24日㈭、午前中は「げんたろう新聞」の配達に大島町、宮代町、多田町を回った。
ポスティングしていると玄関先や路上で人と出会うものだが、暑くて家に引きこもっておられるからか、ほとんど出会うことがなかった。
多田町では稲穂が頭を垂れている。収穫間近なのだろう。
午後、京都府教育委員会から、来年度の公立高校の募集定員の発表があり、10年ぶりに「定員を減らさない」ということだった。
綾部市のように公立高校1校しか存在しない町にとっては、この定員確保が学校存続のために大変重要だ。生徒数が減るとクラブ活動の人員確保や競技レベルにも関わってくるため、学校の魅力維持と生徒数維持はイコールの関係だと考えている。
そろそろ、9月議会の一般質問に向けた原稿を書き始めているが、今回の質問では公立高校と私立高校の公正な競争環境を守るために、年間211億円にのぼる私学振興補助金について質問したいと思っている。
私学が奨学金や授業料免除を使って「専願」に誘導し、公立の受験者は減っているが、奨学金や授業料免除の原資は京都府からの私学振興補助金が使われている。福知山市の3つの私学には毎年10億円近くが補助されているが、綾部市の学校には1円も入っていない。
次に公立高校が募集定員や学校数を見直す時には、あわせて私学の方にも見直しを求めなければ、綾部市のような公立高校1校しかない町に高校がなくなり、若年人口がさらに減少してしまう。
こういう問題は言い始めて結果が出るのに10年近くかかる。早め早めに危機感を持ち、対処を始めていかなかったから、綾部市は若年人口が減少してきたのだと思っている。
このままこれが進行すると、周辺部の小中学校が成り立たなくなる。今が最後の勝負時だと思っている。多少の批判を受けようとも、適当にお茶を濁して自己保身をはかり綾部の町が凋落していくのを見過ごしている訳にはいかないと覚悟を決めて質問するつもりだ。
夜はある市内事業所の代表と20代の若者を訪ね、お父さんと本人と話をして、他市ではなく、地元の綾部で働きませんか?と勧誘した。
通勤に片道1時間、往復2時間をかけると1年に730時間、30年で2万1900時間を使っていることになる。日数にすると913日、2年半になる。通学にしても、高校3年間で2,190時間、91日、3ヶ月。限りある時間をどう使うかは大事なことだと思う。