golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

D.スカルラッティ「ソナタK.114,132他」ロス

2009-12-07 22:34:40 | Weblog
遂に出ました私の職場でも、新型インフルエンザ。

まあ、今更珍しくも何ともありませんが。

今夜は東京地方、北風強く、所謂木枯しというヤツでしょうか。

嗚呼、冬になったんだなあ、と思いました。

そろそろ「クールビズ」は止めてネクタイして通勤した方が良いかなあ?

そろそろ夏場から来ている(クリーニングには出してますよ~(笑))スーツを冬物に衣替えした方が良いかなあ?

ちょっと迷っている超暑がりの私であります。

スコット・ロス(チェンバロ)(ERATO盤)

ロスによるスカルラッティのソナタ全集は欲しいには欲しいのですが、555曲CD34枚はさすがになかなか手が出ず、廉価盤のCD1枚選集で我慢していたところ、ブックオフで見付けた掘り出し物がこのCDです。

3枚組で500円!

今日は、2、3ヶ月前に購入して未聴だったこの盤の一枚目です。

K.33,34,60,67,69,87,94,95,96,97,104,107,113,114,132,133,140,141,144,145の20曲。

3枚の内、1枚は手持ちの選集と同じ選曲かも、と思っていました(それでも激安に変わりありませんが)。

ところが、ざっと見たところで、3枚合わせても手持ちとのダブりは数曲。ラッキーでありました。

K.33のように昔から聴き馴染んでいる曲もありますが、多分初めて聴くであろう曲もいくつもあります。

しかし、短いながらも機知に富んで、一曲一曲が輝いているのがスカルラッティのソナタ。

それぞれ魅力的なのですが、ちょっと変わったところではK.114。

冒頭、童謡の「あんたがたどこさ~♪」にちょっと似た旋律が登場するどこか懐かしい曲。

一方、K.132の様にファンダンゴのリズムでしょうか、スペイン情緒溢れるノリノリの曲も。

一曲一曲がアイデアに満ちていて楽しいですね、スカルラッティのソナタ。

38歳でエイズの為夭折した天才スコット・ロスは悲劇の人。Wikipediaに拠ると、5歳で父親を亡くし、19歳頃に母親を自殺で失っているんですね。

しかし、紡ぎ出すその音楽は翳りを感じさせず、奇を衒わず、自然にほとばしり出る泉のよう。

彼を失ったことは、古楽界の大きな損失ですが、スカルラッティのソナタ全曲録音という素晴らしい遺産を残してくれました。

こういう演奏聴くと全集欲しくなりますが、やはり手が出ない。もう一種の全集で分売されているBRILLIANT CLASSICSのベルダー盤を今度ちょっと買ってみましょう。

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