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「仏EMIパテ・マルコニ」オリジナル編集ー”カラヤン、ウィーンの舞踏会”

2010-01-05 01:58:50 | ヘルベルト・フォン・カラヤン
 今日は「フランスEMIパテ・マルコニ(Paté Marconi)」が1989年にオリジナル編集した「カラヤン、ウィーンの舞踏会(KARAJAN dirige Un bal A Vienne)」と題する2LPを紹介したいと思う。(写真/EMIPaté Marconi7 498921)この2LPはもちろんフランス国内のみでリリースされたもので筆者もたまたま当時フランスのレコード店で手に入れたものである。この当時のヨーロッパはまだまだLP盤が幅をきかせていた。
 内容はカラヤンが過去にEMIに録音したワルツ・ポルカなどの音源からの寄せ集めである。おおむねステレオ音源ではあるが録音年代に幅があるため(1955年~77年)ヨハン・シュトラウスのオペレッタ「こうもり」抜粋(1955年録音/フィルハーモニア管弦楽団)など一部モノラル音源も含まれている。しかし音質はデジタル・メタル・マスターからのプレスということでよりクリアーなサウンドになっている。レコード盤に印刷された「LA VOIX DE SON MAITRE(HIS MASTER'S VOICEの仏語)」がなつかしさを感じさせる。またワインベルガー(Weinberger/1896~1967)の歌劇「バグパイプ吹きのシュワンダー」からの「ポルカ」はステレオではこのLPに収録されているフィルハーモニア管弦楽団との1960年録音のものが唯一である。(モノラルは同楽団と1954年録音がある)カラヤンが指揮するワルツやポルカ、オペレッタの序曲などが2LPにたっぷりと収録された楽しいレコードだった。