golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

グロボカール「もしもし、聞こえる?、放射、流体、呼吸の研究」グロボカール

2009-12-20 22:56:23 | Weblog
今日はこの冬初めて寒いと感じた日かもしれません。

朝風呂入って髪の毛が乾かないままゴルフスクールまで歩いて行ったり、夕方から夜に掛けて薄着で買い物に出ていたりして、さすがに身体が冷えたかもしれません。

いくら暑がりといっても、もう少し気を使わないと風邪ひくなあと感じた1日でありました。

・「もしもし、聞こえる?」
ヴィンコ・グロボカール指揮スロヴェニア放送交響楽団、リュブリャナ大学「トーネ・トムシッチ」合唱団、スロヴェニア放送ジャズ・クインテット
・「放射」
ミシェル・ポルタル(独奏、指揮)アンサンブル・ミュジック・ヴィヴァント
・「流体」
ディエゴ・マッソン指揮アンサンブル・ミュジック・ヴィヴァント
・「呼吸の研究」
ハインツ・ホリガー(オーボエ)
(Harmonia Mundi France盤)

昨日に続き、図書館から借りて来たCD。

懐かしい?グロボカールの名前を見掛けたので聴いてみたくなりました。

ヴィンコ・グロボカール(1934~)は、スロベニア系フランス人でトロンボーンの名手。

オーボエのハインツ・ホリガーなどとともに、超絶技巧で鳴らし、現代作曲家を触発し数々の作品を書かせた人です。

トロンボーン奏者として高名でしたが、作曲家としても活躍していたのですね。

このCDには4曲が収録されています。

いずれも、いかにも現代音楽らしい、聴きようによっては「ヘンテコ」な音楽(笑)でありまして、私こういうのも結構好きであります(爆)。

「もしもし、聞こえる?」は1986年の作品。タイトル通り電話をモチーフにしています。

電話のベル(まだ電子音じゃ無くて昔の電話の音です)の音で曲が開始され、管弦楽、合唱(っても歌じゃ無くて叫びや散発的な声ですが)、ジャズバンドが入り交じった音響が進行して行きます。

そして、通話が切れた回線の音で終わります。最後に声も入っているのですが、「じゃあね」とか言っているのでしょうか。

「放射」は、1971年の独奏楽器(クラリネットとサックスを持ち替え)と20人の管弦打楽器の為の音楽。各種の音が飛びかう期待通りの現代音楽。

「流体」は、1967年の9つの管楽器と3つの打楽器の為の作品。ホルン3、トランペット2、フリューゲル・ホルン、トロンボーン2、チューバ、打楽器による新しい音響を追求したような作品。

「呼吸の研究」は1971年のオーボエ独奏の為の作品。おい、サイレンかよ~という感じのオーボエの音で始まります。

もっとも、オーボエと知らなかったら、何の楽器か分からないでしょうし、そもそも楽器かどうかも不明かも。その後も楽音より雑音に近い?各種の音が、意味不明の唸り声も混ざって繰り広げられます。

そして最後は犬の吠え声の様な声で終わります。「ワン!」って聞えます(爆)。
一般的に言えば、4曲の中でもこれが一番変な曲でしょうね(笑)。

こうして聴いてみると、グロボカールはトロンボーンの名人であっただけに、4曲とも管楽器の音響の可能性の追求が目立ちます。人声も考えようによったら管楽器ですし、電話も人声を電気的に伝導しているだけですしね。

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