民俗断想

民俗学を中心に、学校教育や社会問題について論評します。

テロルの時代

2017-05-25 13:18:25 | 政治

イギリスのマンチェスターのコンサート会場をねらったテロで、多くの若者が犠牲になりました。テロを起こしたのも犠牲になったのも若者というのは、やりきれないことです。これでヨーロッパにおけるテロ対策が、一層厳しさを増すことが考えられます。しかし、力で封じ込めるという方法では、芽を摘むことはできませんから、ますますどこでテロが起きるかわからないという恐ろしい時代を迎えてしまいます。実行犯の青年は、将来に何の希望も感じられず自爆テロ以外に道はないと、突き進んでしまったのでしょう。中東からの難民、移民、イスラム教徒にも描ける将来像がなければいけません。

みながヨーロッパに視線を向けている今だから、注意が緩む南アジア・東南アジアでの事件が心配だと思っていたら、やはりインドネシアで起こってしまいました。イスラム教徒が最も多く暮らすのが、実はインドネシアなのです。そのインドネシアに下の息子が月末から1か月出張することになっています。ラマダンと重なり、治安の危ない時期の出張で心配です。今度のテロ事件を受けて、渡航禁止となってくれればいいと思うのですが、ビジネスは止まってくれませんから、そう簡単には禁止措置はとらないだろうし、安全は自己責任だといわれてしまうのでしょうか。


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