田母神論文について、無宗ださんがこんなことを述べている。
>日本は侵略国家なのか?
>我々は、侵略国家の国民なのか?
>自分は侵略国家の国民であるという意識を抱いて、人は自国に誇りを持てるものなのか?
>日本人が自ら、「日本は侵略国家であった」と規定する必要はどこにもない。
>アメリカが「インディアンを虐殺した国」「黒人奴隷の犠牲の上に繁栄した国」と自ら名乗る必要がないのと同じである。
>もちろん、反省すべき点は、反省すべきである。
>しかし、現在の価値観で、過去を裁いていはいけない。
>過去を裁くためには、当時の価値観を用いるべきである。
>そして、当時の他国の政策、その他と比較すべきである。
戦後日本は東京裁判史観にマインドコントロールされているといった主張を繰り返す無宗ださんのこと、田母神論文にも当然同調するのだろうなとは思っていたが、こうした主張に同調できる人の思考形態みたいなものが現れてて、実に興味深い。
自国が侵略国家であれば、自国に誇りを持てないのだそうだ。
そして、自国には誇りを持つべきであるから、侵略国家と自認すべきではない、と。
私などは、わが国は侵略をしたが、欧米列強もまた侵略をしたということでいいのではないかと思うし、わが国に誇りが持てるかどうかとはそんなこととは全く関係ないと思うのだが、どうもそういうふうには考えたくない人々がいるらしい。
とにかく自国の非を認めるべきではない、自国は無謬でなければならないということらしい。
これは理屈ではない。宗教じみている。
だから、陰謀論と被害者史観で事足れりとしてしまうのだろう。
なるほど、彼らの主張への違和感の原因がようやくわかった気がする。
無宗ださんの話に戻ると、米国は既にインディアンや黒人奴隷の問題を公的に認めていると思うがなあ。
また、他国の軍閥の首領を爆殺することや、破壊活動を自作自演して軍を進めて傀儡国家を樹立することは、「当時の価値観」によっても反省すべきことではないだろうか。つまり、「当時の価値観」によってもわが国は侵略国家だと言い得るのではないだろうか。
>日本は侵略国家なのか?
>我々は、侵略国家の国民なのか?
>自分は侵略国家の国民であるという意識を抱いて、人は自国に誇りを持てるものなのか?
>日本人が自ら、「日本は侵略国家であった」と規定する必要はどこにもない。
>アメリカが「インディアンを虐殺した国」「黒人奴隷の犠牲の上に繁栄した国」と自ら名乗る必要がないのと同じである。
>もちろん、反省すべき点は、反省すべきである。
>しかし、現在の価値観で、過去を裁いていはいけない。
>過去を裁くためには、当時の価値観を用いるべきである。
>そして、当時の他国の政策、その他と比較すべきである。
戦後日本は東京裁判史観にマインドコントロールされているといった主張を繰り返す無宗ださんのこと、田母神論文にも当然同調するのだろうなとは思っていたが、こうした主張に同調できる人の思考形態みたいなものが現れてて、実に興味深い。
自国が侵略国家であれば、自国に誇りを持てないのだそうだ。
そして、自国には誇りを持つべきであるから、侵略国家と自認すべきではない、と。
私などは、わが国は侵略をしたが、欧米列強もまた侵略をしたということでいいのではないかと思うし、わが国に誇りが持てるかどうかとはそんなこととは全く関係ないと思うのだが、どうもそういうふうには考えたくない人々がいるらしい。
とにかく自国の非を認めるべきではない、自国は無謬でなければならないということらしい。
これは理屈ではない。宗教じみている。
だから、陰謀論と被害者史観で事足れりとしてしまうのだろう。
なるほど、彼らの主張への違和感の原因がようやくわかった気がする。
無宗ださんの話に戻ると、米国は既にインディアンや黒人奴隷の問題を公的に認めていると思うがなあ。
また、他国の軍閥の首領を爆殺することや、破壊活動を自作自演して軍を進めて傀儡国家を樹立することは、「当時の価値観」によっても反省すべきことではないだろうか。つまり、「当時の価値観」によってもわが国は侵略国家だと言い得るのではないだろうか。
しかし一方、自国が侵略をしたということ自体を認めてはならない、自国はすばらしい国でなければならないと考えているようにも見えます。
無宗ださん自身の中で、整理がついていないのだと思います。
この未整理は、田母神論文にも見られます。
「日本は侵略国家であったのか」(いや、ない)と言いつつ、「もし日本が侵略国家であったというのならば、当時の列強といわれる国で侵略国家でなかった国はどこかと問いたい。よその国がやったから日本もやっていいということにはならないが、日本だけが侵略国家だといわれる筋合いもない。」と述べています。
よその国も侵略国家であり、日本もまた侵略国家であると言われれば、田母神はどうするのでしょうか。
ともあれ、幸甚に存じます。