昨夜の飲み会では、ハイボールをガンガン飲んでおりました。
ハイボールって、昔父親が自宅でよく飲んでいたので、何となく「オッサンの酒」というイメージがあって敬遠しておりました。
と言いながらもっとオッサンらしいホッピーは愛飲しているのですが(笑)。
そんなハイボールのイメージを変えて頂いたのは、minaminaさん(http://m.webry.info/at/minamina/index.htm)のお蔭。
ブログ記事で拝見して飲んでみたくなり、飲んでみるとスッキリして美味しい。料理やツマミの味を妨げず、さっぱりして爽快。
以来、飲み放題(最近こればっか(笑))のメニューにあると必ずと言って良いほどこれを選択。
昨日もこのパターンでいっぱい頂きました。
気持ち良く酔ったのは良いのですが、今朝起きると左手首が痛い。
若い頃から尿酸値が高めのせいか、ビールなど飲み過ぎると指の関節などが痛くなることが時々あるのです。
ハイボールも炭酸系だからビールと同じでいけないのかなあ?炭酸そのものがいけない訳じゃ無いでしょうが。
まあ、ハイボールがいけないとも言い切れないですね。何しろ、その前にビールをたくさん飲んでましたから(爆)。
ハイボールは決して悪く無いです(ハイボールの肩を持つ)、むしろ健康に良い筈です(そこまで言うか)。
これからも飲み続けなければならない(義務かよ)、お酒ですからね、ハイボールさん。
ストラスブール・パーカッション、安倍圭子(マリンバ(コンチェルタンテ))(DENON盤)
今日図書館を覗いたら、懐かしい名前を見付けたのでCDを借りて来ました。
その一枚がこれ。懐かしい名前は「ストラスブール・パーカッション」です。
現代音楽が「前衛音楽」として最も先鋭化していたのは70年代頃だったでしょうか。
その後、現代音楽も多様化し、耳障りの良い音楽も多くなりましたが、当時は現代音楽=前衛音楽という図式で、不協和な響きが多く、現代音楽=難解で聴き辛いなものというが一般的な認識だったかと思います。
しかし、当時若かった私には、現代音楽=前衛音楽=カッコイイ、でもありました。
当時、パーカッションだけで演奏会を開ける人気演奏家(現代音楽の世界での「人気」でしたが)がいました。
世界的にも高い評価を得ておられた「ツトムヤマシタ」もその一人。演奏会に行ったこともあります。
コンサートホールの天井から不可思議なオブジェがいくつも吊してあり、異様なただならぬ雰囲気。
ステージには見たことも無い打楽器がいくつも並んでいる。
そんな中に、ヒッピー(超古ぅ~!)風のツトムヤマシタさんが登場し、長髪を振り乱して、何ものかに憑かれた様な演奏をする。
それを興奮して聴き、感激して帰って来たのも懐かしい思い出です。
そしてストラスブール・パーカッション。当時「ストラスブール・パーカッション・グループ」とグループを末尾に付けた名称で記憶しておりますが、ここではCD表記に従います。
ライナーノーツに拠れば、フランスのストラスブール市の2つオーケストラの打楽器奏者6人から成るグループで、ピエール・ブーレーズの肝入りで発足した当時はレパートリーは全く無かったが、色々な作曲家から続々と新作が寄せられたとのこと。この2曲もその一つです。
当時、大変脚光を浴びていた団体と記憶しています。現代音楽の分野での話ですが。
こういう「前衛音楽」に妙なノスタルジーを感じてしまうというのは、時代が変わったということでしょうか。(単にお前が歳取っただけだろ!(笑))
前衛音楽を主導した一人、ヤニス・クセナキス(1922~2001)の1979年作の「プレイヤード」。
「混合」、「金属」、「鍵盤」、「太鼓」という4曲から成る40数分の大作。
各種の打楽器が使用される多彩な響きの「混合」に始まり、この曲の為に新たに作られた「Sixxen」(ストラスブール・パーカッションの6人と作曲者Xenakisの名前から命名)という楽器が登場する「金属」に移行します。
この冒頭は、火事の時に打ち鳴らす「半鐘」の様であります。因みに、「Sixxen」というのは銀色の19枚の長方形の金属板を並べた一種の鍵盤打楽器とのこと。3分音、4分音をもとに調律されているとのことで、どこか東南アジア的な不思議な響きが現出します。バリ島のガムラン音楽とかにイメージ近いですね。
続く「鍵盤」では普通の鍵盤打楽器(聴いた感じでは、木琴や鉄琴、マリンバなどでしょうか)が使用されますが、「楽器に刻印された西洋の伝統を払拭する」為に、「強力で特徴ある非西欧的な音階」が使われているそうです。確かに不思議な風の様な心地良い響きです。
最後の「太鼓」は、いくつかの太鼓が様々なリズムで打ち鳴らされる曲。なかなかノリノリのカッコイイ盛り上がりもあります。
パーカッションだけによる40分を超える作品ですが、響きの多彩さで飽きさせません。
石井眞木(1936~2003)の「コンチェルタンテ」では、ストラスブール・パーカッションに日本の第一人者安倍圭子さんのマリンバが加わります。ストラスブール・パーカッション結成25周年を記念する1988年の作品。演奏時間約19分。
柔らかいマリンバの響きと硬質な打楽器との対立による前半から、協調の後半に移行します。
静的な響きの後半のなんとも美しいこと。マリンバの木目調の響きと静かに鳴らされる金属音が溶け合う精緻な幽玄の世界。そして最後にはまたマリンバと打楽器の対立が戻り、盛り上がりを見せて終ります。
石井眞木、名前だけは昔から知っていた作曲家ですが、意識して聴いたのは初めて。
また一人、気になる日本作曲家の名前が記憶に刻印されました。
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ハイボールって、昔父親が自宅でよく飲んでいたので、何となく「オッサンの酒」というイメージがあって敬遠しておりました。
と言いながらもっとオッサンらしいホッピーは愛飲しているのですが(笑)。
そんなハイボールのイメージを変えて頂いたのは、minaminaさん(http://m.webry.info/at/minamina/index.htm)のお蔭。
ブログ記事で拝見して飲んでみたくなり、飲んでみるとスッキリして美味しい。料理やツマミの味を妨げず、さっぱりして爽快。
以来、飲み放題(最近こればっか(笑))のメニューにあると必ずと言って良いほどこれを選択。
昨日もこのパターンでいっぱい頂きました。
気持ち良く酔ったのは良いのですが、今朝起きると左手首が痛い。
若い頃から尿酸値が高めのせいか、ビールなど飲み過ぎると指の関節などが痛くなることが時々あるのです。
ハイボールも炭酸系だからビールと同じでいけないのかなあ?炭酸そのものがいけない訳じゃ無いでしょうが。
まあ、ハイボールがいけないとも言い切れないですね。何しろ、その前にビールをたくさん飲んでましたから(爆)。
ハイボールは決して悪く無いです(ハイボールの肩を持つ)、むしろ健康に良い筈です(そこまで言うか)。
これからも飲み続けなければならない(義務かよ)、お酒ですからね、ハイボールさん。
ストラスブール・パーカッション、安倍圭子(マリンバ(コンチェルタンテ))(DENON盤)
今日図書館を覗いたら、懐かしい名前を見付けたのでCDを借りて来ました。
その一枚がこれ。懐かしい名前は「ストラスブール・パーカッション」です。
現代音楽が「前衛音楽」として最も先鋭化していたのは70年代頃だったでしょうか。
その後、現代音楽も多様化し、耳障りの良い音楽も多くなりましたが、当時は現代音楽=前衛音楽という図式で、不協和な響きが多く、現代音楽=難解で聴き辛いなものというが一般的な認識だったかと思います。
しかし、当時若かった私には、現代音楽=前衛音楽=カッコイイ、でもありました。
当時、パーカッションだけで演奏会を開ける人気演奏家(現代音楽の世界での「人気」でしたが)がいました。
世界的にも高い評価を得ておられた「ツトムヤマシタ」もその一人。演奏会に行ったこともあります。
コンサートホールの天井から不可思議なオブジェがいくつも吊してあり、異様なただならぬ雰囲気。
ステージには見たことも無い打楽器がいくつも並んでいる。
そんな中に、ヒッピー(超古ぅ~!)風のツトムヤマシタさんが登場し、長髪を振り乱して、何ものかに憑かれた様な演奏をする。
それを興奮して聴き、感激して帰って来たのも懐かしい思い出です。
そしてストラスブール・パーカッション。当時「ストラスブール・パーカッション・グループ」とグループを末尾に付けた名称で記憶しておりますが、ここではCD表記に従います。
ライナーノーツに拠れば、フランスのストラスブール市の2つオーケストラの打楽器奏者6人から成るグループで、ピエール・ブーレーズの肝入りで発足した当時はレパートリーは全く無かったが、色々な作曲家から続々と新作が寄せられたとのこと。この2曲もその一つです。
当時、大変脚光を浴びていた団体と記憶しています。現代音楽の分野での話ですが。
こういう「前衛音楽」に妙なノスタルジーを感じてしまうというのは、時代が変わったということでしょうか。(単にお前が歳取っただけだろ!(笑))
前衛音楽を主導した一人、ヤニス・クセナキス(1922~2001)の1979年作の「プレイヤード」。
「混合」、「金属」、「鍵盤」、「太鼓」という4曲から成る40数分の大作。
各種の打楽器が使用される多彩な響きの「混合」に始まり、この曲の為に新たに作られた「Sixxen」(ストラスブール・パーカッションの6人と作曲者Xenakisの名前から命名)という楽器が登場する「金属」に移行します。
この冒頭は、火事の時に打ち鳴らす「半鐘」の様であります。因みに、「Sixxen」というのは銀色の19枚の長方形の金属板を並べた一種の鍵盤打楽器とのこと。3分音、4分音をもとに調律されているとのことで、どこか東南アジア的な不思議な響きが現出します。バリ島のガムラン音楽とかにイメージ近いですね。
続く「鍵盤」では普通の鍵盤打楽器(聴いた感じでは、木琴や鉄琴、マリンバなどでしょうか)が使用されますが、「楽器に刻印された西洋の伝統を払拭する」為に、「強力で特徴ある非西欧的な音階」が使われているそうです。確かに不思議な風の様な心地良い響きです。
最後の「太鼓」は、いくつかの太鼓が様々なリズムで打ち鳴らされる曲。なかなかノリノリのカッコイイ盛り上がりもあります。
パーカッションだけによる40分を超える作品ですが、響きの多彩さで飽きさせません。
石井眞木(1936~2003)の「コンチェルタンテ」では、ストラスブール・パーカッションに日本の第一人者安倍圭子さんのマリンバが加わります。ストラスブール・パーカッション結成25周年を記念する1988年の作品。演奏時間約19分。
柔らかいマリンバの響きと硬質な打楽器との対立による前半から、協調の後半に移行します。
静的な響きの後半のなんとも美しいこと。マリンバの木目調の響きと静かに鳴らされる金属音が溶け合う精緻な幽玄の世界。そして最後にはまたマリンバと打楽器の対立が戻り、盛り上がりを見せて終ります。
石井眞木、名前だけは昔から知っていた作曲家ですが、意識して聴いたのは初めて。
また一人、気になる日本作曲家の名前が記憶に刻印されました。
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