golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ベートーヴェン「合唱幻想曲」ブロンフマン、ジンマン

2008-09-22 22:26:09 | Weblog
かれこれ10年ほど前になりましょうか。

名古屋出張の際、仕事を終え、当時単身赴任していた先輩に会いに行きました。

まだ暖かい時期だったのでしょう。空は薄明かりの時間でしたが、「ちょっと歌いに行こうぜ」と誘われました。

どこかで少し飲んでからカラオケ行った方が良いのでは、と思ったのですが、おごって貰う身。黙って着いて行くしかありません。

スナックかな?、それともカラオケボックス?と思ったのですが、そのどちらも無さそうな地域に来ました。

この先に繁華街があるのかな、と思って歩いていたところ、先輩はおもむろにあるビルに入りました。

お役所風のお堅い感じの建物で、どう見てもスナックやカラオケという言葉とは相容れ無い雰囲気です。

最初、タバコでも買うのかなと思いましたが、その素振りも無く、ビルの中をズンズン進んで行きます。

先輩が厚手のドアを開けました。

すると、何とそこは大きなホールでした。

「第九」の練習会場!

歌う=カラオケ、と思い込んでいたところが想定外の展開。

先輩はテノール、他にどの声部がいたか定かに覚えておりませんが、いくつかのパートの練習でした。

「お前も歌え!」と言われたのですが、歌ったこと無いし歌詞も分からない、歌える訳ないよ。

とりあえず口パクで、練習が終わるまで過ごしましたね。

その後、先輩の単身赴任先に行き結局泊めて貰ったのですが、飲みながら大好きだという「モルダウ」を大音量で聴いたのを覚えております。かなり近所迷惑だったはずです。

ブロンフマン(ピアノ)、スイス室内合唱団、ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(ARTE NOVE盤)

ベートーヴェンの「合唱」と言うと、第九と思い込みがちです。

しかし、この曲だってどうしてどうして、なかなかに素敵な曲ですよね。

必ずしも評価の高く無い曲かもしれませんが、明るく躍動感あるし、親しみ易く聴いて楽しい作品です。

ジンマンのピリオドアプローチが、より明快で爽やかな曲として聴かせてくれます。

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