フリッチャイDG録音全集第1集〔管弦楽曲編〕が、音楽評論家藤野峻介氏によって紹介されています。
その中で、1961年12月、フリッチャイが客演したロンドン・フィルでヴァイオリン奏者をしていたピーター・プール氏が英グラモフォン誌に寄せた回想が紹介されています。
氏は、モントゥー、ミュンシュ、クレツキの棒のもとでも弾いていたという藤野氏による前置きのあと『フリッチャイは別格。リハーサルでも本番でも、弾いている私は催眠術にかけられたようだった。あれほどの強烈さ、色彩と完璧なバランスの演奏を経験したことがない』と。
あらためてフリッチャイの偉大さと、その早すぎる死によって世界が失ったものの大きさを実感させられました。
1961年12月、ロンドン・フィルに客演した際のプログラム
12月5日 ロンドン フェスティバルホール
バルトーク 二つの肖像
バルトーク ピアノ協奏曲第2番(Pf:アンダ)
バルトーク 管弦楽のための協奏曲
12月6日 ロンドン フェスティバルホール
コダーイ 交響曲(ロンドン初演)
メンデルスゾー ヴァイオリン協奏曲(Vn:シュナイダーハン)
ベートーヴェン 交響曲第7番
これが最後の指揮となった。
その中で、1961年12月、フリッチャイが客演したロンドン・フィルでヴァイオリン奏者をしていたピーター・プール氏が英グラモフォン誌に寄せた回想が紹介されています。
氏は、モントゥー、ミュンシュ、クレツキの棒のもとでも弾いていたという藤野氏による前置きのあと『フリッチャイは別格。リハーサルでも本番でも、弾いている私は催眠術にかけられたようだった。あれほどの強烈さ、色彩と完璧なバランスの演奏を経験したことがない』と。
あらためてフリッチャイの偉大さと、その早すぎる死によって世界が失ったものの大きさを実感させられました。
1961年12月、ロンドン・フィルに客演した際のプログラム
12月5日 ロンドン フェスティバルホール
バルトーク 二つの肖像
バルトーク ピアノ協奏曲第2番(Pf:アンダ)
バルトーク 管弦楽のための協奏曲
12月6日 ロンドン フェスティバルホール
コダーイ 交響曲(ロンドン初演)
メンデルスゾー ヴァイオリン協奏曲(Vn:シュナイダーハン)
ベートーヴェン 交響曲第7番
これが最後の指揮となった。