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長浜城のサクラと街歩き・・・ーその2-

2013年04月10日 12時44分37秒 | 旅行・観光

長浜城歴史博物館のある豊公園のサクラは、”日本さくら名所百選”に選ばれています。
サクラの木は、約700本あり、豊公園は、琵琶湖湖畔にあり、湖畔は”日本の夕日百選”にも選ばれているようです。

  
   日本夕日百選の地                  天守閣から比良山地を望む

 

その絶景の長浜の歴史は、京極家の有力な家臣 上坂泰貞が永正年間(1504~20年)に今浜城を築城し、その後浅井亮政の支配下に入ったころから始まりました。

織田信長は天正元年(1573年)小谷城の浅井長政を攻め滅ぼし、この浅井の地を羽柴秀吉に与えました。
秀吉は、不便な小谷の山城を捨て、今浜に城を築き、長浜と改名し、その名前が今も続いています。

小谷城下から商人を移住させ市街地を造り、寺院も移転させたようです。
信長が急死したのが天正10年(1582年)で、以降、秀吉はほとんど長浜におらず、実質7年程しかいなかったのですが、長浜には、今も秀吉の影響が多く残っています。

 

城主は、柴田勝豊、山内一豊と変わりましたが、関ヶ原の戦い以降は、江戸幕府領となり、彦根城築城の折り、豊臣家ゆかりの長浜城は、廃城となりました。
それでも、長浜城の歴史は短かかったのですが、長浜の太閤びいきは相当なもののようです。

それが、如実に表れているのが、「曳山まつり」だそうです。
秀吉が長浜城主の時、男子が生まれたのを祝い、町衆に砂金を与え、それを元に曳山をつくり、八幡宮の祭礼に曳いたのが始まりとされ、今も盛んにお祭りが開催されています。
今年の「曳山まつり」は、4月14日から三日間行われます。

  

「曳山まつり」の行事日程などは、下記からご覧ください。

 http://www.hikiyama.jp/


  
  曳山博物館                     来年の大河ドラマの主人公黒田官兵衛発祥の地
                               街には、この”のぼり”が多く見受けられました。 

 

曳山は長さが大きいもので9m、高さが7m、重さが約5~6トンあり、当時の著名な名工や画人を長浜に招き、曳山を飾る象嵌細工や舞台障子を造らせたと伝えられています。

日本三大山車祭り(京都の祇園祭り、高山市の高山祭)の一つで、重要無形民俗文化財に指定されており、舞台付きの曳山での子供歌舞伎が有名です。