○モーツァルト 交響曲第25番
○リスト ピアノ協奏曲第1番
○クープラン ティク・トク・ショク(アンコール)
○シューベルト 交響曲第4番「悲劇的」
児玉麻里(Pf)、ユベール・スダーン/群馬交響楽団
今日(というか最近はよく会う)は高校のときの後輩が聴きにきていました。
彼によれば、今日のモーツァルトは、ちょっと疑問符がつくようでした。スダーンのモーツァルトはこうじゃないと。
対して私はというと、明るさ、躍動感はもう一つだったかも知れませんが、安定感ある演奏だったと思います。特に1楽章で弦の合奏で主題が提示された後、オーボエが出てくるところが、静かに寂寥感がただよっていて印象的でした。
リストの曲は、あまり好きではないのです。なんといってもあの出だし、グロテスクというか。かと思えば、ピアノのとても美しい旋律が出てきたりして、まるで「美女と野獣」。3楽章の出だし、トライアングルが出てくるところ、私は「ドン・カルロ」の1幕2場の出だしにイメージが似ていると思うのですが。
児玉さんは、最初は?と思うところもありましたが、どんどん乗ってきて迫力ある堂々たる演奏だったと思います。
シューベルトの曲は、滅多に聴かない(2年前に定期でやっていますが、記憶がほとんどない)曲ですが、感じたことは楽想があれっと思うくらい変わるところがある曲だなぁということです。特に1楽章のコーダ、気分が変わり過ぎと思いました。
(前橋市民文化会館)
写真は、前橋に行く前、チケットを購入するため、群馬音楽センターに寄ったのですが、その帰りに群馬シンフォニーホールの前で撮りました。小さな薔薇がたくさん咲いていました。