民俗断想

民俗学を中心に、学校教育や社会問題について論評します。

事実は小説よりも奇なり

2017-05-26 09:24:19 | 政治

森友学園の籠池前理事長が国会の証人喚問で、「事実は小説よりも奇なりと申します」といいました。芝居じみた発言を好む人だと思いましたが、あまりこの発言についてマスコミはヒットしませんでした。今、「小さな巨人」というドラマが話題になっています。警察組織の本流から外された個人が、巨大組織にあらがうという物語で、組織の理不尽に対して個人が筋を通すという話は、半沢直樹もそうでしたが人々の琴線に触れ話題を集めます。しかし、所詮はドラマだと思っていましたが、実際の話が高級官僚の間であることが、今回の加計学園の認可もんだいでの文科省事務次官の記者会見でわかりました。小説以上の暗闘が霞が関でなされているのです。事務次官の個人攻撃をする読売新聞は、マスコミの使命をどう考えているのでしょう。政権が次官を記者会見しないように脅すために情報をリークして記事を掲載させたとすれば、というか、そうとしか考えられませんが、次官の腹の据わりように感服するとともに、読売の記者たちの腐敗ぶりは際立っています。

怪文書、文書の存在は確認できない、証人喚問はできない、こんな政権のご都合主義を許してよいのでしょうか。選挙で落とす以外に国民の怒りを向ける場所はないのでしょうか。


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