四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

くにうみまつり

2007年11月25日 | イベント参加

 朝7時半に、旧奥上林小学校に行った。第6回「くにうみまつり」の2日目を手伝いに行った。昨晩は遅くまで話していたのだろうか、ワタルくんのテンションも高かった。

 奥上林小学校は廃校になったが、中は学校当時のままの張り紙などが残されている。

 「廊下は静かに、良い子は走りません。つま先で歩いてみましょう」というのがあって、なんだか可笑しかった。木造校舎なので、ずいぶんギシギシ音がしたのだろう。
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 まず最初にトイレ掃除があった。良いイベントはトイレ掃除から始まると常々思っている。輝くんと幼稚園のトイレに行くと、東京の八王子から来ているという24才の男の子が先に自主的に掃除をしてくれていた。

 その後、水田さん夫妻が担当している「手作り市」の会場設営の手伝いに回った。

 水源の里「やまぶき昆布」を公民館主事さんが売っておられて、少しの間、その店番を頼まれた。手作りジャムを売っている人もいたし、福知山の横川さんのクッキー、瀬戸川くんのチャイも販売されていた。
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 9時半から、日本熊森協会の森山まり子会長の講演を聞いた。熊が自生できる環境を奥山に作り、人と熊とが共存できる山作りをすることは、人間が生きる上で欠かすことができない「水資源の確保」につながる、というお話だった。
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 約2時間の講演の後、休憩時間には「おにぎり」が参加者に配られた。おにぎり配りを手伝った。白、ワカメ、シソと3種類のおにぎりがあったが、僕は白が一番美味しかった。香ばしいおにぎりだった。
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 休憩後はパネルディスカッションがあり、幹田くんがコーディネーターとなって、水源の里の酒井聖義さんや舞鶴の青葉山レンジャーの荒木さん、野草料理研究家の若杉友子さん、大本の出口信一さんなどが「熊との共生」について、意見を述べられた。

 閉会挨拶は、奥上林の熊内連長が挨拶された。「熊の話の最後は熊内が挨拶します」と笑いを誘っておられた。政治家の演説のような、大きな立派な挨拶だった。

 最後は典加さんたちの上林太鼓が披露され、フィナーレとなった。
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 実行委員会の最後のミーティングの後で、みんなで肩を組んで、お釈迦様のお経だという正木高志さんの曲を歌った。スタッフの多くはアンデスの住民のように「鳥人間」のようなファッションをしておられて、実に感受性の強そうな方々だった。

 輝くんがいて、ワタルくんがいて、ハセベちゃんも保育ボランティアで来ていて、アンデス鳥人間の人たちに囲まれて、インド風の音楽に包まれて…なんか妙に懐かしい気持だった。

 綾部に帰ってきた当初、輝くんと出会った頃に、よくそういう人たちの集まりに誘われて行っていたような気がする。この人たちは、地球環境のこととか、農と食のこととか、野生動植物のこと、世界平和などに強い関心を持っておられる。

 彼ら彼女らは、共産党みたいにセコくはない。

 「組織に縛られたくない」とかヤワなことも言わない。

 日本や世界の現状に危機感を持ち、そのために何かをしたいと考え、模索したり行動しておられる。 こういう純粋な人たちのネットワークが世の中を動かしていくんではないかなあと漠然と思った。どこかで会ったことのあるような、全然知らない男の人と肩を組んで、体を揺らしながら、そんなことを考えていた。


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