golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ジョリヴェ「オンド・マルトノ協奏曲」ジョリヴェ

2008-09-06 17:20:33 | Weblog
昨日は夏休みの代休でした。8月に休めなかったもので。

せっかくの貴重な休みでしたが、ちょっと用事や買い物で外出した位で、あとはグダグタ無駄に過ごしてしまいました。

16:00からは「水戸黄門」を鑑賞。

結構好きな番組です。ワンパターンだろうと何だろうとついつい見てしまいます。

私、昔ちょっとだけですが水戸に住んでいたことがあります。

本場で見る「水戸黄門」はまた格別でしたね。撮影されたばかりの新鮮な番組はやはり地元じゃなきゃ味わえません(ってなことないか)。

ところで、当時「納豆ラーメン」にもハマっていましたっけ。

最初はちょっと抵抗感ありましたが、食べてみたら病み付きに。特に飲んだ後など旨かったですな。まあ、またビール飲みながら食べるのですが(笑)。

さて「水戸黄門」、何故もっと早く印籠を出して解決を急がないのか?うっかり八兵衛(現在のバージョンには出ていないよう)はいつも食べているか遊んでいるだけだが、いったいどのようなミッションを持っているのか?など謎の多い番組です。

昨日は、お決まりの「コーダ」すなわち最後のチャンバラから印籠出してハハア~となるところ、あそこもおかしかった。

助さんだか格さんが「静まれ、静まれ~!」と言いますよね。

ところが、この掛け声の前に既に皆かなり静かになっていました。

本当の入り乱れての切り合いだったら、「静まれ、静まれ~!」なんて言ったって、誰も聞く耳持たないはずですよね。

ところが更におかしなことに、「静まれ、静まれ~!」とともに皆、次の行動に備え下座に移動を開始したのです。

次の掛け声「この紋所が目に入らぬかぁ~!」の時には、ほとんどの人が下座に塊まっていて、最後の合図「御老公の御前である、頭が高い控えおろう~!」に合わせて「ハハア~」という体勢が整っていました。

これって、フ・ラ・イ・ン・グ!

まあこういうところも、「水戸黄門」のある意味面白いところですね。

最近は画像処理が発達した為か見掛けることが無いのですが、時代劇の風景から電線を探すのも昔は好きでした。

ジャンヌ・ロリオ(オンド・マルトノ)ジョリヴェ指揮フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団(ERATO盤)

「こちらにおわす方は、怖れ多くも今は廃れてしまっている電子楽器、音頭丸殿にあらせられるぞ。殿の御前である、頭が高い控えおろう!」

音頭丸殿が、ぴゅるるぴゅるる~~といった妙な音をたてると、オーケストラは静まるか、或いは音頭丸殿に着き従って、原始の粗野なエネルギーと宇宙時代の科学技術が混沌となったような不可思議な音の饗宴を始めるのである。

フランスの作曲家アンドレ・ジョリヴェ(1905~1974)のこの曲は、3つの楽章から出来ている。

第1楽章は神秘的な情景から始まり、徐々に怪しげな気配が広がって行く。のんびりした山道を歩いていた音頭丸殿一行が怪しい事件に出会い物語が進行しているのだろう。

第2楽章がまさしく狂乱の場。音頭丸殿が大活躍し、オーケストラも猛り狂う。大変面白い。きっとチャンバラの場面ですね。

きっと第2楽章の最後に印籠がかざされたのだろう、第3楽章は静寂で平和な世界。

ちなみに、この曲でオンド・マルトノは「精霊」と位置付けられ、他の楽器を超越する存在なのだそうな。

やはり、音頭丸殿は偉いのである。

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