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ヒュー・ウルフ/hr交響楽団の「ベートーヴェン交響曲第7番・第8番」

2011-01-11 19:51:56 | 交響曲

 本日紹介する写真のCDは筆者が今一番熱を上げている指揮者ヒュー・ウルフ(Hugh Wolff)/「hr交響楽団」によるベートーヴェンの交響曲第7番・第8番である。「hr交響楽団(旧フランクフルト放送交響楽団)につては過去にも紹介ずみなので詳細は詳細は省かせていただく。指揮者のヒュー・ウルフは1953年パリ生まれの米国籍のこれからのさらなる活躍が期待できる現在注目の指揮者で国内でも昨年は「新日本フィル」等に客演しファンも多い。このCD録音は彼がこの「hr交響楽団」の首席指揮者を務めていた2002年「第5番」・「第6番」の録音についで2005年、フランクフルトの「ヘッセン放送協会大ホール」で収録されたものである。
 CDジャケットに掲載された指揮者自身の解説によれば弦楽器配置を第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン各14をステージ左右の対向配置としヴィオラ10、チェロ8、コントラバス6の合計52名に木管、金管、打楽器群が加わり「ステレオ効果」をあげまた使用楽譜は「新ベーレンライター版」に基づいて弦のヴィヴラートを控えめにとどめたとのことである。確かにこの演奏を耳にすると違和感のない彼のエネルギッシュなナチュラルなベートーヴェンが楽しめる。またこの録音が行われた「ヘッセン放送局大ホール(hr-Sendesaal)」は以前この楽団の定期公演会場(現在はアルテ・オパー)に使用されていた音響良好のホールで筆者も1970年代にこの会場での演奏を生で接したこともある。(写真/hr-musik.de/hrmk-034-06)