ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

CEDAW Shadow report 2013

2014年03月25日 | 女性の自立

 

カンボジアのジェンダー規範の文献研究。NGO-CEDAWが2013年9月に出版したカンボジアのCEDAW履行状況に関する報告書は、「われわれの調査によると・・・・」っていう記載がけっこうあって、田舎の状況がいろいろ伝わってくる貴重な文献。

第14条、農村女性に関して、農村地域での医療体制不備が指摘されているのは、政府の文書ではまず出てこないし、さらには医療NGOでもなかなか書けないのではないかと思う辛辣な内容。「政府は、外国の支援で病院を建設して保健医療分野のサービスは向上していると広報していうが、われわれの調査ではNegativeな回答である」

↓家族でお出かけの様子、大勢なのでにぎやか

要は、農村地域では遠くのヘルスセンターまでわざわざ女性が行っても、医者の対応は悪いし薬はないし、無料のサービスでもお金を出さないとみてくれないとか、まあそんなもんなんだろうと予想される悲惨な対応が記載。そもそも、病院が女性が必要なサービスを提供できるように建設されてサービスが提供できるようになってるかも疑問である、と、ほんとに調査しての結果なのかな?と思うくらい厳し批判。

 

 


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