激辛でない普通のラーメンの方が美味しそう。また、こじんまりした店ながらラーメン店&居酒屋のアットホームな雰囲気や、懐かしさを漂わせる商店街の立地もイイ感じ。

今度は、「チャレンジ」ではなく訪ねてみたいとも思うのですが、激辛食いの性(さが)でメニュー見たらつい「ほたる」選んじゃうんだろうなあ(笑)。

新国立劇場にいらした方には、お帰りの際にもお薦めです。但し、「ほたる」はオペラやコンサート前には厳禁!途中腹痛必至と認識して下さい、必ずお帰りにチャレンジされますよう。

パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(KEEP盤)

昨日に引き続き、ロイヤル・フィル315円CD。

ネットに拠ると、1993年、パーヴォ・ヤルヴィ30歳当時の録音とのこと。

オーケストラの鳴りっぷりは良いし、ダイナミックレンジは広いし、第1楽章などテンポの揺れも激しい。

情感や哀愁とかには欠けるかもしれないが、これはこれで爽快で気持ち良い演奏。

録音も良いし、何せ315円でっせ!物凄くコスパ高いですわ。

同趣向演奏の序曲「謝肉祭」、スケルツォ・カプリチオーソが併録されています。

また買ってみましょう315円CD。

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