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ノイマンのマルティヌー/交響曲第3番&第6番

2011-01-19 13:19:57 | 交響曲

 昨日に続き今日はマルティヌーの交響曲作品について筆者の好きな「第3番」と「第6番」を取り上げてみたい。因みにマルティヌーの全6曲の交響曲のうち「第1番」から「第5番」までは「アメリカ時代」に作曲されたものである。今回のテーマ「第3番」と最後の「第6番」はボストン交響楽団と関係が深い。前者は指揮者セルゲイ・クーセヴィツキー/ボストン交響楽団との活働「20周年」を記念する作品で1944年に完成、後者の「第6番(交響的幻想曲)」はボストン交響楽団創立75周年を記念して作曲され彼の最高傑作とも言われた作品で作曲は1951年アメリカ滞在時代に開始されたが滞在中には完成されずヨーロッパに戻り1953年に書き終えている。作品は当時の首席指揮者シャルル・ミュンシュに献呈され1955年にミュンシュの指揮で初演されている。
 チェコの名匠ヴァーツラフ・ノイマン(1920~1995)はマルティヌーの交響曲全集録音をチェコ・フィル首席指揮者時代に同楽団と共に1970年代に完成しておりとりわけこの「第3番」と「第6番」は1980年代に再録音も果たしている。(写真/「ノイマン名盤選」として再CD化/1982年/84年再録音盤)この再録音盤も旧盤と共にコクのあるマルティヌーが聴ける。