私のレコード・ライブラリーから

私のレコード/CDコレクション紹介

レア盤!C.クラウス、「1954年ウィーン・フィル/ニューイヤー・コンサート」ライヴ盤

2011-01-01 18:26:36 | 管弦楽曲
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 2011年が幕を開けた。今年は果たしてどんな年になるのだろうか? 先が読めない不安感もあるが何はともあれ間もなく始まる新年恒例のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートの生中継を楽しみたいと思う。今年の指揮者はニューイヤー・コンサート初登場のフランツ・ウェルザー・メストがどのようなニューイヤー・コンサートを展開していくかも興味深い。
 さて今年最初の私のライブラリーの紹介も「ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサート」ライヴ盤から珍盤をひとつ紹介してみたい。写真のLP(2枚組み)は何年になるかその昔に求めたものだがこの「ニューイヤー・コンサート」の創始者でもあるクレメンス・クラウスが1954年に振ったニューイヤー・コンサート・ライヴ盤である。レコード・レーベルは「Musenkranz(ミューゼンクラツ)」となっているが筆者もこのレーベルの詳細についてはよくわからない。ジャケットはドイツ語のタイトルだけのシンプルなものになっている。音源は女性アナウンサーのドイツ語による作品紹介も収録されているのでおそらく現地のラジオ放送(モノラル・エア・チェック?)からのレコード化と思われる。1954年と言えばクラウスが最後に振った「ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサート」でもありその意味においても貴重なライヴ音源と言えるのではないかと思う。音質もこの時代からしてみればまずまずと言ったところか・・・
 最後に解説書も添付されてないので詳細なことは不明だが筆者が思うに非正規盤(プライヴェート盤)の類と推測するがこのレーベル「MusenKranz」について何か情報をご存知の方がおられればぜひコメントをお願いできれば幸いです。(写真/MusenKranz-GMV8/9)