23日㈪、昨夜は前泊で京都泊まり。朝から自民党府議団政調会の管内調査に参加した。コロナの感染拡大防止のため、今回は3つの班に分かれ、そのうちの3班(能勢昌博班長)で事務局長を務めた。3班には、能勢班長のほか、田中英夫府議(亀岡市)、渡辺邦子府議(伏見区)、兎本和久府議(木津川市および相楽郡)、中村正孝府議(亀岡市)が配属された。
最初は宇治市の太陽が丘運動公園内にある京都アイスアリーナを視察した。
ここは土地は京都府のもので、木下グループの木下アイスアカデミーがスケート場を建てて、その運営をしておられ、世界で活躍する何人もの日本代表クラスのフィギュアスケート選手の練習拠点となっている。
最高のリンク環境を保つために暖めたり冷やしたり、様々な装置で苦労しておられることがよく分かった。
正式なリンクでは有名なコーチや選手が練習していた。サブリンクでは市民の愛好者が楽しそうに滑っておられた。
次は一気に舞鶴まで北上し、昼食はレストランほのぼの屋にて。ここは社会福祉法人まいづる福祉会が運営しておられて、障害者地域生活支援センターとしても機能している。障害のあるスタッフの働く場でもあり、来店者は最高のフレンチを求めてたくさんお越しになっていた。
その後、舞鶴市役所にて山本治兵衛市議会議長の挨拶を受けた後、企画政策課の交通政策担当課長から舞鶴市共生型MaaS「meemo(ミーモ)」の説明を受けた。
舞鶴市高野地区でマッチングアプリを使って、高齢者等を住民相互の助け合いで高野地区を発着点として送迎する事業の実証実験の結果と今後の継続実施について話を聴いた。
過去2ヶ年3ヶ月ずつの実証実験では、年間の事業費として、オムロンが開発したアプリの使用料に400万円、コンタクトセンターの人件費に500万円、ドライバーの燃料費として数万円の計900万円強がかかっているようだ。送迎実績は3ヶ月で142回(R2)、105回(R3)とのことだった。
質疑応答の中では、高野地区は鉄道、バスが通っていないので、タクシー会社の理解が得られれば「交通空白地有償運送」の許可が取れるかもしれないが、舞鶴市全体や他の地区に広げるには「交通空白地有償運送」では難しく、やはり、あやべ福祉フロンティアが20年以上前からやってきたように、高齢者や障害者に限っての「福祉有償運送」を市内全域で実施するのが現実的ではないかと感じた。フロンティアも綾部市から800万円強の補助を受けているが、年間の送迎回数は4万回を超えており、実績の数では舞鶴の実証実験と大幅な違いがある。
夜は京丹後市に宿泊した。