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北海道に2600万kW分もの膨大なエネルギー資源、風力発電の潜在力 − 道北から送電線整備等の要望も

2012-02-23 | いとすぎの見るこの社会−地球環境を考える
ソフトバンクが予想通りメガソーラーに見切りをつけ、
より費用対効果の高い風力発電に目を向け始めたようだ。
経済合理性から考えて当然で、好ましい話である。

日本では北海道と東北に風力の膨大な開発余地があることが分かっている。
風力発電所なら地熱や大型火力より施工期間も短くて済む。
太陽電池のスピードには敵わないがボリュームやコストは風力が勝る。

風力発電機を増やせば電力供給が安定化するのは欧州の経験で分かっている。
首都圏の電力不足は理論的には風力だけで充分に解決可能である。
原子力ムラの必死の抵抗があるとは言え、政策のスピードが遅すぎる。

昨年の段階で環境庁が全国を調査して風況と施工期間予測に基づき
優先地域のピックアップとゾーニングを行っておくべきだった。
環境庁の動きが遅いので自治体が突き上げても良かったのだが。


当ウェブログは「2011年は日本の風力発電の本格普及が始まる」と
予言したが、ほぼ想定通りの展開となりつつあると見て良かろう。

国内で風力発電が拡大すれば、部品の製造工場だけでなく
風車が建設される地域経済にも多大な恩恵が及ぶ。

我が国の重電メーカーも次々と「風力シフト」している。
GEやヴェスタスだけに稼がせる訳にいかないので当然である。


▽ コスト面で最も有望な再生可能エネルギーは、風力発電

『原発がなくても電力は足りる!』(飯田哲也/大島堅一/河野太郎)


▽ 電事連と経団連の強い抵抗が風力発電の拡大を妨害してきた

『エコ・ウオーズ 低炭素社会への挑戦』(朝日新聞特別取材班)



大打撃を受けても執拗に利権に固執する原子力ムラだが、
地方から次々と反乱が起きており、もう勝負は決している。

  ↓

地方から「原発の時代は終わった」の声 − 和歌山県日高町・秋田県由利本荘市など続々と風力発電新設へ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/3b9c53092136c28fb4bea93539e5ce5a


風力発電:拡大へ国支援を 北海道の市町村など要望(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/science/news/20120220k0000m040082000c.html
”北海道北部での大規模風力発電施設の建設を目指す大手情報通信会社「ソフトバンク」(東京都)と地元11市町村の研究会は19日、風力発電を拡大するため、送電線の整備や規制緩和などを求める要望書をまとめ、政府に提出した。
 研究会によると、道北地方には現在、約17万キロワットの風力発電施設があり、道内の5割近くを占める。潜在力は国内の約17%にあたる約2600万キロワットとされるが、道北地方の送電線の容量が小さいことなどから拡大が困難となっている。
 要望書は「自治体や電力事業者だけでは解決ができない」として、(1)道北地方を重要電源開発地区と位置づけ、積極的に送電線を整備する(2)農地や国有林に立地する際に支障となる農地法や森林法などにある規制の緩和(3)事業が継続できる買い取り価格と買い取り期間の設定−−を政府に求めている。
 19日、北海道稚内市であった会合で、研究会代表の森利男・苫前町長らが要望書を本多平直首相補佐官に手渡した。本多氏は「官邸で要望書に目を通すより、現地に来ることは意義深かった。要望は持ち帰ってしっかり総理に伝えたい」と語った。森苫前町長は「国の対応に期待したい」と述べた。
 研究会は昨年12月に発足。2回目となる19日の会合には11市町村とソフトバンク、道などの関係者約40人が出席した。〔以下略〕【金子栄次】”

これ自体は悪い話ではないが、素朴な疑問として
既に送電網の整備が終わっている下北半島(風が強いので有名)や
より首都圏に近い秋田県沿岸部を優先した方が賢明なのではないか。

首都圏の電力事情が好転すれば東電管内から中部や北陸へ送電でき、
関西にも融通可能で電力不足も相当程度緩和される。


日本の風力発電新設が低迷 11年、世界の0.4%(共同通信)
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012022001001144.html
”昨年1年間に日本で新たに建設された風力発電の容量は17万キロワット弱で、世界全体の0.4%にすぎなかったことが、業界団体でつくる「世界風力エネルギー協会(GWEC)」の調査で20日、分かった。トップの中国は日本の100倍超の1800万キロワットと大きく伸びた。世界的に再生可能エネルギー期待が高まっているが、日本では風力発電事業者からの固定価格買い取り制度の詳細が決まっていないのが低迷の背景。”

日本が原発利権勢力の抵抗を受けて愚図愚図している内に、
世界の風力発電はこれ程迄に大きく伸びている。
これはエネルギー価格高騰への必須の対策であり、
日本はまだまだ危機感と先見力が足りな過ぎる。
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ソフトバンク 原子力ムラ 再生可能エネルギー 北海道の市町村 風力エネルギー 固定価格買い取り制度 由利本荘市 首相補佐官 ゾーニング 費用対効果
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