民俗断想

民俗学を中心に、学校教育や社会問題について論評します。

川島芳子

2013-04-17 10:55:38 | その他

 花見に出かける途中の墓地に、岡正雄の墓があるような話を以前にきいていたので、探してみようと思いたちました。岡正雄は松本市に生まれ、成城の柳田邸で住み込みの書生をし、柳田との間が気まずくなってウィーンに留学し、日本の民族学の草分けとなった人です。日本文化の古層について刺激的な説を唱えた学者ですが、戦時中は満州で怪しい動きをしたりしています。探してはみたものの、墓域がかなり広く、端から全部確認したらすごく時間がかかりそうでした。それで、あきらめようかと思ったら別の墓をみつけてしまいました。男装の麗人とかいわれた川島芳子の墓です。

   

 満州つながりなのですが、岡正雄と川島芳子に接点があったとはだれも書いてないから、ないでしょうね。でも、岡正雄は満州で軍部と結びつき、はっきりしない動きがあるのです。もっとも、国内では自由に研究できない民俗学者・民族学者が、多数満州へ行ってますから、怪しい動きと言ったら皆そうかもしれませんが。


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