3日㈯、13時から奥上林在住の栗山和久くんが中心となって企画された「美しい意識の新しい惑星の創造」に参加するために中丹文化会館へ。
チケットはS席8800円とかA席6600円という値段なので、正直、人が集まっているのだろうか?と心配してあげていたが、要らぬ心配だったようだ。
行ってみると駐車場はほぼ埋まっていて、会場内には500人ほどはおられただろうか。思ったよりもたくさんの方が、綾部からというよりも、関西一円、さらには全国各地から来ておられたようだった。会場でスーツ姿は私一人、知っている人は数人しかいなかった。
出口春日さんが大潔斎神事の時の歌を屋久島から来られたクリスタルボウル奏者、京都府内のディジュリデュー奏者、宮古島から来られた舞踊家と一緒に歌われた。
春日さんは会話すると普通の人なのだが、歌われると急に神様が降りたようになられるので不思議だ。
続いて、京丹波町の旧瑞穂町出身のSHOGENくんの講演。地元ということもあってか、生い立ちからの詳しい話を聴かせてもらった。須知高校出身だそうだ。
昨日、舞鶴市で学校関係の集まりがあったそうだが、そこに綾部市の教育関係者も行っておられたようで、「今度、綾部中学校でもワークショップさせてもらえるかもしれません」と嬉しそうに話され、会場から拍手が上がっていた。
ティンガティンガというアフリカ・タンザニアのペンキ画を学ぶために滞在したブンジュ村の村長は縄文時代の日本人と意識の中で会話ができるようで、その日本人から「今日、誰のために生きる?」という言葉を教わったという。これは今でも日本人が使う「今日は(こんにちは)」という挨拶につながっているのかもしれない。
他人を幸せにするには、まずは自分の器を幸せで一杯にして、こぼれた余力で他人が幸せにできるのだというお話だった。
今回の企画の実行委員長である栗山和久くんは要所要所に出てきて、場を和ませたり、次への進行をしたりとうまくやっていた。
SHOGENくんの進行で、医学博士の池川明先生、ジュエリーアドバイザーの岡本敬人さんとの鼎談が行われた。この進行役をSHOGENくんにやらせてしまうところが栗山くんの凄いところだろう。
医学博士の池川明先生は「胎内記憶」の分野の第一人者で、今回のお話では一番興味深く聴かせてもらった。
「意識」というのは生まれるずっと前、受精するよりも前からあって、赤ちゃんは母親を選んで生まれてくるし、お腹の中でも全部会話を理解している。中にはその記憶を持ったまま、話せる年齢になる子がいて、その領域のことが少しずつ明らかになっているというのだ。
池川明先生を「池川明 胎内記憶」でネット検索すると、致知出版社の月刊致知2013年4月号に掲載された「人はなぜ生まれてくるのか——胎内記憶研究の第一人者・池川明氏が語る生きる意味」と題した対談がヒットする。
この対談の相手は筑波大学教授などを務められた村上和雄先生で、村上先生は研究で「サムシンググレート(偉大なる何者か)」を追い求められ、2009年11月29日に中丹文化会館で開催した綾部政経懇話会30周年において、「笑って、祈って、健康長寿」と題した記念講演をしていただいたこともある。
※2009年11月29日付blog「綾部政経懇話会30周年」
私も月刊致知を購読していた時期があるので、もしかしたら、この村上和雄先生と池川明先生の対談を読んでいたかもしれない。「胎内記憶」というのは、そんなふうに知らず知らず脳の中に封印されていて、これが何かの弾みで復元されてくる、そんなものなのかもしれない。
岡本敬人さんは今回のスペシャルナビゲーターで、どうやら栗山くんとSHOGENくんを繋げたのがこの方ではないかと思う。岡本さんはギンザベルエトワールという宝石商を営み、宝石のアドバイザーをしておられるそうだ。
また、若い頃にはロックバンド「La’cryma Christi(ラクリマ クリスティ)」のボーカルとして活躍されていたそうで、この「ラクリマ クリスティ」というバンド名も薄っすら記憶の中にあった。
当時、MALICE MIZER(マリス ミゼル)、FANATIC◇CRISIS(ファナティック クライシス)、SHAZNA(シャズナ)と共に「ビジュアル四天王」と呼ばれていたようで、私が大学生の頃にそういえばビジュアル系バンドが流行っていた。
この記憶も「胎内記憶」のようなものかもしれないと思った。
岡本さんがアカペラで当時のヒット曲を歌われたが、歌い方や声のトーンはさすがにプロの歌手だと思った。
今回のイベントを通して、改めて「綾部は媒介地で、人と人を繋ぐところ」という意を強くした。一人だけスーツ姿の私の役割は、この人たちの波動を調整して俗世に伝える「変電所」なのかもしれない。
後藤光くんも来ていたので「結局、あやべMBTミーティングが一番大事なんかもしれんな」と話をした。
夜は後藤光くんに運転してもらって、井倉町自治会(上柿耕作会長)主催の「井倉町 夏まつり」に顔を出した。
井倉町商工繁栄会(福多弘祐会長)には日東精工㈱(荒賀誠社長)も所属しておられるので、日東精工の社員の方々によって毎年、生ビールが提供され、大勢の住民が参加されている。
「げんたろう新聞」を井倉町で配っていただいている榊原五十六さんは自治会副会長を務めておられて、今日もお祭りに誘っていただいた。