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カラヤン/ベルリン・フィルーチャイコフスキー交響曲第4番、最初のステレオ盤

2010-01-29 00:54:28 | ヘルベルト・フォン・カラヤン
 カラヤンはチャイコフスキーの後期交響曲を好んでコンサートのプログラムでよく取り上げレコーディングも数多く行った。以前にも第6番「悲愴」の録音歴等を紹介したが今日は第4番ヘ短調作品36にスポットを当ててみたいと思う。写真のLPは筆者が学生時代に最初に購入したベルリン・フィルとの最初のステレオ録音(米エンジェルS35685/1960年録音)の思い出の1枚である。米エンジェルの初期盤でジャケット・デザインもなかなか渋く気に入っている。因みに彼はこれ以前1953年にフィルハーモニア管弦楽団とモノラル録音、ベルリン・フィルとはその後1966年(DG)、1971年(EMI)、1975年(DG)さらにウィーン・フィルと1984年ステレオ・デジタル録音(DG)を行った。通算6回のレコーディングは第6番「悲愴」の7回(N響との1954年ライヴを除く)に次ぐものである。
 筆者個人的にはこの1960年のベルリン・フィルとのステレオ盤がベルリン・フィルの重厚なサウンドと迫力ある力強い演奏が充分に味わえ好きである。1973年10月の来日公演の演奏を彷彿させる。特に第1楽章とフィナーレ第4楽章の演奏はベストと言ってもいいかも知れない。