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今日聴いた曲

2015-05-14 22:50:09 | 他の音楽
○ドヴォルジャーク 交響曲第1番「ズロニツェの鐘」 チチョン/ザールブリュッケン=カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル 2014年2月4~6日
○ドヴォルジャーク 狂詩曲イ短調 チチョン/ザールブリュッケン=カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル 2014年4月17、18日

カール・マーク・チチョンは、1971年ロンドン生まれの指揮者で、若手の有望指揮者として注目されているそうです。
その彼が、ドヴォルジャークの交響曲全集を録音するということで、最初に出たのがこの1番。
これまで、多くの指揮者が交響曲全集を録音していますが、第1番は、一番最後(とうとうマーカルは録音しなかった)というのが多かったのに対して、最初に録音するというのは、なんと果敢なことか。

その第1番。危ないところがなく常に安定し、とてもよく交通整理された演奏と思います。特に2楽章は、とても洗練されすっきりした感じを受けます。また、ティンパニがとても効果的に強調されているところがあります。1楽章の最後のところで何打かくっくり打っています。これはコシュラーもやっていました。3楽章スケルツォの途中(153~154小節)で、音を強めにくっきりさせています。(下野さんの演奏もそのように演奏していました。)そして、終楽章の締め。もう素晴らしいです。
一方、交通整理しすぎて、もう少し際立たせてほしいところも、何か所がありますが、全体としては、よくまとまった素晴らしい演奏と思います。
狂詩曲は、3楽章のコーダの動機が使われていて、長い間の紛失後に発見された第1交響曲が、確かにドヴォルジャークの作曲であることを示しています。
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