昨日訪れた原市沼の一隅には、侵略的外来種である「オオフサモ」が、植栽されています。旺盛な繁殖力を有する各種特定外来種の一例として植栽している、と友人は語っていました。
一般的に、遺伝的多様性を守り、遺伝子資源を守るため、外来種はもちろん、国内自生種であっても、安易な放流は避けるべきである、とされています。
繁殖力の強い「オオフサモ」の様な特定外来種は、観賞用と言えども、安易に植栽するべきではありません。
「オオフサモ」のような特定外来種による生態系に関わる被害として、次のような点があげられています。
■九州筑後川水系などで、過繁茂した純群落が水流を妨げる等の問題を引き起こしている。
■茨城県霞ヶ浦では、湖の一部や周辺水路で大繁茂し、在来種への影響が危惧され、駆除が行われている。
■海外でも侵略的な外来種とされ、水路の水流を阻害して問題になっている。