The ladyは、アウンサン・スーチの人生を映画化したもの。
ただ、彼女の政治にかける情熱が全面に出ているわけではなくって、亡くなった夫との間や子どもたちとの関係が主軸になってて、なんとも素敵なラブストーリー。
主演女優がとても素敵な人で、さらにアウンサン・スーチとけっこう似てて、とても上出来な映画。
内容としては、誰もが知ってる彼女の人生なので、それほど驚くこともなく、たんたんとストーリー展開されていくのだけれど、すさまじいのはビルマ軍人の描かれ方。軍人が次々と市民や部下の軍人を虐殺してる場面が続いて、こんなの映画にしてもいいのだろうか・・・・ふと不安になるのである。表現の自由だし、まあ、いいのかしらん。カンボジアに長くいると表現の自由っていう権利があることすら忘れがちなので、勉強になったのである。