19日㈰17時から、NPO法人あやべ福祉フロンティア(曽根庸行理事長)の定時総会に出席した。曽根理事長は病気治療のために入院中であり、代わって白波瀬康夫副理事長が開会挨拶と開会前の指差呼称をされた。
会員の内藤義明さんを議長に選出し、事業報告、事業計画、決算、予算等については、大槻広敏事務局長から説明があり、監査報告は志賀幹彦監事から行われた。
今年度は役員改選期にあたり、理事会から役員選考委員長に指名されていた立場で、私から新役員の発表をさせていただいた。
昨年10月9日にフロンティアの理事会が行われ、長年、役員を務めていただいた曽根庸行理事長、白波瀬康夫副理事長、泉朝子理事、寺山直輝理事から年齢等を理由に「任期満了で退任したい」と意向表明があった。
その場で役員選考委員に白波瀬副理事長、佐々木勝昭理事、そして顧問の私の3名が指名され、選考委員長には他の委員さん方の推薦で私が就任した。
この役員選考委員会でどこまで選考するのか?と質問したところ、「理事、監事の推薦と、理事の中から正副理事長候補の推薦もお願いしたい」とのことであった。
1999年8月の設立総会から23年間務められた曽根理事長の後任選びは重く、その場で私なりに考えた選考基準について下記の3点を示して賛同いただいた。
❶世代交代を進め、今後10年以上は務められる50代もしくは60代の方
❷フロンティアの活動や綾部の福祉に関して、一定の知見を有している方
❸費用弁償のみで、原則、無報酬で引き受けていただける方で、その代わり、非常勤として、固定の日常業務を担当しなくても良いという条件にする。
理事会の後、幾度か選考委員会を開催し、協議した結果、正暦寺のご住職で、これまでに綾部青年会議所の理事長などを歴任され、現在は保護司として更生保護活動にも尽力しておられる玉川弘信さん(綾部市寺町在住、51才)を理事長候補と決めて打診したところ、幾度かの説明を経てお引き受けいただいた。玉川さんには平成22年~24年に1期2年、フロンティアの理事を務めてもいただいている。今年2月6日のフロンティア理事会では、その旨を中間報告していた。
さらに副理事長については、現職理事の中から選考することが決まり、理事経験はまだ1期2年だが、運転ボランティア歴が15年以上あり、54才と理事の中で最も若い、若林豊さんにお引き受けいただいた。
今日の総会ではこういった経緯を説明し、全会一致で賛成いただいた。入院中の曽根理事長は欠席で残念であったが、退任された理事を代表して白波瀬副理事長が退任挨拶をされた。皆さん、本当に長年、お世話になり、ありがとうございました。
さらには、臨時理事会で正式に就任された玉川弘信理事長から「ボランティアの皆さんの和を大切にした組織運営を心がけたい」との就任挨拶が行われた。
総会後は久しぶりに懇親会も開催され、下記のような挨拶をした後、乾杯の発声をさせていただいた。
フロンティアの財産はボランティアの皆さんとボランティア精神しかありません。それを大切にし、役職員はボランティアの皆さんが活動しやすい環境づくりのお世話を第一に考え、「ボランティアファースト」で運営すれば、きっと今後もうまくいくはずです。
これまでフロンティアは職員を理事にせず、全てボランティアの中から選んできました。今後、それをどうされるかは新しい理事の皆さんでお考えいただければ良いと思いますが、もしうまくいかなくなった場合には、常にその原点に返れば、きっとうまくいくはずです。
これから玉川新理事長を中心に、末永くフロンティアが活動継続できるよう、どうかよろしくお願いします。