福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は十斉日で六斉日です

2018-02-14 | 頂いた現実の霊験
今日は十斎日で六歳日です。十斎日とは月の一日・八日(六斉日でもあります)・十四日(六斉日でもあります)・十五日(六斉日でもあります)・十八日・二十三日(六斉日でもあります)・二十四・二十八日・二十九日(六斉日でもあります)・三十日(六斉日でもあります)をいいます(根拠は下の地蔵経にあります)。この日に八斎戒(不殺生、 不倫盗、 不淫、. 不妄語、 不飲酒、 不聴歌舞、 不坐広床戒、 非時食戒)を守 . . . 本文を読む
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Q,「意味不明で唱えるお経と意味を明らかにして唱えるお経の功徳如何」

2018-02-13 | Q&A
Q,「意味不明で唱えるお経と意味を明らかにして唱えるお経の功徳如何」A,結論は意味不明で唱えても俗世の功徳はあるということです。1、お経には「念經、看經、誦經、書經、受經、持經あり」と正法眼蔵第三十「 看經」にでています。正法眼蔵第三十 「看經」です。「阿耨多羅三藐三菩提の修證、あるいは知識をもちゐ、あるいは經卷をもちゐる。知識といふは、全自己の佛 なり。經卷といふは、全自己の經卷なり。全佛 の自 . . . 本文を読む
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天皇霊

2018-02-13 | 永山國昭博士の福聚講通信
折口信夫「大乗祭の本義」に「日本紀の敏達天皇の条を見ると、天皇霊といふ語が見えて居る(注)。此は、天子様としての威力の根元の魂といふ事で、此魂を附けると、天子様としての威力が生ずる。此が、冬祭りである。」とあります。折口は天皇は「天皇霊」すなわち「瓊瓊杵尊の魂を代々受け継ぐことによりその霊力を保持されてきたといいます。」 注、 日本書紀、敏達天皇「・・十年春二月蝦夷【えぞ】数千【すせん】辺境を寇 . . . 本文を読む
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慈雲展を拝して

2018-02-13 | 頂いた現実の霊験
3月18日まで大阪の近つ博物館で「慈雲展」を開催しています。私も高貴寺様から頂いた招待券で一昨日拝観してきました。慈雲尊者に関しては、数十年前木南卓一先生に丸の内で「十善法語」のお教えをいただいたり、10年前には東寺や真福院で松本俊彰僧正に慈雲尊者の中天相承悉曇を伝授頂いたりして言い尽くせぬ有難い御縁を頂いています。 一昨日は初めての喜志駅で下車し、冷たい北風の吹きすさぶ中30分以上待ってやっとバ . . . 本文を読む
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福聚講、今日の言葉

2018-02-12 | 法話
座禅や瞑想しているとき、雑念に悩まされる時があります。雑念がおこると何か修行になってないと思い込みますが、そう深刻に考えなくてもいいということです。盤珪語録より・・俗士問う「起こる念をはらへば又跡より起こり続き、やむことなし。此の念いかようにをさめんや。」師曰く「起こる念を払うは,血にて血を洗うがごとし。始めの血は落ちても洗う血にけがれる。いつまで洗うてもけがれはのかず。この心もとより不生不滅にし . . . 本文を読む
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福聚講、今日の言葉

2018-02-09 | 法話
鈴木正三「農人日用」 「農人問ひて曰く、『疎ならずといへども農業時を経て隙なし。あさましき渡世の業をなし、今生むなしくして未来の苦を受べきこと、無念の至りなり。なんとして仏果に至るべきや』」(答)「農業則佛行なり。・・信心堅固なる時は菩薩の行なり。・・農業を勤めるものには覚えず功徳備われり。三宝を供養し神明を祭りて国土万民、世を持つこと,唯これ農夫の徳なり。畜類等に至るまで此の徳、受けざるはなし。 . . . 本文を読む
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權田雷斧大僧正はキリストを曼荼羅に入れたこと

2018-02-09 | 法話
先にS師から頂いた「權田雷斧大僧正追悼集ー遷化後60年」(大正大学学学報)を読んでいると哲学者井上哲次郎が追悼文を書いていました。その中に 「・・昨年の暮であったかと思ふ。權田大僧正は耶蘇を曼荼羅の中に入れることにされて而してその趣旨を述べて一首の伽陀をつくられた。それはこういふのである。いはく、 『帰命大聖耶蘇尊、毘盧遮那等流身、為償衆生罪悪故、十字架上代受苦』(衆生の罪悪を償うために十字架上に . . . 本文を読む
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Q,「三界万霊」と書いた位牌を須弥壇などに於いてある意味は?

2018-02-08 | Q&A
Q,「三界万霊」と書いた位牌を須弥壇などに於いてある意味は? A, 生きとし生けるものは三界を生まれ変わり死に変わりして流転して苦悩しているのでこの果てしない苦悩を供養により救ってやろうというのが「三界万霊」と書いたお位牌を須弥壇に据えている理由です。 三界とは 望月仏教大辞典・総合仏教大辞典等によるに 「・・衆生所居の三種の世界をいふ。また三有とも称す。 雑阿含経第十七に『三界あり、如何が三と . . . 本文を読む
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大阪法楽寺で2月18日慈雲尊者記念講演会が開催されます

2018-02-08 | おすすめ情報
今年は慈雲尊者ご生誕三百年です。大阪法楽寺で2月18日記念講演会が開催されます。 ここにあります。 「慈雲尊者生誕三百年 第4回記念講演会 平成30年2月18日(日)午後一時から四時。於大阪法楽寺 「大阪文化と慈雲尊者」橋爪節也氏(大阪大学教授) 「慈雲尊者の夢のさとし」小松庸祐氏(法楽寺住職) . . . 本文を読む
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無財の七施は雜寶藏經にあります

2018-02-07 | 諸経
無財の七施は雜寶藏經にあります。 雜寶藏經卷第六 七種施因縁 佛、財物を損ぜずして大果報を獲る七種の施ありと説きたまう。 一に名ずけて眼施。常に好眼を以て父母師長沙門婆羅門を見、惡眼を以てせず。名ずけて眼施と為す。身を捨てて身を受ける時、清淨眼を得、未來成佛し天眼・佛眼を得る。是を第一果報と名く。 二に名ずけて和顏悦色施。於父母師長沙門婆羅門に顰蹙惡色せざるなり。身を捨てて身を受ける時、端 . . . 本文を読む
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「彼は如何なる人間をも批判したことはなかった」(追加修正)

2018-02-06 | 法話
「彼(ウオルト・ホイットマン、『草の葉』の作者)の好きな仕事は、一人で戸外をぶらぶらと当てもなく歩き回って、草や花や日向の並木や変化する空の様子を眺めたり、鳥やコオロギや、雨蛙や、そのほか限りない自然の音響に耳を傾けることであった・・実際ウオルターホイットマンほど多くのものを好み、僅かなものしか嫌わなかった人間はかってなかったであろう。・・彼は彼の出会う男、女、子供のすべてを好いているようにみえた . . . 本文を読む
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今日は玄奘三蔵の示寂された日です

2018-02-05 | 法話
今日は玄奘三蔵の示寂された日です。麟徳元年2月5日(664年3月7日)、玄奘は翻訳に携わっていた玉華宮で62歳で寂しました。貞観3年(629)27歳で瑜伽師地論と唯識論の奥義をきわめるべく国禁を犯して出国、タクラマカン砂漠天山山脈を越え三年かけて苦難の末印度に渡りナーランダー寺院で戒賢論師に師事して唯識の奥義を極め、唐を発って17年後、貞観19年(645)に仏像・仏舎利のほかサンスクリット(梵語) . . . 本文を読む
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モラエス「日本精神」

2018-02-05 | 法話
神道と仏教が融合するときにみられたような・・あんなぴったり一如となった宗教は他にはなかっただろう . . . 本文を読む
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福聚講 きょうの言葉

2018-02-05 | 頂いた現実の霊験
「小機のもののためには(密教を)一字をもとくことなかれ。若し疑心をなさば無間の人とならん。信男信女當この法を学ぶべし。」(一期大要秘密集、興教大師覚鑁上人。機根の劣った人には密教を説いてはならない。その人が疑心をおこせばその人は無間地獄におちるからである。したがって密教は信心深い善男善女にのみ説く必要がある) . . . 本文を読む
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Q,悟ってもない者が他人を救えるか?

2018-02-04 | Q&A
Q,悟ってもない者が他人を救えるか? A,悟ってなくても我が身を忘れて衆生済度の心をおこし、善根を廻向すれば自然と悟りに到り衆生済度できる。 夢中問答集(無窓疎石)より・・・12 問、自身もし出離せずんば他人を度することもあるべからず。しかるを自身をばさしおいて先ず衆生の為に善根を修すること、その理なきにしにあらずや。 答、衆生の生死に沈めることは我が身を執着してこの身のために名利を求めて、種々の . . . 本文を読む
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